子供の成長は意外と早い
友人と話していて「子供の成長は案外早い」という話になった。
リアルなお一人様生活を満喫していた私が「結婚しよう」と思うきっかけになった友人の子供が生まれた時で、その子らはそれぞれ高校と大学の受験の時期でその大変さを聞いている。
ただ、友人は大変そうだが幸せそうなのだ。見ていて嬉しくなるし羨ましくも思う。
そんな友人からの助言は、子育てに大いに助けられた。その友人が
「長い長いと思ってたけど、思ったよりもあっという間だったわ」と言う。我が家の娘も4月から2年生だ。毎日慌ただしくて、あっという間だ。
娘は周りの子に比べて甘えたさんなところがあり、眠る際に「怖いから一緒に寝て」と言ってきたのが今は自分から眠りに行く。
お手伝いと言っては、卵を割ったり野菜を子供包丁で切ってくれるようになった。
絵本を空で覚えて、物語のセリフは声音を変えるギミックまでつけてきた。
一緒にお風呂に入っていられるのもあと数年か。自転車も20インチを乗るようになった。
私が娘と同じ頃って同じことできなかったな、と友人と話していて、友人とも最近の子供のメンタルは親の想像以上にしなやかで強いことも話していた。
産まれたとき、とてもとても愛しかった。
ちっさくて弱くてホニャホニャと泣くその子を守らなきゃ!と思った。
ただ、乳幼児の時期っていくら夫の協力有りきでも容赦なくワンオペどころか彼女や彼らの後の人生の選択までせにゃならん事態もあるもんだから、精神も肉体も満身創痍な時期がある。
そんな時、ままならない時間に「1人だったら、夫婦だけだったら楽だったのにな」と思わない日がなかった。けれども、鬱陶しさも愛しさも全部ひっくるめて私の中にあるんだよな。
それにしても人体の不思議だ。
娘の身長は130センチ近い。後何年かで私の身長追い抜くんだろう。雨後の筍どころじゃないな。そんなことを考えながら、同時にこれまでの子供の「出来たこと」を考えてみた
母乳(ミルク)を卒業した
言葉を覚えて喋るようになった
1人で立って歩けるようになった
ミルク以外の食べ物を食べるようになった
オムツがパンツになった
スプーンからお箸を使えるようになった
友達ができた
字を書けるようになった
本を読めるようになった
わからない漢字を本で調べるようになった
鉄棒ができた
自転車に乗れた
縄跳びができた
水泳で泳げるようになった
たぶん、これ以外にも娘が経験してできたことはもっとたくさんある。
これまでのことは私か夫がいた時の出来事。
これからは娘自身が1人で出来た経験を積み重ねていく。 宿題も声かけていやいやダラダラしていたものが自分からするようになった。わからないところはちゃんと聞いてくる。
今同級生の子とちょっとしたことがあって親の私がピリピリしてるんだけれど、娘本人が親が気抜けするくらいあっけらかんとしている。
我が子ながらなんかすごいな…と感心してしまう。
そんなすげえを羅列した今朝、久しぶりに寝坊してメソメソしながら準備を手伝い学校に向かった。
こんな時間もあっという間に終わっちゃうんだろうな。
早く終わればいい、と鬱陶しい時間のはずが終わるととても残念だし過去のヤキモキした時間も愛しく感じてしまうから不思議。
後何年だろうか。
イライラモヤモヤすることも楽しめたらいいなと思う。
友人の子たちが成人したら、私の子も成人したら、自分にも家族にも友人達とも労いの祝杯を上げようと計画している。
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