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餅は餅屋
先日、毎年夏に長期休暇を利用して日本へ帰国した時に毎年行っている選手へのパーソナルトレーニングがスペインへ戻る時期となり終了した。
毎年、この選手からトレーニングの問い合わせが来ると、夏が来たな。と思い、選手がそろそろスペイン戻ります。となると夏も終わるのかな。と季節を知らせてくれるようなものになっている。
かれこれ、彼が小学5か6年生の時からの指導になるため、もう4〜5年になると思うと月日の流れは早いなと感じる。
例年は屋内でのトレーニングが多かったが、今年はこのような情勢なのでなるべく屋外の方がいいですよね。ということで、公園でのトレーニングを行うこととなった。
昨シーズン途中でシーズンが打ち切りになってしまった上、屋外でボールを蹴る機会が少なかったとのこと。
というのも、やはりスペインが日本よりも外出制限が厳しく(特にバルセロナ在住の影響もあり)外に出ると警察の取締りも厳しかったそう。
そのような情勢もあり、ボールを使ったトレーニングやボールを蹴る機会を多くしようとなった。もちろん、私の専門分野であるムーブメントトレーニングをメインにしつつ。
ボールを蹴る動作に関して、ムーブメント的な視点やフィジカル面での視点での話をすることはできるのでアドバイスをしながら蹴っていたが、これにも限界を感じた。
幸いにも私が現在パーソナルトレーニング行う施設はフットサルコートと併設でキックのスペシャリストもいるため、指導をしていただきたかったが日程がなかなか合わず、キックフォームを撮り、見てもらい私がアドバイスをもらい、指導をしていくことになった。ある程度の改善に繋がっていったのだが、やはり限界がある。
そこで急遽日程が合ったため、キックコーチの直接コーチングを行うことが可能となった。1時間セッションだったが、ボールを当てる位置や蹴り方、アプローチの仕方と細かく指導が入り、劇的にキックの強さが増し、選手は1時間セッションの後も20分ほど個人的に強いボールを楽しそうに蹴り続けていた。
この時私はやはり、餅は餅屋に頼まなければならないのだと痛感した。そして、その餅屋がコラボレーションできるとよりいいセッションが生まれるということになる。
キックにおいて、あそこまで細かく蹴る位置や、アプローチの仕方を言語化できて指導をできる方はいないと思う。必ず変化を起こしてくれるし、選手の顔が活き活きとして帰っていく。幸いにして私の近くにそういった信頼のできるコーチがいるのは本当にありがたい。
フィジカルに関しても専門家への依頼をすることをオススメします。治療は治療家、フィジカルはフィジカルトレーナー、競技スキルは競技スキルコーチへとそれぞれ専門家がいるので、どこに課題があり、どこを修正しなければいけないのかを明確にし、それぞれの専門家へ相談してきましょう!
私は動き方を改善するためのムーブメントトレーニング・ストレングストレーニングを専門に指導しております。是非、ご相談ください!