立てこもり事件を教訓に「訪問医療・介護を守る」条例を制定
ふじみ野市議会の3月議会では、最終日の16日、「ふじみ野市地域の医療と介護を守る条例」を採択しました。私は、会派青藍会を代表して賛成討論を行いました。
この条例は、全国ニュースにもなった昨年一月、ふじみ野市内で起きた立てこもり事件を教訓にしたものです。在宅医療を行う医師が、患者の自宅で患者の家族に撃たれ、死亡するという痛ましい事件でした。
この事件をきっかけに、医療・介護の現場での利用者や家族などによる従事者へのハラスメントの実態が改めて明らかになりました。
本条例の制定は、市や関係機関が、地域の医療と介護を守ることを明確にしており、医療・介護従事者のしごとの環境や体制整備に努めることをうたうとともに、事件の再発やハラスメントを防止する効果も期待されます。
なお、3月議会で採択された予算では、診療報酬の対象にならない複数人の訪問介護などの経費について、埼玉県で90%分を補助しているところ、残り10%分を市が補助する措置が盛り込まれました。
医療・介護の現場は、少子高齢化のすうせいの中、人手不足が厳しい状況です。今後も不断に努力して、安心して働ける状況をつくっていく必要があります。
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