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ドイツに1年暮らして学んだ第2外国語 超実践習得術

こんにちは。
早いものでドイツでの生活も1年を越え、日本で暮らしていた時と比較して、生活や仕事の面で日々色々な変化がありました。中でも大きく変わったなと思うのは、「ドイツ語を使うようになった」ということです。
ということで、今回は「第二外国語を最速最短で使えるようにするには!?」というテーマで書いていこうと思います。

今回ご紹介するのは、これまでnoteで配信してきた「崖っぷちドイツ語シリーズ」や「ドイツ語営業記」のような飛び道具的なぶっ飛んだアプローチではなく、とても簡単でだれにでもできる基本的なものです。特に英語圏以外に短期留学する学生さんなどが参考にしてくれたら嬉しいです。


まず第一に重要なことは、ルー大柴でいいからとにかく使いまくるということ。
日本だと難しいかもしれませんが、その国に滞在しているのであれば、電車、職場、レストラン、カフェ等など、日常生活のあらゆる場面で使う機会があると思います。
私の場合は、緊急や重要な案件はさておき、職場でも現地スタッフとはなるべくドイツ語で話すようにしています。→こう書くとあたかもペラペラなような嫌味に聞こえるかもしれませんが、一切そういうことはありません。笑 

この時に大切なのは、ルー大柴でも構わない。と開き直ること。つまり、わ
からない単語や文は普通に英語を使っちゃうのです。

例えば、「私はサッカーをしたい」と言いたい、だけどサッカーのドイツ語が分からない、、だったら、Ich möchte SOCCER spielen.と言ってしまうイメージです。

寝耳にウォーターみたいな感じでちょこちょこ英語を混ぜてくるルー大柴とやっていることは一緒です。

気心知れた現地スタッフとおしゃべりするときは、英語で質問されているのにドイツ語で返すみたいなこともよくやっています。第二外国語の場合、聞くことと話すことの難易度に差があるように思うので、リスニングはとりあえず置いといて話すところだけは頑張ってみる、という具合です。


完璧を求めずに、背伸びしまくって、とにかく一個でも多くの単語、文章をアウトプットし続ける。これを繰り返すと、自分が苦手な表現、語彙が足りないところが明確になり、何を勉強するべきなのかがわかるようになります。
同時に徐々にルー大柴度が薄くなって、ドイツ語と英語の比率が逆転してドイツ語率が100%に近付いていきます。話すことに対する抵抗がなくなるというメリットもあります。
第二外国語を学ぶときは、多くの場合、英語がある程度できる状態でスタートすると思うので、これは第二外国語ならではの方法。英語の場合、ルー大柴方式は聞き手が必然的に日本人になってしまうので効果が薄いというのはありますが・・。


二つ目は、第二外国語を通じて何を実現したいのか?をはっきりする、です。
英語と第二外国語、どちらも言語学習ですが、両者には結構大きな差があると思っていて、第二外国語を学ぶ場合、広範になんでもできるようになりたいと言うよりは、多くの場合用途や目的が限定されてることが多いのではないでしょうか。つまり、ペラペラになることを目指している人はそこまで多くない、ということです。
小・中学生から勉強がスタートする英語と比較すると第二外国語は、必然的に学習歴が短いので、何でもかんでもできるわけではないですからね。

そうなると第二外国語を通じて何を実現したいのか?をはっきりさせること、そこから逆算して何をするべきか、もしくは何をやらないかを絞ることが手っ取り早く習得するためには欠かせません。
私の場合は、ビジネスや日常生活で簡単な会話はできるようになりたいという目標があって、そこから逆算して話せるようになるためにオンライン会話を受講し、さらにその内容もビジネスの場での自己紹介、会社紹介、製品紹介のロールプレイという感じでメニューを勝手に自分用にカスタマイズしています。

レッスン内容をカスタマイズなんかしたらすごくお金もかかるのでは?あるいは特殊な学校に通っているのでは?と思う方もいるかもしれませんが、やり方はとても簡単。フリー会話のドイツ語オンライン会話レッスンで、冒頭に「今日はこういうことがやりたい」と伝えるだけ。大体の場合、こっちの意向に合わせて授業を進めてくれます。

私も、はじめのうちはただ受動的にレッスンのカリキュラムに沿ってオンライン会話を受講していたのですが、ただいたずらに回数だけこなしてもあまり伸びないし、なかなか使えるようにはならないんですよね。
例えば、レッスンのテーマが「家族と親族」だったとき、ひたすらに叔父、叔母、めい、いとこ、とかドイツ語で言う練習があったのですが、正直ビジネスの場で姪の話をすることはないので、全く頭に入ってこない。もっというとこれは単にレッスン時間を空費しているだけなのではないかと思ってしまったことがあります。

目的に対して忠実に。使う場面を想定して無駄のない練習をするということが、限られた時間で実践力を身につけるためにはとても重要なことなんですよね。特に、”無駄なことをやらない”というのは、(自戒も含めて)しっかりできている人は意外と少ない気がします。

他にも色々なポイントがありますが、
あまりダラダラ書いてもしまりがないので、今回はここまでということにします。

お読みいただきありがとうございました!もし、少しでも参考になったと思ったらスキを押してもらえるととてもありがたいです。もし好評だったら続編を書くかもしれません。笑

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