先月このブログでも2024年の経営方針発表について書きました。目指すべき姿に向かって着実に前に前進しています。社長として会社の方針を考えることは最重要の仕事と思っていますが、そのほかにも様々な仕事をしていると自覚しています。そんなことを少し書いてみます。
私の世代
私の年齢は今年で51歳になります。いわゆる団塊ジュニア世代です。いろいろ言われる年代だと思いますが、まだまだ「若手」とよく言われます。
こうした表現をすると先輩方から怒られるかもしれませんが、私が社会人になったばかりの頃、50歳といえば完全におじさんでした…。そんな年齢になりつつありますが、おそらく、その当時に比べれば、見た目だけでなく体力的・精神的にも格段に若いのかもしれません。さらに、まだまだお元気な先輩方がたくさんいらっしゃいますし、今でもたくさんのことを教えていただています。そう考えると「若手」と言われることもわからないわけではありませんが…。
社長の仕事 「お付き合い」
社長の仕事の一つに「お付き合い」というのがあります。「お付き合い」と表現をすると諸先輩方に怒られてしまいそうですが、いわゆる会員になって年会費なんかを払っている勉強会や研修会といったものを今回は、「お付き合い」の会とさせてください…。
前にも少し書きましたが、業界、金融機関、勉強会・・・私の場合、そのほかに、母校関係、バスケットボール関係等、最近は、娘の学校関係なんて言うのも出てきました。(娘の学校関係はプライベートな部分になりますが、様々な方々がおりこちらも刺激になります!)
経営者の方であれば何かしらこうした「お付き合い」があると思います。こうしたお付き合いの会に参加される方は基本的には経営者の方々が大半です。年齢も千差万別で大先輩から私よりもずっと若い方もいらっしゃいます。こうした中では、私の年齢はまだ「若手」に分類されることがよくあります。それだけ、経営の第一線で頑張っておられる現役の大先輩方が多くいらっしゃいます。そうした先輩方は「若手」の私から見ても大変若いんです!
そのような大先輩方から見ると「若手」と呼ばれるのも納得しますが、50歳というと若すぎる訳でもない。ちょうど中間管理職みたいな立ち位置で、いろいろな役職の話が出てきます…。いくつかの「お付き合い」の会で私も役割を担っているわけです。
「お付き合い」は仕事か…
「お付き合い」の会合の中で、役割を担うようになるといろいろとやることが増えてきますし、しっかり参加しようと思うだけでなく、事前準備の打合せがあったりと回数も増えてきます。
そもそも、そうした「お付き合い」の会合などになぜ参加するのか…。
一つは、本当に「お付き合い」という理由です。これは致し方ないことだと思っています。もう一つは、自分自身のアップデートだと思います。勉強会・研修会などで識者の方のお話を聞いたり、参加されている様々な経営者の皆様とお話をしていて大変勉強になります。同業の会合を除けば、様々な業種業界の方々がいらっしゃり貴重な経験のお話を聞くことができます。そうしたところから、通常の仕事は違う視点や情報を吸収することで考えがまとまったり、方向性を確認出来たり様々アップデートができると思っています。そしてたまにですが、お仕事の引合につながることもある…。「お付き合い」とはいえ何かしらためになることは必ずある…。そうした意気込みで私は仕事だと思って参加するようにしています。
「お付き合い」で忙しい?
さて、先ほど書いた通り、こんな私でも金融機関の会や業界、母校関係等様々な「お付き合い」の会に参加しており、いくつかの会では何らかの役割を仰せつかっています。参加する「お付き合い」の会が増えてくると、週末、平日を問わず、いろいろな会合があり会社を空けることが多くなってしまいます。
平日は本業を優先し、会社を空けないといった確固としたポリシーをもっている先輩方も多くいらっしゃることも承知していますが、私は様々な形でいろんなお話を聞いたり、時には私の状況を相談したりするような機会だと考え、平日であっても可能であれば仕事であると割り切って平日でも参加するようにしています。
そして、この3月は結構そうしたお付き合いが多くありました。すでに、4月以降も予定が入ってきています…。
社長がいなくても・・・
どのような「お付き合い」の会も、本業優先ですべての行事に参加する必要はないのですが、何らかの役割を担っていることもあり、なるべく参加するようにしないとという責任が出てくるわけです。もちろん、本業で外せない事案がある場合はそちらを優先していますが、平日に会社を空けることが増えてきている状況なのです。
会社を空けることは、当然ながら社長がいなくても会社が回るようにしておくことが必要だと思っています。私がやることが多く私がすべて判断をするような状況では平日に会社を空けることは難しいですし、空けてはいけないと思っています。
社長になって6年半がたちました。経営方針の発表も6回を超えました。
その中でも書いていますが、
私自身、まだまだ経営者として優れているとは思っていませんが、最近では、社員の皆さんが方針を理解し、何とか実現しようと取り組んでいるという手ごたえを感じています。方向性は私が考えることだと思っていますが、できる限り現場の社員に実行の部分はなるべく任せるようにしてきたことが少しずつ伝わってきているように感じます。なので、週1日程度であれば会社を空けても安心できる。それだけ、社員の皆さんがしっかりと理解をして活動をしてくれているようになったということです!
インフラの発達
あとは、情報技術の発展ですね。私だけでなく、皆さん同じだと思いますが、情報技術が会社を空けても問題ない状態を作り出している一つの要因です。以前にも書きましたが、太平社ではコロナ禍の中で会社にいなくても会社とほぼ同じ状態で仕事ができる環境を整備し在宅勤務制度も導入しました。
私が、社会に出たころは、パソコン一人1台なんてなかったですし、家にもパソコンがある人の方が少なかった(あったとしてもでかいデスクトップでした)ノートPCが普及してきても、会社以外で仕事をするには、大量の資料を鞄に詰めて持ち帰り、夜な夜な仕事をしたことを覚えています。そんな時代から考えると、各段に便利になっている。
今や、最低限会社のスマホがあれば全部とは言えませんが、とりあえずは何とかなる時代です。重たい資料を持ち帰ることなく、資料も確認をしようと思えば確認できます。
このような背景も、会社を空けてもどうにかなると思える一つの要因なんだと感じています。
さいごに・・・
太平社の改革改善はまだまだ、道半ばです。私自身まだやりたいことは沢山あります。私がやらなければならないこと、社員の皆さんにやってもらうこと、うまくバランスを取りながらこれからも前に進んでいきたいと思っています。
様々な「お付き合い」に参加することで、会社ではできない情報のインプットを行い、会社にアウトプットとして還元できるようにしていきたいと思います。
「お付き合い」の会でお会いする皆様には今後ともご指導ご鞭撻をお願いします。
社員の皆さん、日々の活動をお願いします。
太平社の活動はWEBサイトをご覧ください。