2020年4月〜6月にやったゲームを振り返る
ゲームつくるのもいいけど、遊んだゲームについて語るのもいいよね!
…ということで、最近やったゲームの紹介をしていこうと思います。
書いてる人はフリゲ作者ですが、遊ぶゲームに特にこだわりはないので同人ゲー、コンシューマゲー区別なく取り上げていきますよ。
紹介順はゲームの公開時期に関係なく、自分がプレイした順となっています。取り上げてる時期が中途半端ですが、あまり広い期間をとると数が増えすぎてしまうのでちょっと絞りました。
※プレイ時間は筆者がクリアした時の時間です
1. 十三機兵防衛圏
ジャンル:アドベンチャーゲーム (シミュレーションバトルもあり)
プレイ時間:45h
13人の少年少女が世界の危機に挑む群像劇。
タイムトラベル、宇宙人、巨大ロボット、謎の黒服などなどSF要素がこれでもかと詰め込まれており、ストーリーの完成度が非常に高いゲームです。
ストーリーが面白いと評判だったので、前情報を入れずにプレイしたのは正解でした。ADVパートの1チャプターは短めなので、中断しやすいところも良ポイントです(まあ続きが気になってぜんぜん止められないんだけどね)。
用語解説やストーリーを把握するための機能は充実してますが、それでもシナリオの全貌を把握するのはタイヘンです。じっくり腰を据えてプレイするのがいいでしょう。
バトル要素もありますが、ストーリーに集中したい向けに低難易度も用意されてますので詰まることはないかと思います。
(書いてる人はバトルジャンキーなので一番むずい方で遊びました)
本作の感想は既にふせったーでさんざん書いたので、この場では当たり障りのない内容で留めておきます。
筆者のイチオシキャラは東雲先輩です。かわいい
下のリンク先はネタバレしかないので未プレイの方は注意ください。
2. 剣閃神姫誅伐伝
ジャンル:RPG
プレイ時間:6h
和テイストの世界観とケレン味の強い演出、そして女性キャラクターのバストサイズが光るRPG。
武士の主人公と羅刹(ざっくり言うと鬼)との戦いを描いたストーリーです。これだけ聞くと鬼退治のようなあらすじですが、悪い奴を倒してハイ終わり! ではなく、戦ううちに主人公は己の使命を思い出し…という二転三転するシナリオになっています。
本作の特徴はなんといってもヒロインである零亜の「命(天命)を対価するスキル」でしょう。この言葉の響きだけで中二心をくすぐられる方は多いのではなかろうか。
彼女の能力は、作中では様々な概念を断つものと説明されており、死(ゲームオーバー)の回避やボスキャラすら問答無用で一撃死させるなど、かなりぶっ飛んだ性能となっています。
(他には攻撃力依存の回復スキルとかあるよ。おもしろーい)
なおヒロインの天命スキルは使いすぎるとBADENDになりますが、何度か使用する分にはペナルティもありませんのでご安心を。
自分は数回使いました(そっちのほうがなんか盛り上がるよね!)。
もちろん使わなくてもクリアできるので、バトルに自信のある方は縛りにチャレンジしてもいいでしょう。
ジャンルこそRPGがですがノベルゲームの要素が強いので、活字慣れしている方はより楽しめるかと思います。
3. Luna Plena
ジャンル:RPG
プレイ時間:2.5h
パズルライクな戦闘が面白いRPG。
月の姫プレーナが月の世界に現れたモンスターを退治しに行きます。幻想的な世界観が魅力的です。
ゲーム中に流れる語り調のテキストが童話のような雰囲気を演出していて、個人的にものすごく好きでした。テキストが流れる間も操作はできるため、プレイヤーの動きを阻害することなく進められるのも良ポイントです。
プレイヤー側の操作キャラクターは主人公のプレーナ1人です。
戦闘はサイドビュー形式で、綺麗なドットイラストがグリグリ動くので、見ているだけでも楽しめます。
各コマンドには待ちターン数が設定されており、待ちターン数がゼロになった者から行動できるシステムです。「ふしぎの城のヘレン」を知っている方はピンとくるでしょう。
強力な技ほどターン数が高く連発ができないため、戦略を意識した戦い方が求められます。最初はシステムが理解し辛いかもしれませんが、プレイしているうちに自然と覚えられる作りになっています。
難易度は4段階あり、途中で自由に変更可能です。
自分は一番難しい「氷寒地獄」でプレイしましたが、プレイヤーの心をへし折りに来る難易度なので、チャレンジ精神にあふれる方以外は選択しない方が無難かもしれません。
ちょっと変わったシステムのRPGが楽しみたい方にオススメのゲームです。
ちなみに海外製のゲームのため、たまに妙な日本語が出てくるのですが、それがかえって味がありました。俺はけっこう好きだぜ
4. モノクローム・キャスト
ジャンル:RPG
プレイ時間:1h
光と闇、2つの属性を駆使して戦う、システムが非常に独特なRPG。
先程のLuna Plena同様、パズル色の強いゲームです(結構前のゲームなのですが、パズルライクな戦闘を探していたらこのゲームに行き着きました)。
なんとこのゲーム、戦闘中に使えるスキルは3つしかありません(※)。
2属性の攻撃スキルと防御用スキルの3つで戦います。スキルを使うたびに場の属性値が変化していき、その値が敵味方のダメージに影響します。
※厳密にはアイテムも使用できます
戦闘は1対1のCTB方式で、行動ゲージが溜まった瞬間にコマンドが使えるようになります。この行動するタイミングも非常に重要で、時には相手の行動を待つというのも1つの選択肢になります。
最初こそとっつきにくい印象を受けますが、システムを理解するとグッと面白くなってくるゲームです。
独自性の強いシステムなので、本記事の説明を見てもピンとこないと思います。あれこれ試行錯誤しながら進めるのが好きなタイプの方、パズル色の強いゲームが好きな方にはとてもオススメです。
ボリュームも短く遊びやすいので、少し癖のあるゲームがやりたい人はぜひ。
所感:
ストーリーはあっさりめですが、可愛い感じのキャラクターは好きでした。システムがとても面白かったので、ラスボスよりもっとヤバい奴がいてもよかった…!
5. 光芒を渡る。
ジャンル:RPG
プレイ時間:2.5h
監獄から脱出する2人の男女を描くノンフィールドRPG。
この男女の関係性はゲーム中ではいっさい語られず、すべてプレイヤーの想像に委ねられています。
女神転生風なドットイラストのクオリティが非常に高く、雰囲気だけでも楽しめます。
この2人はRPGのジョブに相当するものが設定されており、ゲーム冒頭の選択肢(支配したい女、尽くしたい男など)でジョブが決定されます。
性能で選んでもいいですが、雰囲気で選んでも問題無いです(自分は雰囲気重視派なので後者で選んだ)。
戦闘システムはツクール2000デフォルトのシステムを採用しています。
難易度は歯ごたえのあるものとなっており、ボスはおろか雑魚戦でも苦戦を強いられるでしょう。とはいえこちらのレベルや装備品が揃っていれば勝てるバランスのため、変な縛りプレイをしなければ十分クリア可能な難易度です。
ちなみに自分がプレイしたときは、装備品やスキルが整っていない序盤が一番苦労しました。
監獄が舞台のため、ゲーム中は終始陰惨な雰囲気が漂いますが、コミカルなNPCや癒し系のNPCも登場するため、常にシリアスかというとそうではありません。
一部ボスキャラは「断章」というアイテムで背景が語られますが、これまたかなり暗い話なのでいい感じにプレイヤーの精神を削っていきます。
退廃的な世界観、硬派かつダークな雰囲気が好みの方にはかなりマッチする作品です。
一部残虐で生々しい描写があるため、苦手な人は注意してね。
6. FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE
ジャンル:アクションRPG
プレイ時間:45h
超大作ゲームのリメイク。
筆者はリメイク前(PS版)プレイ済みですが、内容はハッキリ言って別物なので、新鮮な気分で楽しんでました。
特にグラフィックの作り込みが凄く、その辺をブラブラ歩くだけで楽しい。20年以上前の作品なのに古臭さを感じさせない世界観はすごいと思います。
戦闘はリメイク前と変わってアクション要素が取り入れられたRPGとなっています。操作性は少し独特なので、筆者は慣れるまで少し時間がかかりました。戦闘難易度もまあまあ歯ごたえがあり、苦戦しつつもいい塩梅で楽しめました。
ただストーリーの内容には賛否があり、リメイク前をプレイしている方からすると不満の声もあるようです。この辺については色々考察も上がってるため、本記事では特に触れません。
そもそも完結してないストーリーにどうこう言うのもなー。
不満点が無いわけではありませんが、プレイ中は素直に楽しんでたので、個人的には満足してます。
所感:
・バレットがうるさい
・クラウドがかっこいい(かわいい)
・エアリスがかわいい
・セフィロスがホモくさい
7. ロストヘヴン
ジャンル:RPG
プレイ時間:11h
ストーリー重視の長編RPG。
バトルシステムは普通のコマンド式ですが、個性豊かなキャラクター、そして二転三転するシナリオが好評のゲームです。
中世ファンタジー風な世界観で、記憶喪失の青年が自分の記憶を取り戻しながら己の過去に向き合っていく…というたいへん王道なあらすじですが、本作は良い意味で王道を貫いてます。
長編RPGと聞くと敬遠しがちな方も少なからずいると思いますが、本作はオートバトル・高速化・バックログなど、ストーリーに集中できるよう徹底的に配慮された作りになっています。
ストーリー重視のゲームと言われる本作ですが、一番の魅力は常に続きが気になるシナリオだと思います。かなりテンポよく話が進むので、本作をプレイした方なら止め時がないと感じた方も多いでしょう。
登場人物の何気ない台詞や行動が後の伏線になっている事が多く、ストーリー構成の巧みさを感じさせられます。
個人的に上手いと思ったのは、主人公のライゼが上着を脱いだシーン(未プレイの人にはなんじゃそらだよね)。
公式紹介文にもある通り、戦闘の難易度は低めです。刺激を求める方には物足りないと感じるかもしれませんが、ストーリー重視の本作においては良い方向に作用していると感じました。
本記事で取り上げたフリゲの中では、特にプレイしやすいゲームだと思いますが、長めのボリューム・ストーリーが重い(特に後半)ので、腰を据えてのプレイをオススメします。
余談:
スクショを沢山取ったつもりですが、戦闘中のはビンビンXを使用しているカットイン画像(?)しかありませんでした。すみません
8. ツキノヒト
ジャンル:RPG
プレイ時間:7h
某迷宮シリーズリスペクトのRPG。
ヒロインのカグヤが可愛いだけでなく、月を舞台にしたSFチックな世界観、非常に練り込まれた戦闘バランスが光る作品です。
特にヒロインのカグヤは筆者の今期イチオシキャラになるほど可愛いです。
本作のストーリーは、かつて滅びた月面都市でサルベージャー(探索者みたいな人達)の少年がコールドスリープの少女と出会うところから始まります。
ボーイ・ミーツ・ガールのお手本のような導入ですが、王道だからこそ安心出来るストーリーです。
戦闘難易度は高めで、雑魚エネミーでも殺意全開で襲ってくるため、戦略が非常に重要です。特に状態異常が強いゲームなので、筆者のような敵をハメ殺しにしたいタイプの人間にはガッチリハマるでしょう。
個人的に好きな部分は食堂に居るサルベージャー達です。彼らは決してヒーローになれる器ではないのですが、誰もが泥臭く生きており、本作の空気感をうまく演出していると感じました。
いつもアイテムくれるチャラ男さんありがとう。
なお、戦闘が苦手な方向けにライトな難易度(Casual)も用意されてます。
でも骨太ゲーマーはVenture以上の難易度でやろうね。
所感:
カグヤはかわいい(重要)
バトルが面白かったあまり、プレイレポートなんてのも書いてました。
みんなもやろう
全体的な所感
本記事で取り上げたゲームの半分以上は、ゲーム公開直後にプレイしたものです。当時は力作ゲームが立て続けにリリースされたので「ウォーッ 神ゲーッ!」みたいな気分でプレイをしていました。
少し癖の強い作品も紹介しましたが、どれも完成度の高いゲームでしたので、この記事を見て「面白そう」と感じた方はぜひプレイしてみてください。期待を裏切らない内容ですよ!
ちなみにやったゲームがRPGに偏っていたので(RPGの公開が同時期に重なってたというのもありますが)、他ジャンルにも手を付けてもいいかなと思い、7月以降はADV多めでやっていました。
このあたりは別記事で(やる気があれば)語ります。
【余談】
ところで同時期にリリースされたRPG『イリスのゲーム』は歯ごたえのある戦闘バランス、キャラ同士が複雑に絡み合うストーリーが好評のゲームですので、未プレイの方はぜひダウンロードしてみてくださいね!
遊びやすい難易度もあるよ!
しかもなんと、追加ストーリーのアップデートも予定されているそうですよ! ウワーッ! 楽しみだね!!!
以上、自作品の宣伝で締めくくらせていただきました。
〜おわり〜