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5mmの事とか・・昔聴いていた音楽(8)

昭和歌謡

本格的に「音楽ええなっ!」となったのはビートルズを聴いてからだけど、それ以前も良いなと思った音楽はありました。
両親は2人共まあまあな音楽好きで母親はクラシック、主に古典あたり。父親は趣味ではあるけど詩吟をやっていて一度、一瞬だけ録音した音を聴かせてもらったことがあり、父親と同一人物とは思えない声にびっくりした記憶があります。我が家には父親が詩吟を録音するために購入したオープンリールのテープレコーダーがありました。そんな父は普段あまり音楽を聴いていた記憶が無いですが、レコード棚には民謡や軍歌のレコードが数枚あり、それを父親よりも兄が好んで聴いていたような気がします。共働きだったので主に日曜日に我が家のステレオが働くのだけどその時は大体が母親のクラシックのレコードが再生されていました。
その中で特にホリオが自発的によく聴いたのがサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。 
当時の自分にはあのジプシーなヴァイオリンが刺さったのですね。
今はそれほど好きな曲ではありません。

そして、その他のクラシックや民謡などが小学生だったホリオの心を動かす事はなかったけど、当時のヒットチャート(その頃はTVでもラジオでもヒットチャート番組がいくつかありました)には関心がありました。主に日本の歌謡曲が好きでしたが、当時の自分の興味は野球やバク転にあり、音楽は2の次、3の次でした。ただそんな自分の心にグイッと入って来た特に印象に残る曲のリンクを貼ります。

他にも何曲か思い出しますが・・・上にあげた曲が特に好きで、今でもたまに聴きたくなります。まあ、一回聞けば納得するのですが。
尾崎紀世彦とちあきなおみ、今聴いてもお2人とも本当に歌が上手くて素晴らしいですね。特に「喝采」と言う曲は素晴らしく、今でも何度聞いても感心させられます。

上に挙げた曲を今聞くと、現在の自分が好む音楽的な要素がすでにちょくちょく見え隠れしていて興味深いです。
ひなげしの花の「丘の上ひなげしの花で 占うのあの人の心」の後の2小節「今日も ひとり」のところの浮遊感のあるドミナント感は今も好きですね。 
やはり元々自分はメロディとコードと音色、つまりまとめると音楽の「サウンド」に惹かれているのであって、歌詞にしても言葉の響きが良ければ良く、意味は、どうでも良いと言うと言い過ぎですが、それほど重要では無いのです。
しかし、ちあきなおみ「喝采」は別で、メロディ、コードと歌詞の内容が、素晴らしい歌唱によって情景が浮かぶ様に入って来て、この曲がヒットしてた時代に一気に戻されます。
すごい名曲だと思います。ホリオの好きな浮遊感のあるドミナントもありますし(笑)

「PILOT」に続く

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