パンドラの街〜side A

※2018年2月shortnoteに記載

少し前に問題というか炎上した元ネタの
「女だけの街」ヲ作ろう
https://togetter.com/li/1191612  

これで女性側の「女だけの街」で世の中にはいろんな考え方の人がいるんだってことのほかに、「大丈夫なのかな?」と単純に思ったことを書きます。  

読んで、うん、両方の意見、わかるけど、、、意識がというか目玉ぶっ飛んだ。
なぜぶっ飛んだかと言うと、最初のツイートと賛同するツイートでギョっとした。
以下引用、  

「女性専用の街」があったら夜の9時でも買い物に行ける。深夜早朝勤務もできる。なにより、ボーッとしながら散歩ができる。気を引き締めなくていいんだ、後ろ気にしなくていいんだよ、足音、自転車の車輪の音、バイクの音に振り返らなくていいんだよ。幸せすぎて涙出るね…。  

…気持ちわからなくもないけれど、それはカルト宗教やカルトな集団やネズミ講やいわゆる詐欺全般に付け込まれやすい人の思考とまんま一緒かそれに近い状態。
カルト宗教や詐欺ってこういう純粋な思いの人がカモになっちゃうの。だから、この考えは余程の信念がないと歪んだ方向に進みかねないよ?って思ったの。  

「皆さーん、こちらの町は綺麗ですよー。問題ありません、一緒に住みましょー」とお誘いが万が一あれば一度立ち止まってほしい。そんな町は目の前の脅威が除かれたとしても別の脅威があるから。  

「安心して住みたい」と思うのは誰もが願うこと。でもその願い口にして近づく人って大半は善意じゃない。  

それでもあのツイッターの言葉はツイート主さんの安心か脅威かの相手が脅威って部分が大きいと感じた。  

それだけ追い込まれているということはわかったけれど、それじゃどこに行ったって同じだと思う。  

過去に友人が言った言葉をここに残します。
例えば善人だけが集まったとしても、そこから強者と弱者の関係や悪意や嫉妬や恨みというものは出て来ますよね。  

↑この言葉は友人が私も含む10数人が大きくなったSNSで交流する趣味のサークル(600人程度)と袂を分かつようになり、その時に言ってた言葉なんです。  

いわゆる「気のいい人達が集まったサークル」だったのですよ。そんな中でも
・弱者と強者
・発言力がある人
・容姿で差別する人
・日和見主義
・事なかれ主義
・誰かのせいにしないと負けと思ってる人
・保身の為に誰かの悪口を吹聴する人
・仲介や相談役がやりたいが為に争いを作る人
・代表は荷が重いのでNo.2ポジションに立ちたい人  

そんな人たちが善人として集まったらどうなるかって?
もうむっちゃカオスw
テラカオスwwwww  

その後、仲良しグループを豪語してた人たちは崩壊しましたとさw
いやー、キツかったキツかった。  

それより前になると私の姉妹が自己啓発セミナーから派生したカルト団体と生活を共にしてたのです。
「綺麗な嘘のない世界で生活する」
折しも20世紀末で「世界が滅亡する時に選ばれた者だけが生き残るんだから、私は選ばれる」
そう言って家を出た姉は2年経たずボロボロになってヘルプ要請してきた。脱会のため裏で動いていた家族とのタイミング合わせて隔離しましたよ。  

なんかね、ブラック企業かって無茶なノルマがありまして、そのノルマ達成しないとご飯ももらえないし休むところもないの。
そんな中で嘘や騙し合いや暴力もあった。
そんなだったから精神状態はもちろん身体も栄養失調で歯が根元からボロボロになるってないよ?その弱った精神状態に更に洗脳されちゃうんだぜ。怖いよねー。
20年以上経ってるけれど未だに後遺症が弱った時に出てくるようで。  

まだ自己啓発セミナーだった頃に無理やりセミナーに参加させられたんだけどさ、何が嫌って一言で臭かったんだ。汚物の匂いがそこかしこでしてた。
掃除したつもりで全く出来てないのね。
カルト集団やあれ?何って思った時にその人たちが発する匂いってめちゃ大切。  

それも「私たちは誠実ですよー」という謳い文句だったかな。中でしていたゲームとかオリエンテーションだかでみんな騙し合いや罵り合いさせてイライラさせたり、過去の嫌なことを告白させられたり、してさ、それ聞いて幹部だか代表だか数人、「かわいそうに」って涙流してた一瞬の誰も見ていなかった時にとても嫌な笑顔をしていた。そんな団体が誠実なわけないじゃん。それと清掃人任せでできていないとキレるんだ。でも平気で道端でツバ吐いたりしてるの。  

本能的というかそれぞれ「あれ?おかしいな」って少しでも思ったら「でも〜…」と迷ってないで離れるのがいい。
綺麗好きって言いつつゴミ臭い人がいたら離れてしまう。
介護での匂いとまた違うんだよ、あれ。  

私の清潔と掃除に対するルーツってそこからきてる。  

女だけの街の肯定派の人の言葉をツイッターのまとめで読んでみたけれど、まんまカルト集団にいた人たちの言葉と似ていて、
それでゾッとしたっていうのが私の中の答え。  

まあ、女だけの街がそんなに酷くはなくても、よほどの自治と自活力ないとできないのは確か。
善人ばかり、良識ある大人でもトラブルはあるわけで、大人になればなるほど、また良識やモラルが備わっているって人ほどトラブルとなると拗れるし論破しようって頭で挑んじゃいけない。  

身近なところで言えば、ご近所トラブルって、みんなそれぞれ善良な一般市民として街で過ごしてるわけでしょ?なのになぜ起こるかっていうとわかるじゃないですか。  

もちろん、よく読めばいろんな事情があるので一概に言えませんが、賛成派も否定派もヒートアップするの危険。超危険。
…ぶっちゃけ、これは私にも言える戒めでもあるんですね。
私自身上記の件で感情的になったらホンマ身を滅ぼしたっちゅーか。  

あと、これは男にも女にも言えることなんですけどね、人間は本能的に「脅威か安心か」という意識で他者を見て要るところがあるの。  

安心できる相手であれば尊敬も愛情も友情も信頼という部分も自ずと築いていけるけれど、見ず知らずの相手に対してはどうしても本能の危機回避の能力が出ちゃうってところかな。  

…最近noteをすぐに書くのでなくゆっくり考えつつ書いているのですが当時ほかのユーザーさんが書かれてて  

【腕力の差と身近の異性が攻撃する人か守ってくれる人なのかで世界は変わる】  

ほんとこれ!
世界が違うって気持ちはしっくりくる。  

私、飲食の仕事もしていたので朝早く夜遅い生活でほぼ余裕なかったんです。私の場合は平気にならざるを得なくて、そんな中で自衛の手段とかを自分でルールを作っていったので今の私があるなあ。
夫とお付き合いする前から男性は
【信頼関係の確立が有か無か】
これは身近な肉親、親や兄弟でも言えることなのではなかろうかと。
解釈は人それぞれですし、判断基準はみんな違うので、あくまでも私の場合ですが、上記が答えかな。  

私が家族の病気で夜中にコンビニに行くって話を友人に話した時に「よくそんな危ない時間に行けるよね」ってなって。  

問題が生じたり炎上というゴタゴタを目の前にすると、どうしても一方が相手に意識の違いを論破してねじ伏せるとかしようとしてて、それも違うよなぁと。
そんな人もいるし、いろいろな考えがあってもお互いを尊重できる社会があって、その意識が浸透して暮らせるのではないだろうか。  

パンドラの匣は最後に希望が残っていたけれど、街や集団生活や社会生活で希望をもたらすのはその人自身の生き方と生活にあるわね、って。  

そして、最後の最後に。
コレ言っちゃいかんだろ、と言いつつも
【女だけの街】という絵に描いた餅の論争に私もまんまと乗っかっちゃった、という訳です。  

#女だけの街  

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