Ferrovie del Messico (4)
Gian Marco GriffiのFerrovie del Messico (Laurana Editore, 816ページ)を読んでいます。今日は202ページまで。だんだん難しくなってきて、なかなか先へ進みません。一日一章は読み進めたいんだけど、まとまって時間取れずディテールを忘れつつの読書になっちゃってます。
物語は1944年2月上旬のCescoの語りの章と、それ以前、数年前の出来事を語る章とが入り組んでいます。
前回の章から起きたことというと、図書館司書のTildeの過去が語られました。Tildeの親はファシスト党員だけど娘はその考えを共有していなくて、ある日、Stenoという男性と駆け落ちしてしまいます。Stenoはパルチザンの志願兵っぽい。二人は教会でミサに参列しているところで親ドイツの治安部隊に捕らえられるのですが、そんな最中に、二人は自分たちの土地から侵略者が一掃されたら結婚しようと誓い合いました。
その後、舞台はドイツに移り、最初の方の章でメキシコ鉄道の本を送られたBardolf Grafの生い立ちについて。この部分は正直、どう読んで良いかわからなかった・・・。
話は1944年2月に戻ります。CescoとTildeは図書館からメキシコ鉄道の本の貸し出しカードにあった住所へ向かうのですが、そこは墓地でした。そこには三人の男が働いているよう。リーダー格の男は、かつては鉄道建設に関わっていたみたい。彼が語るところによると、墓地には次から次へと遺体が運び込まれてくるけれど、かつては埋葬から30、40年(年数、うる覚え)してから掘り返して次の新たな遺体を受け入れていたのに、1941年を境にそれがむちゃくちゃになってしまったらしい。彼らは、今、わずか13日前に埋葬したばかりの遺体を掘り起こせとベルリンからの指示を受けたところでした。このエピソードはこの先の何かの出来事の伏線なのでしょうか。まだまだ先が全く読めません。
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