就職活動で考えておきたいこと。
今回は、就職活動について書きたいと思います。
学生:就活において最も重要な事はなんですか?
僕:話長くなるけど・・・・。
こんなやりとりを以前にAT(Atletic Trainer)を目指す学生としたことがあります。
専門学校では、授業を通して資格取得のために必死になるけれど、その先のことをきちんと伝えれてる?
そんな感情を持ったのを覚えています。
これから就活をする学生の皆さんや、就活真っ最中の学生に届けば嬉しいです。(勿論、転職を考えている人にも届いて欲しいな。)
この記事の内容はざっくりとこんな感じ!
何を基準に就活をすれば良いか。
この部分。とても重要なことだと思います。(まぁ。核の部分だしね)
実際に、何を基準にするかで、働く環境が大きく変わります。
では、その基準とは何か。
□経験値を積む
□安定した収入
□休みの確保
□仕事内容
□その他
この辺が基準となる部分で、悩むところだと思います。
経験値
なくてはならないもの。できれば最短で最大限の経験値を手に入れたいところ。
ここでいう最大限とは、スポーツ現場で闘うための経験値。
スポーツ現場の最前線に就いたとして、一人で戦っていける経験値(技術)のことを指します。
安定した収入
仕事として成立させる為には切り離せないこと。
収入が不安定だと、収入を得る為にダブルワークをしたりと自由時間の確保が難しくなる。
副業でフラフラ。そんな状況で本業大丈夫?
副業をするあまり、本業について自己研磨できない。→このスパイラルは結構マズい・・・。
休みの確保
質の高い仕事をしようとすると、休暇は一定数必要になる。
例えば、週休2日をイメージすると、年間休暇は104日。
また、一般的にホワイトカンパニーと言われる企業は、年間休暇が120日以上だそう。
トレーナー界はどうか。
隠さずいうと、羨ましい限り。この言葉に尽きる。
みんな働きすぎだって!(僕含め)
自分だったら何日休みが欲しいか。真剣に考えた方がいい!
休みがなくても(少なくても)いける!そんな痩せ我慢は要らない。
しっかり休んで、しっかり働く!これが基本!
”最近休み無くてー。◯◯連勤中です!”っていう人をよく目、お見かけするけど。
なんも格好よく無い。し、なんの自慢にもならない。
休める環境のほうが絶対いい!だって、選手のことを想い、頭をフル回転させ、支えるんでしょ?
支える側が疲弊してたらどうよ?
僕が選手なら、”休んだ方がええっすよ!”と言いそう。
そんなこと言われる時点で、トレーナー失格だね。
休めない環境は、しんどい思いをするだけだよ。
(いや、それ含め修行でしょ!と思う人はどうぞ!笑。ただし言わせてもらうと続けてナンボだしね!)
仕事内容
どんな仕事にも、意味はあり自身の経験値となる。
ただ、勘違いして欲しく無いのは、その経験がトレーナーとしての歩みに直結するか?
ここは考えた方がいい!
”アスリート専属のトレーナーになります!”って夢あるのに、アスリートとの接点が極めて少ない施設への就職って。
痛く無い鍼灸治療を提供する!って夢があるのに、鍼灸をあまりしない鍼灸整骨院へ就職って。
遠回りしてない?
そう感じてしまう。(かなりバイアスかかっているけれど)。
一つの事(何かの技術)を、一流へと磨き上げるのに要する時間は、10000時間いるって言うしね。
できれば、この10000時間を早々に費やせる環境に身を置いた方が良い。
その方が、上述している最短で最大限の経験値を得る!と言う部分にリンクからね。
その他
その他?何かあるかな?読んでくれている方!何か該当する項目があれば教えて!
あえてここに書くなら、目指す就職先に最も近い場所からアプローチして行く。これが大事だと思う。
例えば、プロの世界でチャレンジしたい!なら、プロの世界へ飛び込め!ということ。
ただ、経験値が少なければ、そこには辿りつきにくい。
じゃ。どうする?
⚪︎ プロの世界に比較的近い環境を探す。
△ ひとまず働ける場所を探す。
ここで妥協は要らない!
例えば大学受験を控えていて、Aランクの大学を目指していたけど、成績振るわなかったら急にFランクまで落とす?って話と一緒なこと。
(働く先にランクなんてないけどね。)
仮に叶わなくても、その目指す環境に近い場所に身を置く。この選択が大事!
また、何を基準にするかは、今の自分にとって何が必要か?と置き換え考えると見えてくる様になる。
実際に現場はどんな感じ?
いま、大学スポーツの最前線で仕事をしているけど、それは想像を絶するよ。
いい意味でも。悪い意味でも。ひっくるめて素晴らしい環境で仕事が出来てるけど、やっぱり就てから気付くことだってある。
就職してから
なんか思ってたのと違う!
とならない様に、少し先の自分を思い描き、今何をすべきか考え、選択した方がいい。十分にリサーチしよう。
また、これだけ言っておきたい。
スポーツ現場に!スポーツ現場に!って相談をよく受けるけど、捉え方違うからね!
何が違うって?
スポーツ現場に就職すること。これ大きな間違い!
正しくは、
就職した場所(スポーツ現場)でどれだけ戦い続けるか!
→内定をもらうことがゴールでは無い!
だからね!
すぐに転職する人を今まで数え切れないくらい見てきました。
理由はそれぞれだとしてもさ。
向かう先をもう少し解像度高くイメージした方が良い。
僕が歩んできた道
高卒で専門学校へ。卒業後、整形外科へ就職し、2年後社会人学生へ。
そんな経験を持っています。
まず、トレーナーになって、次に、鍼灸師になる事を選んだ。(理由は割愛)
仕事についても、転職を重ねるごとにスポーツ選手との接点が多く持てる環境へと移っていった。
週末トレーナー(こんな言葉あるか知らないけれど)からフルタイムトレーナーになる為に、30半ばで決断をした。
決断するまでに、資格をとってから8年ほど掛かった。
で、最前線で働き6年が経過した。
今のところ最前線で踏ん張れている。
これから歩むであろう道
10代の頃に、スポーツ現場で骨を埋める覚悟をした。
”歩けなくなるまでスポーツ現場を飛び回る!”
そんな事を豪語していた自分を思い出す。
本気でそう人生設計した。
20代は、その覚悟を胸に突っ走った。
30代に、よし!戦える!!と、夢だった舞台に環境を移した。
つまり、勝負に出た。
で。40代。一般的な定年まで20~25年ある。
(鍼灸師的には定年無しで続けれる。まぁ。トレーナーもだけど。)
Life Work Balanceについて考えることが多くなった。
2012年から始めた非常勤講師業は、もう数年は出来そう。
(教育プログラム変更で、弾かれる可能性大だけど。その時は潔く契約満了だな。)
10代の時に掲げた覚悟は、今も変わらずある。
一方で、変わっていく心境があることも事実。
このままでいいのか。
人生の時々で、優先順位が変わる。
その結果。このままでいいのか。
立ち止まり、この先を考え直す時が来ている。
最後に
限られた時間の中で、どれだけ思い描いた仕事に近づけるか。
妥協なんてしてる場合じゃ無い。
取り敢えず。なんて無い。
とことん、就活して、して、しまくって。
納得いく働き先を見つけて欲しいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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