人は何故、格ゲーでパナすのか?
大体は追い詰められて。
あとはギャンブル的に伸るか反るか。
何かが起これ、言わばパルプンテみたく
一縷の望みを託して人はパナします。
パナす時って言うのは、
相手が何か技を振ってきそうだから
パナしてみるっていうのが一応基本(?)です。
例えば相手が飛ぶだろうと見越しての対空技ブッパ。
そろそろ相手が飛ぶかもと思い、
それでもリスク軽減なのか
弱昇龍を謎に出すみたいなアレと、
とにかく当たってくれという一点張りな
OD(EX)な昇龍系の技
よくありがちなのは起き攻め時や逆択時。
例えばリュウの大ゴスなどをガードした時に
+Fを良いことに割と暴れる人は多いです。
その時に無敵技をパナせるのかどうか。
相手or自分がダウンした時に重ねに対しても
暴れるかどうかなどですね。
まぁ単純に無敵技や
SA、CAなどをパナせるのか?
ってことなんですが、
それでもパナしの成功率を若干ですが上げる方法も一応あります。
最初のうちは考えても考えなくても
なかなか読みが外れてパナしても自爆します。
ですが対戦数を重ねると相手の思考や動きを
よく観察するようになってきます。
この人はこの割合で暴れるなというポイントが
次第に見えてくるからです。
『頭文字D』11巻で、高橋涼介と須藤京一が戦った時に
「右コーナーがヘタクソってことさ!!」でぶち抜いて
涼介が勝った後のコマです。
当たるブッパは良いブッパって実際はこれなんですよね。
別の言い方をすると宝くじは買わない限り絶対に当たりはしないみたいに
まずはパナさない事には始まりません。
いやそれだけかい! と言われそうだけど、
知ってると知ってないでは割と差があります。
例えばこのキャラはこういうシチュエーション時は
この技を重ねてくる事が多いみたいなセットプレイがある場合は
敢えて技をパナしておくと相手がある程度警戒します。
勿論成功すれば良いに越したことはありませんが
失敗しても体力を失っても警戒はしてくれますので
この後に相手の行動が慎重になってきたのなら
それはダメージも必要経費となって活きます。
パナしは、当てる事も大事ですが
相手への牽制力を上げるためにも
敢えてパナすんです。
言わば肉を切らせて骨を断つ戦法とも。
パナして失敗してもそれすらも戦いに利用する。
おじとかはその辺りを熟知しているから平気でパナしてきます。
しかも2~3回見せて次はパナさないという印象付けも意図的してきます。
コイツはパナすヤツと思わせながら、いきなり動きを変えてくるので
老獪さがより増してきます。
ですが、ここまで書いて敢えていいますが
こういった心理を理解した上で
パナさない選択肢を取ることが
出来る様になったら一人前です。
結局パナしって荒らしなんですよね。
大会ムーヴではかなり刺さることもありますが、
ランクマでパナしても割とガードかパリィされて終わります。
でもパナしまくる事でしか摂取できない
栄養があると言えばありますよということで
敢えてパナしについて書いてみました。