見出し画像

「ズレてるね」と言われないために

みなさんは「きみ、話がズレているね」と言われたことはありませんか?
または、他人とやり取りをしていて「なんか微妙に違うなぁ」と思うことはありませんか?

こういった「会話や認識のズレ」は、ビジネスにおいては致命的な仕事のミスにつながる可能性もありますし、交友関係においては関係性の深刻な悪化につながる可能性もあります。
「今、何の話をしているのか?」を理解することは一見簡単そうではありますが、意外とできていない人もいるのでは無いでしょうか?

今日はこのような「ズレ」がなぜ生じるのか?
また、ズレを生じさせないようにするためにはどうすればいいのか?をお伝えしたいと思います。
この記事を読んで、みなさんがビジネスや交友関係においてもズレなくスムーズにコミュニケーションができるようになれば幸いです。


なぜ「ズレ」は起きるのか?

なぜ「認識や会話のズレ」が生じるのか?
私も新卒の際に役員から「ズレている」と言われたことがありますが、なぜ「ズレている」と思われるのかを考えたいと思います。
「ズレている」と言われた際、私は主に以下の2点の問題が生じていると思います。

テーマがズレている

一つ目の問題は「テーマがずれている」という問題です。
具体的には、「何について話しているか」という認識がお互いに合っていない可能性があります。

なぜこのようなテーマのズレが生じるかというと、
・会話している際にテーマを明確にしない(暗黙の了解)
突然テーマが飛ぶ(話題の転換)
のような事態が発生している可能性が高いと考えられます。

ただこのテーマがずれている場合は、話題のズレが生じた際に違和感を感じたり、自身でズレを感じやすい部分であると思います。

レベルがズレている

二つ目の問題は「レベルがずれている」という問題です。
具体的には、階層構造をイメージしていただくとわかりやすいと思いますが、先ほどの「テーマ」にあたる部分よりも、具体的な話(細かい話)をしている時のズレが生じている状況です。

例えば、レベルのずれている会話は、以下をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

Aくん「B君は部活動は何部に入っていたの?」
Bくん「私は野球部に入っていたよ」。「A君は何部に入っていたの?」
Aくん「私は運動部に入っていたよ」

上記の例を整理すると、以下の通りです。
テーマ:部活動
運動部:部活動の階層レベル1
野球部:部活動の階層レベル2(運動部よりも具体的な内容)
B君は、会話の流れ的に自分が発言した階層レベル2(野球部、吹奏楽部など)の回答を期待していたところ、レベル1の回答をされたため、会話のレベルが合っていない状況が生じています。

「ズレ」を起こさないようにするために

このようなズレを起こさないようにするためには、どのような点に注意したらいいでしょうか?

テーマがずれているかもしれないと感じた場合、まずは「テーマやレベルを明確にする」ことを心がけましょう。

具体的には「あれ、今何の話してるんだっけ?」というちょっとスッとボケた感じで相手に確認するか、もしくは「今、〜〜の話してる?」と直接的に確認してもいいと思います。
とにかく「今、何の話をしているか」「どのレベルの話をしているのか?」を自分と相手の認識を合わせるコミュニケーションが大切です。

いかがでしたでしょうか?
細かい話かもしれませんが、ビジネス上や日常生活においてもこのズレを意識して他者とコミュにケーションを実行することで、お互いにストレスなくスムーズに事態を進行させることができるはずです。
ぜひ活用してみて下さい。

いいなと思ったら応援しよう!