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リスクを取る生き方に必要なもの②
前回の続きです。
しかしこの「リスクを取る生き方」のフレーズはあまり響かないようで「いいね」の数も少ないようです。まあ「リスクを取る生き方」に共感を持つ方という人が極めて少ないと思われます。
(そう考えると「電波少年」というリスクだらけの番組を10年以上もやっていたのは異常なことだと改めて思います)
結論から言うと
リスクを取る生き方に必要なものは「直感」です。
これ現代人はほとんど使わない。
理屈か前例または「みんなはどうしているか?」などで決める。でも前の回でも言ったように「リスクを取る生き方」とは今ないものを生み出し世に出すものだから「前例がない」。
会社ですと実行する前に「前例がない」のだから議題にも上がらない可能性が高い。仮に議題に上がっても組織で上に上がっていくどこかで「前例がないからリスクが高い」とつぶれる可能性が高い。
でもだからこの国は30年にも及ぶ停滞を招いてきた。
世界を見回せば「前例がない」商品、サービスを実行してきた人たちが大きな覇権を獲得してきた。そして今アメリカはトランプによって「前例のない国」になろうとしている。
直感は間違えもする。全部が当たる直感などはない。だから撤退も早い。GoもStopも会議で決めない。経営トップの直感で決めている。だから早い。
マスクもザッカーバーグもペゾスも周りに意見を聞くことはあるだろうが基本的に一人で決めている。日本で言えば孫さん。ブレインはいるが多数決で次の一手を決めるなどと言うことは絶対にしていない。一方日産はゴーン氏がいなくなった後全部会議で決めている気がする。するとスピードがなくなり全てが後手後手になる。タイミングを逃す。(ゴーン氏のやったことを正当化しているわけではない)
直感を鍛えるのは忖度の真逆である。周りが何を考えているかを全く気にしない。今のデータを経営トップの頭の中に入れるだけ入れて「直感」でそのタイミングを逃さず実行する。
間違うことを恐れない。間違っていたら即撤退する。
この繰り返しを果たしてできるのか?そしてその繰り返しをしながら賭けるバジェットを大きくできるはずでそれをする勇気を持ち続けられるか?
それがリスクを取る生き方に必要なものなのである。