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新型コロナ・ワクチン関係

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新型コロナのこと、ワクチンのことなど雑多。
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記事一覧

厚労省は、どの程度ファイザーワクチンの有効性を提示しているか

情報を確認する時、時には何が書かれていないかを意識することも大切です。今回は、初めてのトライアルとして、ファイザーワクチンに関する厚労省のページに何が書いてあるか(書いていないか)を整理してみました。 たったこれだけしか情報がない、ということを実感できました。 場所はこちら。「ファイザー社の新型コロナワクチンについて」というページです。このページは時々書き換えられていますので、ページをpdfにしました。 ファイルはこちら。 ざっくり、今回何をしたのかを説明すると、ワクチン

空港検疫:より精度が高い検査へ

意外に重要! これまでの空港検疫を、抗原定量検査やPCRに切り替えるというニュースがNHKから出ました。実際には中国からの入国者だけでなく、香港・マカオからの入国者も検疫対象にする、と言う文脈のニュースなのですが、その陰に隠れている主張は、   ・抗原定性検査キットは精度が低い   ・抗原定量検査は精度が高い   ・PCR検査は精度が高い ということです。ここでいう抗原定性検査キットは、市中で販売されている簡易キット。いつも精度(感度も特異度が低い)が悪い、と言っていたのがこ

そろそろ抗原検査キットをやめよう:郵送で検体を送るPCR検査キットへ

感染していないことを確認するため、これまでに何度か自治体が用意した無料PCR検査を活用しました。最近は、有料ですが検体を郵送で送ると検査してくれるキットを購入して使っています。今回は、木下の郵送キットを使ってみた感想などを紹介します。 郵送PCRキットの検査の流れ: キットを購入しておきます。採取日や住所、キットの番号、メールアドレスなどをネットで登録。購入したキットの所定の入れ物に唾液を入れ、不活化液を混ぜ、封をして郵送。ほぼ2日以内にメールが届き、陽性・陰性を確認できる

中国からの水際対策で、抗原検査? なぜ感度も特異度もPCR検査よりも低い抗原検査なんだ? PCR検査には時間がかかると言われていたが、今は1時間もあればできる(装置はコンテナサイズではなく、卓上サイズ)。入国時にはいろいろ手続きがあるのだから、フローを考えれば全然問題ないはず。

コロナ重症化率、インフル並みか

いよいよ、「コロナ重症化率、インフル並み 厚労省が分類見直し議論」となったようです。もうすぐ3年にもなる、そろそろ何とかならないかという期待から、コロナはインフル並みだと思いたい人も多いでしょう。しかし情報を正確に読み解くためには、自分が期待から情報を取捨選択していないかを常に意識することが重要です。その上で、データを元に客観的理解しようと努めること。この視点から、今回はコロナはインフル並みかを考えることにしました。 初めに、もう1つ、私の立場を明確にしておきます。怖いと確

「マスクに意味がない」という主張の意味がわからない

日本人世界一マスクを着用しているのに感染者数がすごい、だからマスクは意味がない、と主張する人がいます。「世界一マスクを着用しているのに、陽性者数は世界最悪」。 いろいろな人が違うよ、と言っています。マスクを外している時に感染している、自然免疫を持っている人が少ない、日本だけが多いわけではない、などの説明が試みられています。実際、いろいろな仮説はあります。しかし真の理由はまだ解明されていません。少なくとも万人が認める詳細は、まだわかっていません。 しかしその前に、この主張は何

60代男性すっかり落ち込んで入院した人とその家族が、病歴などのヒアリングを受けていた。急に筋肉に力が入らなくなった、Caが抜けてしまった、しかしその原因は不明。そういえばワクチン5回目接種した頃から急にと。ヒアリング中の看護師は、ワクチンは関係ないと思うと一生懸命繰り返していた。

データに何を含めるかという視点

データ(数値)を見る時、その値を見る前に絶対に注目すべきこと。それは定義を知ること。何をその数字に含めるか、含めないか。これによって、極端に言えば結果はいかようにも変わります。受け取る側はこれを意識しておくことが重要ですね。今日は1つ面白い記事を見つけたので紹介します。 要するに、企業の平均給与を計算する時、誰を入れるか。きちんと定義がないから、企業が見せたいように数字を操作できる、という話です。 実は定義を変えることの問題は他にもあります。比較的最近起きたことで、悪質で

データを大切にすることがなぜ大事なのか

データを大切にすることは、事実を事実として把握すること。事実が捻じ曲げられなければ、その事実に基づいて判断できるようになるはず。だからデータを大切にしよう。 このnoteを始めるにあたり、これこそが考える根本的立ち位置であり、中心に据えるべきポイントだと考えました。 これを選んだ背景には、これまで多くの問題を見てきたからです。でもその全てにおいて政治的意図が見える、統計データの重要性を理解できない人たちの無理じいが捏造などが原因だ、と考えてきました。 しかしだからこそ今回

主に世界の累計感染者数について:2022/11

久しぶりに新型コロナ関係の世界のデータを眺めています。今は日本以外の国々でどんな様子なのかを確認してみました。今回は主に累計のグラフを確認しています。 感染状況: 2020年末、2021年末、最新の累計感染者数(世界地図)と累計の感染者数グラフです。ざっと見、2020年はヨーロッパ、南北アメリカ、そして南アフリカに多かった感染が、2022年はアジア東部とオセアニアが急増したことがわかります。イスラエルは、今年初めの感染はあまり日本で報道されることはなかったのですが、相当す

月別死亡者数の分析

速報値として公開された今年8月の死亡者数が異様に多いという話題がありました。下記のようなグラフを見た方も多いのではないでしょうか。 ソースはこちら。 確かに昨年までと比べて今年2,3,8月はかなり多くなっているように見えます。今回はすぐに見つけることができた平成18年(2004年)以降の月別死亡者数(速報値)を元に、今年の異常さビジュアル化するとともに、数値でも確認してみることにします。(データの提示のみで、原因には踏み込みません) 平成18年以降のグラフはこちら。

Covid-19って?

改めてCovid-19 ってどんな感染症なんだろうか。一人ひとりは何ができるのだろうか。 感染は広がらないようにすべきだ。 こう思っている。しかし政府の対策に関する考えは真逆に見える。その理由を考えると、結局はCovid-19とは何かという認識が異なっているようにしか思えない。それで自分が思うCovid-19はどんなものかを一旦整理してみた。 一人ひとりでできることは、できるだけ感染しないこと、人に感染させないことだと思っている。(個人としての、そして今の理解) でき

インフルエンザワクチン接種で感染リスクが下がる! https://note.com/immunology/n/n697e13214102 コロナワクチンは重症化リスクを下げると言うが、インフルエンザワクチンは感染そのもののリスクを下げるらしい。副反応の頻度がずっと低いインフルワクチンの方が、コロナ対策としては良いのでは?

感染状況・実行再生産数の県別比較(2022/10/16)

第8波が始まりつつあるのではないのか。そんな懸念を耳にするようになりました。そこで久しぶりに県別データを確認してみることにしました。いつものとおり、元は東洋経済の情報ですが、検査数の情報が消えていました。このため今回は、陽性者数の推移のみをグラフ化しています。 実行再生産数は、山梨(1.06)、北海道(1.04)、福島、山形など、全部で10道県ですでに1を超えました。1.00以下の都府県でも、10月第1週から増加に転じています。 全数把握をやめたことで、データがかなり乱れ