2023年に出版されたセックスに関する書籍目録
2023年に出版されたセックスに関する書籍をまとめました。
分類は日本十進分類(NDC)に依拠しています。
人工知能
ケイト・デヴリン ヒトは生成AIとセックスできるか : 人工知能とロボットの性愛未来学 新潮社
人工知能とロボット技術が合体する未来。ChatGPTに恋したらどうなるのか。性欲を定義してロボットに実装することは可能か。スマートセックストイの利用情報は誰のものか。セックスロボットが広まるとヒトはどうなるのか?セックスとAIについて考えることは、ヒトについて考えることだった。最先端の知見を盛り込んだ刺激的思考実験。
哲学
フィルカル編集部 フィルカル : philosophy & culture Vol.8 No.3 ミュー
分析哲学と文化をつなぐ哲学雑誌「フィルカル」の最新号(Vol. 8, No. 3)。「スピノザと分析哲学」特集では、合理主義の〈彗星〉スピノザを、あえて現代英米哲学の視点から解きほぐす。上野修(大阪大学)による論考など、ここでしか読めないスピノザ論。小特集「『ライプニッツ著作集』編集逸話」では、十川治江(工作舎)がライプニッツの魅力を語り、酒井潔(学習院大学)が『著作集』監訳の舞台裏を振り返る。特集「大澤絢子著『「修養」の日本近代』」では、修養・自己啓発・〈宗教っぽいもの〉をめぐり、現代人の「自分磨き」の精神構造に迫る。特集「恋愛とセックスの哲学」では、セックスの価値、性的モノ化、第三者との性的関係などをめぐる最新の哲学的議論を展開。映画『ぼくたちの哲学教室』をめぐる論考や、VTuberの存在性格をめぐる本格論文、バーナード・ウィリアムズの入門記事、そのほか新刊レビュー多数。専門家がつくる哲学誌フィルカル、今号はかつてない重厚感で、哲学と文化の《今》を伝えます。
心理学
ガリト・アトラス 欲望の謎 : 精神分析は、性、愛、そして文化多様性にどう向き合うのか 金剛出版
性愛的転移、治療者/患者の妊娠、母親になるという「断絶」体験、暴力的ファンタジー、攻撃者との同一化、トラウマ体験の「憑依」、治療者の死……など、全編をクライエントたちとの〈臨床的なお話 clinical tales〉でたどる、現代精神分析のリアル!
犯罪心理学
藤岡淳子編 アディクションと加害者臨床 : 封印された感情と閉ざされた関係 金剛出版
生きていれば必ず体験する否定的感情を癒してくれる親密な関係を閉ざされ、みずからの奥底に否定的感情を封印し、恐れと不安と孤独のなかでアディクション/犯罪加害に一瞬の救いを求めた当事者たち。否定的感情を受け容れてくれる関係を築き、恐れと不安と孤独に耐え、みずからの人生を引き受ける希望が生まれたとき、彼/彼女たちの回復と変化は芽生える。
アディクション臨床,加害者臨床,被害者支援,家族支援など,個人と人々との関係性あるいは社会で生きる個人にアプローチする臨床は,面接室で本人の話だけを聞いていれば状況が好転するわけではない。個人の心理面だけではなく環境面にも対応する臨床は,ケースワークや法律など学際的なアプローチとスキルも要求される。個人の心理面のみを扱う臨床とは異なる「関係性」臨床とも呼ぶべき臨床フィールドが、多彩な臨床家たちによって本書で展開されていく。
セックス・薬物・アルコールのアディクション、インターネット嗜癖、ハラスメント、性暴力、犯罪加害と治療共同体、子どもの性問題行動、トラウマからの回復、貧困、そしてアディクション/犯罪加害当事者との対話まで、彼/彼女たちの回復と償いと変化の可能性を探る迫真の臨床ケースレポート。
女性論
デボラ・キャメロン はじめてのフェミニズム 筑摩書房
女性にはどんな権利が必要? 「女の仕事」はどう生まれた? 多様で複雑なフェミニズムの議論の歴史を、多様で複雑なまま、でもわかりやすく伝えます。
ケイト・マン エンタイトル : 男性の無自覚な資格意識はいかにして女性を傷つけるか 人文書院
『ひれふせ、女たち』で話題をさらった著者による力作。家父長制が一見弱まりつつある時代における女性嫌悪の現れかたを鋭く抉り出す。
荒木菜穂 分断されないフェミニズム : ほどほどに、誰かとつながり、生き延びる 青弓社
非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等か――。差別に抗いながらもともに声を上げられない現実を、権力構造によるジェンダー分断、考え方や生き方、個人の関係性などの視点から読み解く。
女性史
赤阪俊一 ヨーロッパ中世のジェンダー問題 : 異性装・セクシュアリティ・男性性 明石書店
西洋中世世界のジェンダー構造について、とりわけキリスト教における性の観念に注目し、男装と女装、レイプ・売春、マスキュリニティ(男性性)といった観点から、一般読者にもわかりやすい語り口で詳述する。現代のジェンダー問題への示唆にも富む一冊。
家族関係
鈴木あけみ 夫婦の不満を解毒するカップルデトックス : 夫婦の幸せはこれで取り戻せます 創藝社
カップルデトックスとはその毒婚生活をデトックスする方法です。夫婦の危機から脱出したい方は必読の1冊です
男性論
特集男性制 Creative Studio REING
世の中の当たり前に「違和感」を問いかけるマガジン
■IWAKAN Magazine 2020年10月創刊。世の中の当たり前に「違和感」を問いかけることをコンセプトに、「違和感」を抱く人たちに寄り添うインディペンデントマガジンです。違和感には答えがない。でも、私が感じている違和感を誰かと話したい。そんな世の中の当たり前に「違和感」を感じるすべての人たちと共に考え、新たな当たり前を共に創造し提案するためにアートエディトリアルからアカデミックな対話まで網羅し、紙媒体を介して地方でもポップアップを行うなど、ジェンダー、セクシュアリティ、男女二元論への違和感など、広いテーマでユーモラスかつ真剣に向き合っています。
■特集 男性制 今号はジェンダー平等な社会の実現にとって足枷となっている男女二元論や家父長制に基づく「男性らしさ」の存在に意識を向け、固定化されたイメージやプレッシャーから解き放たれるための議論を目指す一冊です。SNSでも話題となった「デートでは男性が奢るべき」といった議論からも垣間見えるように、家父長制に代表される男性優位なシステムに基づく日本社会において、男性の性別役割や「男らしさ」のルールは根強く定着しています。そのシステムを疑うことなく生きられる人もいれば、その呪縛やルールに息苦しさを感じる人もいるでしょう。しかし、男性性はペニスを持つ者だけのものではありません。家父長制に参加させられているために抑圧されている私たちを解放するために、固定化された男性性に「違和感」を問いかけ、進化する時代と社会の中で新たな男性性を探求します。
児童・青少年問題
斉藤章佳 子どもへの性加害 : 性的グルーミングとは何か 幻冬舎
子どもへの性加害は、心身に深い傷を残す卑劣な行為だ。
なかでも問題なのが、顔見知りやSNS上にいる“普通の大人”が子どもと信頼関係を築き、
優位な立場を利用して性的な接触をする性的グルーミング(性的懐柔)である。
「かわいいね」「君は特別だ」などと言葉巧みに近づく性的グルーミングでは、
子ども本人が性暴力だと思わず、周囲も気づきにくいため、被害はより深刻になる。
加害者は何を考え、どんな手口で迫るのか。子どもの異変やSOSをいかに察知するか。
性犯罪者治療の専門家が、子どもを守るために大人や社会がすべきことを提言。
性問題
アミア・スリニヴァサン セックスする権利 勁草書房
個人的で親密で政治的な、私たちのセックスについてフェミニズムは何を語ってきただろう?
各誌絶賛、気鋭の哲学者による初エッセイ集
アンジェラ・チェン ACE : アセクシュアルから見たセックスと社会のこと 左右社
交際・結婚していたらセックスするのは当たり前?
「男らしく」あるために、男がセックスを主導しなければというプレッシャー。
恋愛と友情を区別するのはセックスなのか。
同性同士の恋愛ではいつもセックスが中心にされる。
フェミニストはいつだって性的に奔放?
「性的に抑圧されているムスリム女性」「性に関心のない障害者」「おしとやかなアジア人女性」というステレオタイプとアセクシュアルの狭間で葛藤。
恋愛、障害、フェミニズム、男らしさ、アイデンティティ、人種──
ロマンティック・アセクシュアルの当事者である著者が、「他者に性的に惹かれない」というアセクシュアルの視点から、私たちの常識を揺さぶる。
著者の経験と100人のインタビューにもとづく唯一無二のルポエッセイ。
ポール・B.プレシアド テスト・ジャンキー : 薬物ポルノ時代のセックス、ドラッグ、生政治 法政大学出版局
現代世界を統治する薬物ポルノ体制とは何か。トランス男性にしてポスト構造主義/フェミニズムの全遺産を継ぐ著者が、性別移行の理論と実践を語り尽くす革命の書。
村瀬幸浩他 50歳からの性教育 河出書房新社
人生の中盤で性を学び直す-。更年期、パートナーシップ、性的指向と性自認などをテーマに、第一線で活躍する専門家たちが、50歳からの人生を生きるうえで知っておきたいこと、見直したいこと、仕切り直したいことを語る。
松岡正剛 性の境界 KADOKAWA
セックス(性差)とジェンダー(性別)は揺れてきた。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、そしてクィア。人間がありのままの生/性を謳歌しようとする現代を言祝ぐセクシャリティ論。
性同一性
ジュリア・セラーノ ウィッピング・ガール : トランスの女性はなぜ叩かれるのか サウザンブックス社
トランスジェンダー・アクティビズムとフェミニズム 両者が共闘するべき理由がある
五月あかり・周司あきら 埋没した世界 : トランスジェンダーふたりの往復書簡 明石書店
「男性」から「女性」に同化していったあかりと、「女性」から「男性」に同化していったあきらが2022年にネット上で交わした往復書簡。エッセイとも解説書とも違う新しいかたちで、トランスジェンダーの経験を描き出す。
性教育
浅井春夫他 Q&A多様な性・トランスジェンダー・包括的性教育 : バッシングに立ちむかう74問 大月書店
トランス排除を煽るデマや誤解を事実に基づき検証。恐怖を利用し包括的性教育を攻撃する右派のバックラッシュを撃退するために。
今井伸・高橋幸子 自分を生きるための〈性〉のこと. 性と生殖に関する健康と権利編 少年写真新聞社
〈性〉について知ることは自分を生きるためにも大切なこと!人生を自分で選び、行動するために大切な〈性〉について知識を学べる本。
教育
ボビー・ウェグナー フェミニスト男子の育て方 : ジェンダー、同意、共感について伝えよう 明石書店
男の子にセックスや同意について話し始めるのに早すぎることはありません。 この本は、性的責任、同意、ジェンダー、共感、アイデンティティについて、男の子と年齢に応じた会話をすることで、すべてのコミュニティにおける不公平や不平等に敏感な男の子を育てるためのガイドブックです。
生物科学
坂口菊恵 進化が同性愛を用意した = EVOLUTION OF LOVE EQUALITY : ジェンダーの生物学 創元社
地球上の生物の間では、同性愛はまったく珍しくない。実に1,500種を超える動物で、同性間の性行動が観察されているからだ。それはなぜか?性の多様性の本当の意味を明らかにする。
長谷川眞理子 オスとメス=進化の不思議 筑摩書房
なぜ生物としての性差が生まれ、男と女へと進化したのか? 動物行動学の第一人者が、進化のエッセンスをやさしい言葉で語る最新かつ最良の入門書。
医学
横道誠 ひとつにならない : 発達障害者がセックスについて語ること イースト・プレス
脳も性もいろいろで「ひとつにならない」。ASD・ADHD当事者が聞き書く赤裸々な発達障害本。
マイケル・ブロンスキー クィアなアメリカ史 勁草書房
LGBTQの歴史的経験はアメリカに何をもたらし、いかにアメリカそのものを形成してきたか。周縁化されてきた視点から再解釈する。
熊本悦明・熊本美加 新・アダムとイヴの科学 : 男性医学の父が伝えたかった「性」と「生」の創造物語 ロングセラーズ
現代のジェンダーレス観の先鞭をつけたといわれる著者の名著『アダムとイヴの科学』が、内容を改訂し、装いも新たに再登場!「男性医学の父」と呼ばれた泌尿器科医が、ヒトの性差が出現するプロセス、すなわち原型の女の構造が男性ホルモン(テストステロン)によって、どのように男の体に創り変えられていくか。またテストステロンが中高年以降の男女の健康寿命を伸ばすことも実証例で説明している。
斉藤章佳 男尊女卑依存症社会 亜紀書房
《 小島慶子さん、推薦!》
ついに解明された国民病。男性に重い下駄を履かせて死ぬまで働かせ、女性には報われないケア労働を押し付けてきた日本。
男も女も苦しい社会を変えるために、しんどいあなたが楽になるために、必読の書です。
アルコール、薬物、痴漢、万引き、DV……。
さまざまな依存症に共通する原因は社会構造にあった!
ジェンダー・ギャップ指数を見るまでもなく、日本は男性優位の国である。
夫婦別姓も叶わず、男女の賃金格差も世界ワースト2。
わたしたちは性別役割分業──つまりは「男尊女卑」の考え方にどっぷりと浸かっている。
その社会を勝ち抜こうと男たちはワーカホリックになるまで働いて、ストレスからアルコールや薬物で気分をあげ、満員電車では痴漢や盗撮にはまる。
日本を蝕む依存症の問題は、男尊女卑による社会の歪みを正さなければ解決しない。
〈依存症は男らしさ、女らしさの病〉
アルコール依存症、痴漢、万引き依存症、盗撮、DVなど、多くの依存症を横断的に見てきた著者が、現代日本の病理を斬り、新しい人
と社会のあり方について考える。
婦人科学
イ・ウネ 産婦人科 #me too アジュマ
韓国発・20代レズビアンによる「産婦人科#MeToo」! 産婦人科をテーマとした女性たちへのインタビューから、男性中心社会の弊害が見えてくる。著者とインタビュイーたちの鋭い考察は、韓国のみならず日本の状況にも…
森田敦子 私のからだの物語 ワニブックス
ベストセラー『潤うからだ』から6年。森田敦子、待望の新刊!女性の「性」にまつわる意識を変えたベストセラー『潤うからだ』の著者、森田敦子さんが、満を持して世に放つ!「世界を変える女性100人」に選ばれた著者が贈る、今、女性が絶対に読んでおきたい、何歳からでもできる「性の学び直し」。
結婚医学
富永喜代 女医が導く60歳からのセックス 扶桑社
「性」は「精」であり、「生」に通じる――人生最高の夜は、60歳から中高年の性生活に特化したYouTubeチャンネル『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』が大人気の著者が導く、熟年ならではの性との向き合い方。健康寿命が70歳を超えた人生100年時代。中高年だからといってセックスを諦めるのは、もったいない!熟年期の不安は「肌のぬくもり」が解消する。これまで誰も教えてくれなかった中高年の【愛の作法】
代々木忠 人生を変えるセックス : 愛と性の相談室 幻冬舎
「世界で最もセックスをしていない国」日本。しない理由として多くの人が「退屈でたいして気持ちよくないから」を挙げる。なぜ日本人はセックスで満足感を得られないのか。1980年代初頭のAV黎明期以来、カメラを通し女の性を撮り続けた巨匠・ヨヨチューがその謎に迫り、打開策を説く。「考えれば考えるほど、女は冷める」「正常位の次にオススメの体位は◯◯◯」「一度も中折れしたことがないAV男優の習慣」「セックスは感情と本能でするもの」「今一番男に必要なのは『受動的能動性』だ」等々、知れば人生の糧になる、唯一無二の“性”解体新書。
ガブリエラ・ハースティク 聖なるセックス : 性魔術のバイブル : あなたのエロスを覚醒させる方法 ヒカルランド
聖なるセックス、エクスタシーの極致は、
あなたそのもののセクシャリティを最高級にする至高の営み。
快楽以上のエクスタシーを感受し、まずは自分自身を自らの最高の恋人にせよ!
実は太古から「儀式」「魔術」とされてきたセックスという行為。
しかし、宗教的な観念や誤った性教育によりその聖性は失われている。
本来のセックスは自身のセクシャルハイヤーセルフとつながり、
裸のままの自己と、パートナーとの関係を神聖化する行為なのだ。
「気持ちいいセックスができない」
「自分を大切にできない」
「セクシャルなものに嫌悪感がある」
本書はこうした悩みを解決し、あなたが持つ本来のエロスの力を発揮させる。
エロスの神を降臨させる方法は極めてシンプルなもの。
美しき女神になるアファメーションや質問集も掲載。
河野エミ 女の子のためのバイブを20年間作ってきました みらいパブリッシング
アダルトグッズ開発現場でのユニークな体験から、女性の「性の悩み」にエールを送る
映画史
ラッシャーみよし AV監督ヒヤヒヤ日記 : 少子化阻止、セックスレス解消のために撮りつづけます ワック
早稲田大学院を出た修士なのに、エロ雑誌編集長、AV監督になって40年。ギャルに「ハゲ」と揶揄され、撮影現場のシティホテルでは犯罪者扱い…。千タイトル近い作品を世に出したAV監督が、アダルト業界の昔と今を綴る。
日本文学
上野千鶴子 上野千鶴子がもっと文学を社会学する 朝日新聞出版
凡百のグルメ本を超えた最強のフェミ本、春画研究での江戸のセクシュアリティ、林真理子や川上未映子の小説から「介護」と「出産」、男のフェミニズム…。さまざまな作品を読み解き、「解説」として綴った文章を集成する。
小説・物語
山下素童 彼女が僕としたセックスは動画の中と完全に同じだった 集英社
どうしたら正しいセックスができるのだろう――風俗通いが趣味だったシステムエンジニアの著者が、ふとしたきっかけで通い始めた新宿ゴールデン街。老若男女がつどう歴史ある飲み屋街での多様な出会いが、彼の人生を変えてしまう。ユーモアと思索で心揺さぶる、新世代の私小説。
クノタチホ 恥部替物語 : もしもセックスレス夫婦のカラダが入れ替わったら サンマーク出版
著者ブログ月間100万PV!!夫のアレが私に、私のアレが夫に。男女100人とセックスをし、一方で、3000人以上の性の悩みを解決してきた女性の気持ちも、男性の気持ちも分かる女装家カウンセラーが描き出す、本音むきだし夫婦取替物語。夫婦がセックスレスになる時、女が本当はして欲しいこととは?そして、男が本当は思っているけど口に出して言えないこととは?レス歴1年半。夫のアキラに何度も夜の生活を拒否されて以来、すっかり自分をオワコン扱いするリョウコ。「離婚」の二文字が頭をよぎる中、ひょんなことからこの夫婦にある日突然、異変が起きるのだった。なんと、夫のアレが私に、私のアレが夫に!そう、夫婦のカラダが入れ替わってしまったのである。それはつまり、声に出して言えなかった性の悩みや、恥ずかしくて蓋をしていた思いなど、あらゆる“恥部”が、入れ替わってしまったことを意味していた。男性のカラダになったリョウコはその日から、なぜアキラは自分のカラダに興味がなくなり、セックスレスになっていったのか?その本当の意味を知ることになるのだった。元に戻る条件は、90日の間に、夫婦で最高のセックスをすること。数奇な運命を辿ることになったこの夫婦は、元に戻ることができるのだろうか?日本における夫婦の数は現在、約3000万組と言われている。そして、そのうち50パーセントに上る夫婦が「セックスレス」に悩んでいるのだとか。つまりこれは、そんな1500万組の夫婦の声に出せない叫びが「主人公」となった物語であり、“デキナイ男女”がシタくなる物語。
希島あいり 彼女のリアル ドラマチックじゃないなんて知ってた : 希島あいりの恋とセックス 河出書房新社
セクシー女優で人気インフルエンサーの〝希島あいり〟が初恋、初体験、AVデビューなど、リアルな「性」を語るドキュメントノベル。グラビアとオーディオブックも同時収録。
評論 エッセイ
きほ 明けない夜はないって言うけど、夜が明けるまでの過ごし方を誰も教えてくれない。 イマジカインフォス
総フォロワー30万超。六本木No.1「可愛すぎるキャバ嬢」による、20代女性に刺さりまくる、最高にエモいライトエッセイ