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亡き母のYouTube動画が1万5千回も再生されていた件

こんにちは。
@OfficeTAKU です。

2021年4月25日に実母が亡くなりました。
1925年(大正14年)8月27日生まれ。満95歳でした。

片渕須直監督『この世界の片隅に』の主人公 すず さんと同い年です。

すずさんが呉で空襲を受けているころ、母は東京・渋谷の日本赤十字病院の看護学生でした。
空襲で破壊された東京の町を、医師と一緒に巡回診察したことや、寮で寝ている時に空襲警報がなり飛び起きて避難したことなど、話してくれました。

そんな母がYouTubeに登場していました。
しかも再生回数が1万5千回超。
これには、私も私の子どもたちも スッゲー!とびっくりでした。

お手玉のYouTube動画が再生回数1万5千回!

その動画がこちら。
母が亡くなったあとに、グループホームの方が教えてくれました。
2014年8月26日にアップされていますので、89歳直前ですね。

自分が子どもの頃は直接こうしてお手玉をして遊んでもらったりしたことはありません。

母は、実家の家電店が倒産し、一人で最後まで整理し、最終的に三男である私のところへ越して来ました。

当初はアパートで一人暮らし。
シルバー人材センターで掃除の仕事をし、趣味でお手玉などを手作りして過ごしていました。
地元の小学校へ請われて、昔の遊びを体験する授業に講師として何度か行っていました。
その時に披露していたのがこのお手玉数え歌です。

母、私もですが、出身は新潟県糸魚川市の根知というところです。
同じ地方の方は特に懐かしく感じて頂いて、こんなに再生回数があるのでしょう。

私もYouTube動画は何本かあげていますし、我が家の子たちも出ている動画はあるのですが、この母の動画には太刀打ちできません。
恐れ入りました^^;

【追記】
調べてみると、母の歌っていたこの歌は、明治期以降につくられ、口伝えで伝承されていったもののようです。

なので、地域というより、時代、年代に関わってくるものです。
母も子どものころ、自身の祖母に子守をしてもらっていた、と話していましたので、明治生まれの祖母からの口伝えなのでしょう。

「一かけ二かけ三かけて」とか「一かけ節」とかで知られている歌です。
口伝えなので、歌詞が微妙に違ってます。

西郷隆盛 娘 はだいたいでてきますが、三月三日まではあまりありません。

西郷隆盛の娘が墓参りに行く、というこの「一かけ二かけて三かけて」」の参考になるサイトのリンク貼っておきます。

しかし、どんな些細なことでも記録に残しておく、聞き取っておくことは、大切なことだな、とあらためて感じます。


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