マガジンのカバー画像

世紀末変人伝説

28
これまでに遭遇した人による変わった事象や大変だった事を私の言語と視点で語ってます。 長文多め。 #変人ホイホイ
運営しているクリエイター

#百貨店

仁義なき闘い

私が当時働いていた百貨店の部署(売り場)の隣が家電売り場で、当時は通路に面してブラウン管のテレビが並んでおり、その中にテレビデオというテレビとVHSビデオデッキが一体型になったテレビがあった。

そこに当時は土曜日夕方に宝塚歌劇を中継する番組があり、ブラウン管テレビを占領する「歌劇少女」と呼ばれていた高校生くらいの女の子と、日曜の夕方になると必ず笑点にチャンネルを合わせるおじさんで「前座見習いおじ

もっとみる

いたした探偵

タカ(石橋貴明)さんの番組に工藤静香さんが久しぶりにテレビで出演なさってて。会話の中でタカさんが、「あの頃のファンは静香の髪型やメイク似せてた」という話になって、そうなの?と聞いてきたオトメ(夫)に「そうやね」と答えつつ該当する同僚のことを話した。

当時はバブルがはじけちゃってもまだ余韻が残ってた時代。

私のいる部署に同じ年の後輩が入ってきた。スタイルも良いこの後輩、屋内の施設にもかかわらずい

もっとみる

クリぼっちに死角なし。

【クリぼっち】という言葉が流行りらしい。私はオトメと再会する前から【独り飯・独り酒】をクリスマスだろうが平日だろうが関係なく日々楽しんでいた。そんで、百貨店勤めもある程度の年数が経つと同僚のほとんどが恋人持ちでそこから結婚→出産を経て働き続けるか退職かを迫られる。百貨店は出逢いの場でもあるらしく、まあ割とすぐに帰路に立たされる。日々周囲のゴタゴタを見て【大変だなぁ】と全てが他人事だった。

もっとみる

キャットウーマン

結婚して何かのバラエティ番組で『ドラマでありがちな台詞を言われたことがある人』というアンケートで、【100人に2人が『この、泥棒猫!』と言われたことがある】
という統計にオトメは笑いながら
「そんな奴ぁいないよ〜」
と言ったので
「私は、あるよ」
とHEROの田中要次さんばりのええ声で言った。

オトメはマスオさんのように大げさにえええええっっ?!と言った後に「マジで?!」という反応。そりゃそ

もっとみる

先生と呼ばれる人の話

百貨店で勤めていた頃、文化催事の物販販売の担当をよくしていた。その頃は画家の大家さんや有名イラストレーターさんや漫画家さんに直接ご挨拶したことがある。ミーハーな1人なのでその辺は嬉しかったな。

どの方も個性的でとても素敵な方ばかりでした。私がファンでとても感動した方はファンタジックな絵柄のAさんと一コマ一コマが一枚の絵のようで彼が描く男性キャラクターそのものだったWさん、そしてシルクロードを

もっとみる

美術催事のアサシン

引き続き #かっこいい台詞を考える
ですが、思い出せば思い出すほど #衝撃的な台詞 しか出てこない。

百貨店に勤めていた頃、毎年年末年始はクリスマス年末〜年明けの福袋の他に美術催事がある。

この時期は来期入社するデパガの卵さんと販売バイトを主に選んでくる子たちが多く美術催事はゆったり販売を経験するにはもってこいの仕事。そこそこ忙しくそこそこ百貨店の雰囲気を味わい経験できるという場所で、

もっとみる