Voialy【vol.33】VUCA時代にはオーナーシップも重要
voice + diary = voialy
その日あった出来事や気付きを声の日記「voialy」としてお届けします。
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私が入っている澤円さんのオンラインサロンでは
メンバーが自発的に企画した「オンラインスナック」というものを毎週やっておりまして。
場所はzoomで、時間ができたらフラっと入って、そこにいるマスター(企画された方)やその場に居るお客さん(サロンメンバー)とまったり会話するというもので、愚痴だったり悩みだったり、今日こんなことあったんですよ みたいな話だったり。。。リアルなスナックと同じような場所なんですが、そこでの話をひとつ取り上げさせて頂こうかなと思います。
中間管理職としての上司へのアプローチに対する悩み
お客さん(サロンメンバーの方)が以下のような相談されていたのですが、
現在、上司(仮に”部長さん”としましょう)と更にその上の上司(仮に”本部長”さんとします)の折り合いが悪く、コミュニケーションが円滑にとれていない状況であるため、自チームに必要な情報がきちんと降りてこず、業務に支障が出るなどチームの雰囲気も悪くなってきている。
よくマネジメントの書籍などでは、マネージャーとして部下に対してのコミュニケーションだったり、チームマネジメントについては書かれていて参考になるのだが、いわば「中間管理職」として上司(ここでは”部長さん”)に対してコミュニケーションの改善を促すにはどうしたらよいか、打ち手の参考になる情報が無く困っている。
ということだったんですね。
確かに、世の中のマネジメントに関する情報の多くが、マネージャーとしてメンバーに対してどうマネジメントするのかという視点が多くて、対上司とのコミュニケーションについて書かれている書籍ってなかなか無いですよね。
皆さんだったらどう行動しますでしょうか。
部長さんや本部長さんの性格や、状況を詳細に理解した訳ではないですが、仮に自分がその立場に立った場合、自分ならどうするかな?どう行動するかな?と考えたてみました。
まずは自分自身がオーナーシップを持つ
私の場合、まず本部長さんと部長さん、そして自分の3者でのミーティングの場をセットして、今チームの状況を説明したうえで、自分がファシリテーターとなって改善策を検討すると思います。
ここで一番大事なのが自分自身が「オーナーシップ」を持つということだと思っていまして、まぁ「当事者意識」を持つなんて言ったりもしますが、現状、業務に支障をきたしていて、チームの雰囲気が悪くなっているということなので、自分自身がオーナーシップを持ってこの問題を解決する為に積極的に動くことが大事だと思うんですよね。
部長に対して「ちゃんと本部長とコミュニケーション取ってください」と解決を委ねて終わりではなく、自らの行動で「解決させる」くらいの意気込みで考えたり、動くことが大事かなと。
そして、直接本部長さんのところに行って2者で解決策を検討することもできるとは思うのですが、それだと部長さんの立場やメンツも潰してしまうわけですし、やっぱり、本部長さんにしても、部長さんにしても、それぞれの立場での「役割」だったり「責任」だったり「ゴール」という正に「オーナーシップ」を改めて認識してもらう為にも3者でミーティングをセットして、その中でゴールに向けて進めるためにはどうしたらよいかを検討する。
その結果、コミュニケーションパスとしては本部長さんから直接自分たちに落としてもらったほうが良いね、となればそのように仕組みを変えるとか。
そういう形で動くのが良いのかなと思いました。
VUCA時代にはオーナーシップも重要
まぁ実際の現場ではそんな綺麗にうまくいくことばかりではないと思いますが、まず大事なのは自分自身が「オーナーシップ」を持って解決の糸口を探ることだと思います。
よくオーナーシップを育むためには、エンパワーメント、つまりある程度メンバーに権限委譲をしていくことが大切だ。
なんて言われますが、今回のようにまずは自分自身がオーナーシップを持って動いて、結果、後から必要な権限を付けてもらうというのもアリなのかなと思います。
先日の投稿でVUCA時代は「正解のない」時代だと書きましたが
「正解」を作り出していく上ではこの「オーナーシップ」というのも非常に重要だと思うので、まず周りの環境がどうであれ、自分自身がこの「オーナーシップ」を持つよう意識することも大切ではないでしょうか。
それではまた。