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避難所での認知症の人と家族支援ガイド
震災に見舞われている方には、お見舞い申し上げます。
特に認知症の人が家族におられる方、介護事業所の方は自分も被災者であるにもかかわらず、利用者の支援を全力でされておられる方もおられると思います。
これから、避難所を作られる方々へ、資料として、以下を置かせていただきます。
参考にしていただけましたら幸いです。
徐々に追加していきます。
1月15日9:12追加
認知症の人と家族のための避難所でのかかわりについてGPTs
1月2日19:52追加
避難所での支援について
NHK 認知症のある人とその家族が避難生活を乗り切るための対処法(加藤伸司先生)
被災時に認知症の進行が促進されること、避難生活の負担軽減策、福祉避難所の活用についての要点は以下の通りです。(Chat GPTにて内容要約して、内容のチェックをしております)
被災時の認知症進行
災害時、慣れない環境変化がストレスを引き起こし、認知症の悪化を招く。これを「リロケーションダメージ」と呼ぶ。
東日本大震災での調査では、被災者の中で認知症のある人々がイライラや徘徊、興奮、攻撃的行動、失禁などの症状を示した。
避難所の生活において、特にトイレの利用が難題となり、家族の負担が増大。
避難生活の負担軽減
落ち着ける場所の確保が重要。個室の確保が理想だが、避難所では難しいため、保健師等に相談し、静かな場所やトイレ近くの場所を求める。
顔見知りの近くに避難することで安心感を提供し、症状の抑制が期待できる。
避難所で看護師やホームヘルパーなど専門家の協力を得ることが推奨される。
服薬の確保、特に1週間程度は持っておくこと。
福祉避難所の活用
福祉避難所は特別な配慮を必要とする人向けで、広いスペースや使いやすいトイレ等の配慮がある。
発災後、通常の避難所から状況に応じて福祉避難所へ移動。家族や担当職員による状況の適切な伝達が重要。
福祉避難所では、家族や介助者も同行可能。
その他の対策
慣れ親しんだ毛布や枕、マグカップなどを持参し、身の回り品に名前を記入しておく。
非常時の支援を受けるため、近隣住民に認知症の状況を伝えておくことが有効。
これらの対策は、被災時の認知症悪化を防ぎ、避難生活をサポートするためのものです。
災害時 高齢の方は体と脳の衰えに注意(フレイル予防の運動など)
災害時における高齢者の体と脳の健康リスク、避難所での対策、つながりの維持についての要点は以下の通りです。
災害時の健康リスク
高齢者は災害のショックや不自由な避難生活により、体と心の健康が悪化するリスクが高い。
東日本大震災後、宮城県で要支援・要介護者が3年で約3倍に増加。
長期間の活動不足により筋力低下や歩行困難が発生しやすい。
認知機能の低下も顕著で、気仙沼市の高齢者では発災2年後に32%が認知症疑いとなり、その後も増加傾向。
避難所での対策
運動の重要性: 運動量が減少しがちな避難所生活では、体力維持のために運動が重要。ウォーキングや軽い筋トレなどが推奨される。
役割の持続: 役割を持つことで、人とのつながりが生まれ、認知機能や心の健康が維持される。掃除、食事の準備、傾聴などが役割となり得る。
声を掛け合う: 高齢者の体調変化に気づきにくいため、互いに声を掛け合い、サポートすることが重要。
つながりの維持
震災後3年の調査により、人とのつながりが弱い高齢者はうつ症状が増加することが明らかになった。
災害により失われた地域社会や職場のコミュニティを再構築し、新しいつながりを作る取り組みが重要。
趣味や共同活動(例:畑作業)を通じてのコミュニティ形成が有効。積極的に集まりに参加し、孤立している人には声をかけることが勧められる。
(PDF資料)避難所での認知症の人と家族支援ガイド 認知症介護研究・研修仙台センター
https://www.dcnet.gr.jp/pdf/download/support/research/center3/201/201.pdf