1冊の本が生き方を教えてくれた
本を読んでいると、自分の価値観を変える本に出会う事がある。
わたしにとって価値観を変えてくれた本は、
「私の生活改善運動」安達茉莉子
この本は著者の安達さんが実践した生活改善運動について書かれているエッセイ。
この本を紹介しているInstagramに書いてあったこの言葉を読んで、読むことを決めた。
実際読んでみると、安達さんがどのように生活改善運動をして、どのように感じたのかが分かりやすく書かれていた。
影響を受けやすい私はこの本を読んで早速行動を起こした。
まず、家で着用しているネックウォーマーの改善。
今まで着用していたのは、安いからと300円くらいで買ったもの。
まさに「これでいいや。」で選んだものだ。
安達さんは本棚をDIYしたり、服を作ったりして、生活改善運動をしていた。
私は編み物が趣味なので、ネックウォーマーを編んでみよう!と思い立ち、YouTubeで編み方を調べて、編んでみることにした。
まずは毛糸選び。
今まで100円ショップの毛糸を使っていたけど、せっかく生活改善運動をするなら編みたい毛糸で編もうと思い、手芸屋さんへ。
そこで気に入った色と手触りの毛糸を買った。
自分が本気で選んだ毛糸を買っただけで、心がるんるんになって早く編みたくなる。
そして実際に編み進めていくと、自分が選んだお気に入りの毛糸が徐々にネックウォーマーになっていく姿にテンションが上がる。
早く着けたい!と思い、どんどん編み進めた。
そして完成。
着けてみるとあったかくて可愛い。
安達さんもこの本で書いてあったが、自分で生み出したものだから我が子のように可愛く感じる。
とても大切に扱おうと思える。
そして自慢したくなる。
何となく買ったネックウォーマーを着けている時と、気分が全然違う。
なるほど、こうやってお気に入りを増やしていけば毎日るんるんになりそう!
そう気づいた私は少しずつ身の回りのモノを整理し、お気に入りを増やていった。
何かモノを買うときは納得いくまで探し続けるようになった。
必死に探したモノが我が家に来たときは嬉しいし、使うたびに気分が上がった。
こうやって自分の機嫌を取っていくんだな。
「私の生活改善運動」がそう気づかせてくれた。
1冊の本で自分の生き方を見直して、いい方向に動かす事ができる。
だから読書はやめられない。
これからも新しい価値観に出会えることを楽しみに、私は本を読み続ける。