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大学で働くアスレティックトレーナー。

今回の記事は、”大学でアスレティックトレーナーとして働くってどうなんですか?”とDMを頂いたので、その辺りについて書いていきます。

▷アスレティックトレーナーとして大学で働きたい方
▷アスレティックトレーナーとして働き先を模索している方
▷アスレティックトレーナーの仕事内容について知りたい方

是非最後までご覧ください。

アスレティックトレーナーとは?

アスレティックトレーナー(以下:AT)って実施にどんな仕事を担う人材なのか。

私の保有している日本スポーツ協会ではこの様に定義づけされています。

JSPO-ATとは。 JSPO協会HPより

スライド内で紹介されているように、その役割が多岐に渡ります。

役割が多岐に渡ることから、働き方も人それぞれです。

何に重きを置くかで働く先を決めている。
そんな印象を持っています。

では、ここから、今回の質問である『大学で働くこと』について書き進めていきます。

大学での一日

大学での勤務は、平日、週末で勤務時間が変わります。
また、長期休暇期間(夏休みや春休みなど)についても勤務時間が変わります。

平日:13:00-21:00
土曜:10:00-18:00

大学の勤務時間

勤務場所
大学の施設内にあるアスレティックトレーニングルーム(以下:ATR)にて仕事を行います。

アスレティックトレーニングルームという言葉があまり聴き慣れない言葉だと思いますが、小学校や中学校でいう保健室に近いと思います。

スポーツ中に怪我をしたり、怪我には至らないけれど体に不調を訴える選手たちがATRに来ます。


勤務内容

勤務内容については、多岐に渡ります。

*怪我や不調を訴える学生アスリートの対応
*大学内の施設でスポーツ中に生じるアクシデントの対応
*教育的活動
*安全・健康管理に対する取り組み
*アスレティックトレーニングルームの運営
などなど

大学での業務内容

ざっとあげるとこれらの仕事があります。

中でも最も時間を費やすのが、怪我や不調を訴える選手の対応です。

ATRのスタンスが、当大学の体育会全クラブを対象にアスレティックトレーニングサービス(ATが資格の範疇内で行う仕事内容のこと)を展開するため、数多くの学生アスリートを対応することになります。

もちろん、いろいろな競技をしている選手が来るので、競技に対するある程度の知識を持っておく必要があります。

その他には、選手対応以外に講習会を通じて、安全・健康管理への啓蒙活動も定期的に行います。

ATRの運営のために「空間・モノ・ヒト」を管理するという業務も同時にこなします。


大学で仕事をする醍醐味

スポーツを行う人たちを支える。という観点から考えると、多種多様な支え方があると思います。

大学の場合、以下のような点が醍醐味があると考えています。

・よりスポーツ現場の近くで仕事ができる。
・特定のスポーツではなく複数の学生アスリートと時間を共にできる。
・学生スポーツという限られた時間の中で掲げた目標に対して共に歩める。
・すぐ側に活動場所がある為、学生アスリートからのリアクションが早い。
(医療機関だと次回の診察(リハビリ)まで選手の状況が掴めないことがある。)
・年間を通じて学生アスリートが対象となる。
・とにかくスポーツにどっぷりと浸かって仕事ができる。
・初期対応から競技復帰までをサポートできる。

大学で働く醍醐味


対応する学生アスリートの数だけストーリがあり、それぞれのストーリーが垣間見える瞬間があります。

試合会場で経験するあの張り詰めた空間。

一つのプレーで運命が分かれるあの瞬間。

二度と無い瞬間に立ち会えることも、仕事をしていく中で得ることが出来る醍醐味です。

その様な環境の中で、学生アスリートに対してどの様な働きかけができるか。

日々考えていることであり、答えのみえない自分への問いかけだと認識しています。

その考えるプロセスがまた、たまらなく有意義で貴重な時間となります。


仕事として成立するのか。

実際に私の場合は、アスレティックトレーナーを生業にしていることから、成立している。という形になります。

▷以前に「懐事情」を聞かれたことがあったので動画を作成しています。まぁ。大金持ちではないですが・・・・。生活はできます。

リアル懐事情


大学で働くために準備しておくこと。

私が今の仕事に就けたのは、ある方からのお誘いがあったからです。

正直、お誘い(または紹介)がなければ、一般公募で情報を掴む他ないと思います。

ただし、その情報も一般公募まで行き渡らず、身内やコミニュティーでしか回らないことも多くあります。(大概がそうです。)

また、いつ・どんな条件で情報が回ってくるかなんてわかりません。

スポーツチームであればシーズンオフに出回ることが多いと認識していますが、大学の場合は少し状況が異なります。

そんな点から、情報掴んだら真っ先に反応することがとても重要だと思います。

『一晩考えてから』とした途端に、誰かがそのチャンスを掴んでしまいます。

話が舞い込んできてから。ではなく、舞い込むこと前提で準備をしていくこと

これに尽きると思います。

働き方が多様化し、この流れは我々の業界にも及んでいます。

自分はどうしたいのか。

どんな環境であれば最大限に還元できるのか。

この記事が何かのきっかけとなれば幸いです。


Tsubasa  7th-Feb

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日頃から学生アスリートと接する中で、アスレティックトレーナーとして何を考え、どんな準備を持って選手対応をしているのか。ありのままを公開します。

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