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映画「ある男」感想
最近映画をよく観るようにしていることもあり
この前テレビで日本アカデミー賞を録画で見た。
最優秀作品賞を受賞された「ある男」という映画。
最優秀主演男優賞は妻夫木聡さん
最優秀助演男優賞は窪田正孝さん
最優秀助演女優賞は安藤サクラさん
(以下敬称略)
この3人も全て「ある男」の演技で受賞されていて
受賞後のコメントも皆さんとても素敵だった。
「ある男」が加入しているサブスクで観られるようになればスグに観ようとメモをしていたが、アカデミー賞受賞作品ということで一部の劇場で凱旋上映されるそう。(もう終わっているかもしれません)
そして先日バイト終わりに観に行くことができた。
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アカデミー賞受賞作品と比べるつもりはないんですが、僕も中学時代に陰気な学生生活を送っていて環境の変わった高校1年の初めに明るめなキャラでスタートすることができて、中学時代の自分を知らない人には最初からそういう人だと思ってもらえた。
僕の場合はとても小さいことだけど、こうやって自分の人生を(キャラを)リスタートさせたいと思ったことがある人は窪田正孝の演じる大祐の気持ちに少しでも感情移入できるんじゃないかと思います。
そして素敵な人生を送った大祐を息子は父として、妻(安藤サクラ)は夫としてとても愛してるんだなと感じた終盤の軽トラの後ろに座って2人で大祐について話すシーンが僕はとても感動しました。
ただこの映画の主役は妻夫木聡演じる弁護士城戸で、僕は城戸より大祐一家の方に強く感情移入して観てしまったので次観るときは城戸の心情に注目しながら観たいなと思った。
城戸は自分の気持ちを押し殺して言いたいことは言わずにその場を円滑にやり過ごすようなシーンが前半は多く、後半では感情を出すシーンが多かったように感じて大祐の身元調査をする上で城戸の心情が変わっていったはずで、身辺調査をしてる時の気持ちを妻(真木よう子)に話すようなシーンもあった。
城戸の心の機微を描いてるシーンがせっかく色々あったのに…
ストーリーに関して言うとかなり丁寧に描かれていて少し難しい話ではあったけど置いて行かれずに普通に観ることが出来た。
特に小籔さんがワインのラベルについて触れたり、別のシーンでは城戸がワインを使ってストーリーのおさらいをするようなシーンがありめちゃくちゃ分かりやすかった。
確か数か月前ざっくりYouTubeの何かの企画の時小籔さんが出演した映画のことを「脇役ですが素晴らしい作品に参加させてもらった」的なことを言っていて相変わらず謙虚だなあと思っていたが、めっちゃ演技うまくて存在感バリバリだった。
特に城戸が弁護した方がお礼の品を城戸に渡そうとするシーンで、城戸がお礼を断ろうとしたのを後ろから「こういうのはもろといたらよろしいねん」が関西人のガサツというか、がめつい感じがうますぎて笑ってしまった。
これまでのアカデミー賞受賞作品を観ていくこともしていきたいな
それもまた余裕のある時にnoteに書いていきます。
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