RoadBike Diary / North Center of Singapore
ちょっとすでに時間が空いてしまっていたのですが、ひさびさにシンガポールのRoadBikeコースを書いてみたいと思います。
今回紹介するのは、シンガポールの真ん中に位置するReservoir (貯水池)周りのコースです。シンガポールって街のイメージ的にはMBS(マリーナベイサンズ)や金融系の高層ビルでだいぶ近代的な都市というイメージですが、かなり自然も意図的に残してあります。
1) MacRitchie Reservoir
シンガポール島の中心にあるMacRitchie Reservoir周辺はかなり深い森林で、長いトレッキングコース整備されています。CBDからは一番近い?貯水池の一つなので、一番行きやすい公園ではありますね。土日は早朝からハイキングやトレイルランをしている人の大勢が詰めかけているところでもあります。実は、ロードバイクという意味では、堤防に上がって湖面を見渡すぐらいのことしかできないエリアなので、これ以上解説することはありませんが、マウンテンバイクであれば森の中を走ることも可能かと思います。
2) Upper Thomson Rd
Novenaから北上するように走っているThomson RoadはMacRitchie Reservoirまで繋がっていますが、そこからさらに北に向かう道路がUpper Thomson Roadという通りになります。特にMacRitchieからLower Peirce Reservoir の間は、実は飲食店が何気に多い通りになっていて、カフェなども充実しています。土日は朝からカフェに行列ができたりと賑わいがあります。ただ、実はこのエリアMRTが直接は通ってないので、バスで出かけてくるしかありません。ただ、Upper Thomson MRT station(Thomson–East Coast Line)が2021年?には開通すると思うので、そしたらもっと便利な場所になると思いますが。
ロードバイクのコース紹介とは少し離れますが、Bike Stopという自転車屋さんがあり、ロードバイク用のパーツや修理交換などもしてくれて、店員さんもなかなか気さくに人たちが多いので、おすすめです。
この賑やかな街並みを抜けると徐々に上り坂になり、周りの風景が一挙に南国の森のような風景に変わってきます。Bishan-Ang Mo Kio Parkが右に見えると同時に、Lower Peirce Reservoir へ向かっていく脇道があります。森の中に突き刺さるような斜めの道でわかりやすいとは思います。写真をとった日はたまたまサルが道にいました。このLower Peirce Reservoirに向かう脇道は朝から晩まで結構サルが道を塞いでいることが多いので気をつけて走ってください。下手に自転車で威嚇してしまうと、襲いかかってくることもあり危険です。
Lower Peirce Reservoir の紹介は、次のセクションを参考にしてもらうことにして、そのままUpper Thomson Roadを北上します。Bishan-Ang Mo Kio Parkより北は徐々に上り坂になっており、建物もほとんどなく、森林のなかを走っていくような感じなので、仮に日中だとしても木陰が多く、少し涼しいかもしれません。車の交通量も多くなく、土日の早朝などはものすごく走りやすく気持ちの良いコースだと思います。
3) Lower Peirce Reservoir
中心部3大貯水池の真ん中にあるのがこのLower Peirce Reservoirです。Upper Thomson Roadから枝分かれする道にはいって1-2分も走るとすぐに湖畔に辿り着きます。土日の朝は必ず、釣りをしている人やトレッキングをしている人がいますが、MacRitchieほどはうるさくなく比較的静かな湖畔というイメージです。晴れている風のない日は青空が湖面に写り、また夕方にくればちょうど夕日が湖畔に写り、またそれも美しい、シンガポール内で自分の中でベスト3に入る写真スポットです。
上記の写真は2つあるうちの下(東側)にある貯水池なのですが、もう少し高い位置(おくばったところに)にもう一つ、 Upper Peirce Reservoir という貯水池があります。Upper Thomson Roadのところで、載せた地図にあるのですが、Old Upper Thomson Roadから途中分岐しているところを向かうとたどり着くことができます。走る距離自体は25km/hで15-20分ぐらいだと思うのですが、その道がなかなか曲者ので結構激しめのアップダウンを3-4回繰り返してたどり着くようになっており、特に夕方以降にいくと電灯も一切ないので不気味です。いくのであれば日が暮れる前(19時には通りに戻る)ぐらいの感覚でいくことをお勧めします。
しかし、辿り着いた先はこれまた森の中でぽっかりと現れる二つの貯水池を見渡せる堤防のようなところになります。
4) Upper Seletar Reservoir/Mandi Road
Upper Thomson Roadを北上し、坂道を乗り切るとまた再び街並みが現れます。新規MRTのSpringleaf MRT Station を過ぎたあたりで、Mandi Roadという二車線の道に曲がって、坂を登っていきます。すると1-2分でUpper Seletar Reservoir/Seletar Rocket Towerは右みたいな看板が出てくるのでそこで左に曲がります、SLEの下をくぐり、両サイドがゴルフ場になっている道を抜けていくと、Upper Seletar Reservoirが現れます。SLEの下を抜けずに、Mandi Roadをそのまま登っていくことでも貯水池にはいけるのでどちらでもいいかもしれません。
Upper Thomson Roadから曲がったあとはほぼ上り坂なのでそこそこ息がきれますが、その辿り着いた先の貯水池の景色があまりにも圧巻で、ここがもっとも一番シンガポールで訪れてほしい場所になりました。
結婚式用の写真にも使える非常に風景なので、平日の夕方でしたが、かなりの撮影している人が来ていました。またこの貯水池を見渡せるSeletar Rocket Towerも普通に階段を登れるようになっているので、ぜひ上がってみてください。
この夕日の向こうは実はNight サファリで有名なSingapore Zooがあります。といってもこのMandi Road側からでは動物などは全く見れないですし、Zooがあるということさえわかりませんけど。
まとめ
North Center of Singaporeのコースや見所を紹介してみました。自分が最も一番好きなコースなので、早朝・昼間・夕方とあらゆる時間帯で走行していましたので写真もいろいろと多くなってます笑。いずれにしても、Central Business Districtエリアから、Upper Seletar Reservoirまで距離は約20km弱なので、夕日を見るのであれば、仕事も終えた18時前には出発するとちょうど良いかと思います。夕立もなさそうな晴れた空の午後があれば、一度はチャレンジしてほしいコースです。
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