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「ともに生きる」障がい者の方の就労支援について議会で質問しました。

 12月12日月曜日、ふじみ野市議会で、障がい者の就労支援について質問しました。
 「ともに生きる」。いたましい津久井やまゆり園事件を経て、神奈川県と神奈川県議会は、平成28年、「ともに生きるかながわ憲章」を策定しました。この憲章には、「私たちは、障がい者の社会への参加を妨げるあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除します」との一文があります。この文にあるとおり、障がいをお持ちの方の社会への参加には、就労を希望する方へのあらゆる壁、いかなる偏見や差別も排除し、その支援を、障がいをもたない人々が絶え間なく行っていくことが必要です。
 障がい者の就労は、社会参加の視点のみならず、経済生活の上でも重要な課題といえます。本市の第6期障がい福祉計画(3~5年度)では、令和5年度の就労移行者数の目標を令和元年の1.3倍の13人としていますが、第5期障がい福祉計画(30~2年度)では、令和2年度の目標は20人でした。目標が低下したようにも受け取れます。

(質問1)そこで、障がい者の就労移行における課題についての認識と取組を、市役所に質問しました。
 
 市の回答は要旨以下のとおりです。
○ 就労系障害者福祉サービス(就労移行支援、就労継続支援A型とB
型、就労定着支援)の利用者数(4年10月末)は、4年度の利用見込み者数を上回っています。
○ しかし、障がい者が企業に就職するには、受入側の障がい者に対する理解が不足している場合があることや、環境整備が十分でない場合があるなどの課題があります。
○ 障がい者総合相談支援センター「りあん」に就労支援員を配置して、就労に関する一般的な相談を受け、雇用先企業の訪問や連絡調整を行っています。

これを受けて、私からは、以下の意見を述べました。
障がい者の就労については、職場定着への関係者の方のご尽力に敬意を表します。就労の増加につきましては、これは、鎌倉市の同市内における調査の事例ですが、障害者の就労のためには、どのようなことが必要だと思うかの問いに対して、「職場の障害者理解」( 46.5%)、「職場の上司や同僚に障害の理解があること」(46.0%)、「短時間勤務や勤務日数等の配慮」(40.9%)が上げられています。本市においても、ある程度同じような状況にあるかとは推察します。事業者の理解促進、就労の働きかけなど、ぜひ引き続きのお取組をお願いします。
(鎌倉市では、市職員が事業者への障がい者就労の打診なども行っていると聞きます。こういった取組も必要と考えています)。

(質問2)  障がい者の方が製造した食品、とくにパンやお弁当などは、毎日の需要があるもので、販売による活動の拡充、収入増加、購入者との交流といったプラスの面が考えられます。現在、市役所でも、週に一日、お昼の時間に障がい者の方がつくられたパンが販売されています。練馬区などでは、障がい者の方がつくられた食品の区役所での販売スケジュールカレンダーの掲示、インターネット上でこうした食品などの販売のポータルサイトの導入など、を行っています。
こうした取り組みは見習うべき点があるかと思いますが、食品などの販売事業に対する支援策について、市に質問しました。

市の回答は要旨以下のとおりです。
○ 12月3日にイオンタウンふじみ野で開催した障害者週間推進事業「第27回ふれあい広場」では、障がい者施設が参加して授産製品の販売を行いました。当日は土曜日ということもあり、多くの方に施設や団体の活動について知っていただくとともに、授産製品をお買い求めいただきました。
○ 市では、公共施設の建て替えや新規建設を行う際などに、福祉作業所の販売ブースの新たな設置に向け、施設担当部署と調整を図っています。出店予定日を一覧にして市ホームページ等を通じて周知することを検討しています。

これを受けて、私からは、以下の意見を述べました。
販売支援事業につきましては、イオンタウンでの取組など、私は団体の方から「明日イオンでやるのでよかったら来てください」とお誘いをいただいていました。団体や障がい者の方の活動を知っていただくよい取組であったと考えます。
他方、やはり同じ時間、同じ場所で販売が実現できると、認知度が上がる、親しみがますなど、効果が上がると思いますし、販売にも工夫が出てくることなど、考えられます。今はSNSで一般の市民の方に親しみを持っていただくのも有効と考えます。市ホームページでの販売予定日などの周知はぜひお取組をお願いします。引き続き販売事業への支援をお願いします。

 今年、「障がい者2000人雇用」の目標を掲げている鎌倉市を訪問し、市役所で、施策の概要や庁舎内での障がい者の方の就労状況(数年間の就労訓練)についても学ばさせていただきました。引き続き、障がい者の就労・社会参加を後押ししていきたいと思います。

 質問2は、市民の方からいただいたご意見が基になっています。
みなさまからのご意見、ご要望を市政に活かし、行政が時代とともに、前へ進むことが重要と考えています。
ご意見、ご要望がございましたら、お気軽にお電話くださいませ。
090-53256671 どうぞよろしくお願いいたします。

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