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アウェーで孤独なドイツ在住中小企業診断士の日常と展望
新年を迎えてはや2日。
欧州はクリスマス休暇を軸に年末休暇の入りが早いためか、新年の稼働は2日からというケースが一般的です。1月中旬くらいまでがっつり休み続ける方もちらほらいますが。笑
最近のnoteの投稿はすっかり語学と本業(営業)関連に寄ってしまっておりましたが、今回は久しぶりに中小企業診断士としての近況と展望をテーマに書いてみたいと思います。
まず、昨年の活動の振り返りですが、2024年は2社とお付き合いがあり、事業計画書の策定や中長期戦略の立案のお手伝いをメインに活動していました。2社とも日本で活動する日系企業だったのでやり取りはフルリモートです。具体的な作業としては、オンラインで打ち合わせして、計画書など各種ドキュメントの手直しとやり取りをする、という感じでした。
診断実務の稼働日数としては、今日改めて集計してみたところ14日(14ポイント)でした。中小企業診断士は、診断士登録から5年以内に30ポイント取得することが更新要件なので折り返しに差し掛かったというところでしょうか。元々24年年始に「今年中に半分取りたいな・・」と思っていたので、おおよそ狙い通りに着地した格好です。
数字だけみるとまずまずの結果ではありますが、中身として満足いく内容では決してなかった、が本音です。2024年の上期まではある程度本業との棲み分けもうまくできていたのですが、下期はなかなか診断士の活動に時間を割くことができなくなったことも反省として残りました。
海外で診断士として活動することの難しさも事あるごとに痛感します。
ドイツには自分の知る限り、診断士はおろか士業の方すら見つけることは容易ではありません。当然ながら診断士協会みたいな活動母体もなくて、全て自分でゼロから立ち上げる必要があります。コネもネットワークもない私はハタから見れば怪しさ全開なのです。。日系企業関連の組織や団体に問い合わせても冷たく塩対応されることはザラです。
また、海外に拠点が移ったが故に日本時代に定期的に事業運営のお手伝いをさせて頂いていたクライアントさんから契約満了を告げられるなど、踏んだり蹴ったりの状況に陥ったこともありました。海外で診断士として活躍することを赴任当初から掲げてきましたが、言うは易しでそんなに甘くはないなあと実際にやってみると気づきます。
そんな中でも少しずつではありますが、理解して応援してくれる方がちらほら登場し始めたり、明るい兆しも見え始めてきましたが、強烈にドライブをかけて一気に壁を突き破るまでは至りませんでした。
中小企業診断士として活動される同業の方はよくご存知と思いますが、診断士ってソロでバシバシなんでもやるというよりは、他の士業や関係者とのネットワークやチームプレイで成果を上げるという側面がある、言い換えれば、診断士単独でできることには限界と天井がある気がするんですよね。
そういう意味では海外で診断士として活動のレベルを引き上げるためには今年はクライアントさんだけではなく、共闘できる“仲間“を見つけることも意識しなきゃ・・と思っています。同時に診断士として提供できる価値やサービスを具体化してそれに応じて自分のスキルや能力も底上げしていかなければなりません。試験に受かって実務補習を終えれば自由に活動できる!なんて淡い希望を抱いていましたが見事に木っ端微塵に砕かれました。笑
そんなこんなで25年は改めて診断士の活動基盤を整えることに注力したいと思います。展望としては、「業種業界問わず、自由かつ濃く事業・会社運営に携わる」ことが目標です。そのために年始から早速多方面にコンタクトして、どこかに転がっているであろう突破口を見つけ出すための泥臭い営業活動を展開していきます。
このnoteでも鋭意、活動経過はレポートしていきたいと思いますので、楽しみにして頂けたら嬉しいです。本業や語学と比べて圧倒的に孤独なので、皆さんの反応が本当に励みになります!
それでは!