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彼女「まや」の遺言を口だけ呼ばわりして無視して送り出しておきながら親代わりなんて名乗る方達の重すぎる一方的な想いが友達だと思っていた彼女にとってどれだけ負担になっていたのか等々の話

死後に彼女の親代わりを名乗る方達(以下、その方達 或いは その方)は彼女の事を娘だと思い、本当に大切に見守ってきたのだとは思う

ただ、
彼女はその人達の事を「今も残っている友達」だと表現していた

彼女は本当の親代わりだった師匠の話を仲間達によくしていた
でも、その方達の事を親代わりやそのような存在と話した事は一度も無かったし、その方達の話自体、仲間達には一度もした事が無かった
その方達の存在すら話した事は一度も無かった

なので、
彼女の葬儀を終えた足でその方が自分達の元へ訪ねてきた時、裏では「そんな人達が居るって誰か聞いた事ある?本当だと思う?」と話し合い、半信半疑だった

同時に、
本当の親代わりだった師匠が亡くなった後の日々を彼女が「私は本当に独りになった」と独りで苦しみ続けていたのを見てきたので「そんな存在の人が居たのなら何故頼れる人が居ないと独りで苦しみ続ける彼女を放ったらかしにしていたのか」と憤った

唯一、自分だけが毎日彼女と時間を共にしている中で彼女の口から「今も残っている友達」として何度か話を聞いていた

彼女が一年の中で一番苦しむだろう震災の日も彼女はこう言って自分に頼ってきたよ

年の初め頃に本当の親代わりであった師匠が亡くなり、今年はどうしようかと思っていた…と
彼女の想いがその人達と同じなら親代わりであるその人達を師匠の代わりに頼っただろう
でも、彼女の中で師匠が亡くなった後に頼る人という選択肢にその人達は無かった

自分は、
彼女の葬儀の後に訪ねてきた方とは半年以上に渡ってやり取りをしてきた
最後にもう一人の方(恐らくこの方の旦那さん)ともやり取りをさせてもらったけど、
自分が彼女から聞いていた彼女の感覚とはだいぶ違った話をしていた

自分は正直、
親(代わり)としての想いとは異なる一方的な強すぎる想いを持っていると言葉の端々から感じた

例えば、
入院中に彼女が自分を頼って毎日朝から晩まで時間を共にし支えていた事を「羨ましい」と表現したり、
彼女が急変して亡くなるまでの数日間に「あいたい」と遺言を遺した事を「私は一度もあいたいと言われなかった。私ではなくあなただったということに思うところはあるけど…」といった感じ

現にその強すぎる一方的な想いは時に彼女の負担になっていたし、時に苦しめるような事もあったと自分は彼女から聞いている

まだ自分と彼女がお付き合いをする前、
自分に対して人生で初めて「恋心」を持ち、その想いが恋であるという事さえ彼女自身自分ではわからなくて、それを自分にこの想いはなぁに?と戸惑いながら聞いた時に彼女ははっきりとこう言っている

この程度の事でさえ、「その2人にも思えない」と

その方達が彼女を娘のように思って彼女の為と思ってしてきた事に彼女は感謝していただろうし、辛い経験ばかりして特殊な人生を送ってきた中で助けられていたと思う

でも、
それを素直に「有難い」とか「嬉しい」とは思えなかったんだよ
だから、初めて自分に対してそう思えた事に戸惑った

その方達が「彼女の為」と思ってしてきた事は彼女にとってはそういうものだった

それを抜きにしても、
最後に関わった方の言い分だと、
彼女が入院中ずっと願い続け、死の直前に「あいたい」と遺言を遺したその相手を葬儀に呼ばずに排除して会わせずに送り出す事が「彼女の為」なんだそうだ

それを彼女が喜ぶと思いますか?
有難いと感謝すると思いますか?

一般的な感覚で言えば、
故人がこの世の最後に遺した言葉は「この世の最後に遺していきたい想い」を言葉にしたもの
それは尊重されるべきものであって、
故人を本当に大切に思っていればいるだけ、そこに書かれた願いを最後に叶えてあげようと思うのが普通

入院中、彼女がそれをどれだけ願い、会える未来を楽しみにして頑張ってきたか
そんな彼女が生きた最後の時間や彼女の想いにきちんと目を向ける事も無く、
この世の最後に遺した言葉に耳を傾けてくれなかった事
亡くなる数日前に直接本人からも話されているにも関わらず、
最後まで願い続けた事さえ叶えてくれなかった事
ましてやその遺言を口だけ呼ばわりした事

死んで何も言えない、出来ない中で彼女はどう思っただろう?
今、どう思っているだろう?

彼女自身の願いが叶わなかった事よりも、
それによって苦しめたくなかった大切な人に一生の苦しみを背負わせ、死ぬまで苦しめ続けなきゃいけなくなった事で彼女は苦しみ続けていると自分は思うよ
そういう子だったんだから

その方達は彼女に二度、養子縁組の申し出をして断られたそうだ
にも関わらず、彼女の事を「自分達の娘」と口にしている

「あなた達の娘にはなれません」
と断り、友達だと思っている彼女の意思や気持ちはなぜ尊重しないのだろうか?

そもそもで言えば、養子縁組を申し出る事が「彼女の為」というのもその人達のエゴなんだよ

断られた事について、
その方はこう話していた

これを聞いて自分は正直思ったよ
彼女の為を思って養子縁組の申し出をしているようで自分達の為にしているだけだったんじゃないかと…
彼女の気持ちよりもご自分の想いの方が大切なのだなと…

娘だと思って親代わりを名乗るのであれば、
彼女本人の気持ちを無視して自身達の想いを押し付けるのではなく、彼女本人の気持ちや想いをまず考えるのが普通では無いのだろうか?

彼女の為の親代わりではなく、
自身達の為の娘

正直、自分はそういう印象を受けた
それにはもう一つ代替品的な理由もあるのだけど、表に出すことでも無いのでその内容には深く触れずにおく

彼女が生前言葉にして嫌がっていた事をその方は平気でなさっていたしね…
彼女の気持ちよりもご自身の主観や感情の方が大切なんだろうなと思ったよ
彼女の気持ちは考えないんだな…って

その方が彼女を「大切な娘」と思っているように、彼女は自分を「大切な恋人」だと思っていたんだよ
毎日朝から晩まで時間を共にし、
亡くなる前日、目を開けてるのも辛いような中でも連絡をし続けるくらい
そんな彼女の想いには何も目を向けない

その方がどう思おうが、その方の事実がどうだろうが、それは彼女にとっては関係無い
彼女が生きた最後の数ヶ月間、彼女の意思で彼女が望んで毎日朝から晩までほとんどの時間を共にし、最後まであいたいと遺して死んでいったのが彼女の想いの全てであり、事実なのだから
彼女のその想いは考えようともしない

葬儀でした事もそう
「万が一の場合は弁護士から連絡がいくようにしてある」
と彼女が切り出して、
「でも、その場合でもちゃんと会えるよね?会いに来てくれるよね?」
と言う彼女に、
「病院でもどこでも必ず行くから大丈夫だよ、必ず会えるよ」
と約束をした
その時、
「お見舞いの許可がおりたら籍を入れよう」
という話を二人でした
恋愛的な意味合いよりも「その万が一の場合もそうだし、入院中も、退院してから一緒に居るにしても家族である方が出来る事の幅が広がるから」
という理由だった
倒れて入院した時に身寄りのいない彼女は保証人の問題等々で弁護士を頼らなければいけなくなった事もあったからね

その流れで彼女は結婚式の話をしだした
「私は誰も呼ばない」
そう言った
その理由として彼女が話した事が彼女の死後や葬儀、その後自分とのやり取りの中でその方達がした事だった
「第三者にそういう事をされたくないから」
そう言っていたのに彼女はそういう事をされて送り出された
彼女が危惧してた通りになった

感謝したり、喜ぶわけがないよね
だって、されたくない事をされて送り出されたんだから

その彼女が「されたくなかった事」をその方達が知っていたかどうかは知らないけど、その方達からすればそうして送り出した事が「彼女の為」と思い込んで疑わない正義なんだろう

彼女はもう何も言えないし、何も出来ないのにね…

だから、
その方達含む送り出した方達が「最後は彼女の思い通りになった」なんて自己満足してその後を生きている中、
葬儀から排除されて別れの機会すら与えられずに報告のみで切り捨てるような酷い終わり方をされた自分だけがそんな彼女の想いや無念を抱えて苦しみ続けてる

彼女は何も言えない中嫌な事をされ、願いを無視され、想いを否定され、一方的な想いを押し付けられ、泣きながら送り出されたのだろうと思っている

辛い経験を沢山して理不尽な人生を送ってきた彼女は諦めざるを得ないことになれていた
それでも、こと自分に関する事だけは決して「仕方ない」と受け入れて諦める事をしなかった
だから、今なお「約束したのに来てくれない、まだ会えてない、手をつなげてない、ぎゅーしてもらってない」と葬儀場で泣きながら待ち続けていて成仏出来ていないのかもしれないとすら思っている

だって、
彼女が生きた最後の数ヶ月、毎日朝から晩までほとんどの時間を誰よりも共にしてきたのは自分だし、
彼女のその想いを直接受け続け、最後に遺したその願いをどれだけ彼女が願い楽しみにして最後まで頑張って死んでいったのかを知っているのは自分だけなのだから

別にそれに酔っているわけではない
反面で彼女がしてきた事、していったやり方を恨んでいるのも事実なので

結局のところ、
故人の想いをくんで送り出してあげようと考えるかどうかは送り出した人達の善意でしかない
故人が生前願っていた事や遺した遺言に書かれた願いを叶えて送り出してあげようと思うかどうかはその人達の故人に対する想いによるとしか言えない

残念ながら、彼女を送り出した人達の中に彼女が生きた最後の時間やその中での想いにきちんと目を向け、自分達の主観や感情よりも彼女のその想いを優先しようと思う人達が居なかったというだけの話

それにはもちろん、(真実や事実がどうであれ)自分が良い人間では無かったのだろうことも影響しているだろう

でも、
亡くなる前日まで毎日朝から晩まで時間を共にして支えてきた側面も多々ある恋人を翌日亡くなった途端に「亡くなりました」の報告のみで別れの機会すら与えず切り捨てていくというやり方は余りにも非人道的なやり方だと自分は思う

葬儀にすら呼ばない相手に「あいたい」なんて遺言を遺していく事
葬儀に呼ばずに排除する相手に平気でその遺言を送り付けられる事
も同様

相手の事など何も考えいないよね
より苦しめたいが為という悪意にすら思う

彼女がそういう酷い人間だった(とは今でも思えないが…)のか、
送り出した人達によってそういう酷い人間にされてしまっただけなのかはもう知りようも無いけど、
結果的に彼女がそういう非人道的な事をしていた、非人道的なやり方をしていった事は紛れも無い事実なのだから











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