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「100日で描く遠距離介護と仕事の両立」Day 5: ひつじ先生との出会い

Day 5: ひつじ先生との出会い

ひつじ先生は「では、診察室を歩いてください」といった。敏江は、昔よりすり足で小幅になった自分の歩き方に落胆していた。
「先生、私、これからどうなるんでしょうか?」敏江は少し不安げに尋ねた。「敏江さん、心配しすぎる必要はありませんが、認知症の可能性がないか確認しています。しっかりと検査をしましょう」と、ひつじ先生は優しく応じた。洋子は、敏江がこの先生に任せられるかもしれないという安心感を得た。
その後、ひつじ先生は簡単な認知機能検査をはじめた。日付や場所を尋ねられると、敏江は一瞬答えに詰まり、少し焦りを見せた。「あれ?今日は何日だったかしら…?」洋子はその様子を見て、胸の中に不安がさらに広がるのを感じた。(続く)

この物語はフィクションです。





医療・介護の知識: 信頼できる主治医の選び方

  • 主治医との信頼関係
    認知症の治療やケアには、長期的な医療サポートが必要です。主治医との信頼関係が築けると、安心して治療に臨むことができます。患者や家族が何でも相談できる環境が重要です。

  • 主治医を選ぶポイント
    親身になって話を聞いてくれること、専門的な知識を持っていること、患者や家族の意思を尊重してくれることが大切です。また、医師と患者や家族との相性も重要です。
    診断は総合病院で受け、地域の認知症サポート医で経過を見ていくことも多いです。

  • 通院できない時は訪問医も選択
    通院できない場合は、地域の訪問医に相談することもできます。訪問医にも専門がありますので、事前にお問い合わせをしていくつか相談されるとよいかもしれません。

  • 専門職の連携
    主治医だけでなく、看護師やケアマネジャーとの連携も大切です。本人と周囲の人がつながる体制が整っていると、安心して治療を受けることができます。

  • 信頼関係を築くためのコミュニケーション
    医師との診察時間は短いので、前回の受診の時からどのようなことがあったのか、よかったこと、改善したいことなどをメモしておくとよいです。本人ができるのが一番よいですが、できない場合は、家族や訪問看護などで記録することもできます。不眠や気分の変動など1日の中で変化する症状については、24時間シートを付けていただくこともあります。
    治療方針や症状について疑問点があれば積極的に質問しましょう。


信頼できる主治医を見つけよう!安心して相談できる医師が、治療の第一歩につながります。


次回: Day 6 - 長谷川式認知機能検査
いよいよ敏江が認知機能検査を受けます。その結果に洋子は驚くことに…。続きが気になる方は、フォローして次回をお楽しみに!


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