22.4.11 物質もソフトの時代へ
こんばんは、多部栄次です。
毎日日記やっていきましょう。
タイトルが結構大袈裟ですが、内容は薄っぺらいです。先ほど「タコピーの原罪」を読んでいたら一日過ぎそうになっていたので思いついたもの大慌てで書きました。ただ、助走はつけられたので、下記の内容の続きあるいは深い部分をそのうち語ろうと思います。じゃ本題(推敲なし)行きますか。
随分前から言われてきていることですが、19世紀はハードマターの時代だと言われ、鉄や鋼が材料科学の玉座についていたと思います。20世紀はStaudingerによって高分子という新しい材料の概念が提案され、その本質が議論され始められたんですよね。そこからプラスチックがハードマターに替わる材料になっていきましたが、最近はソフトマターの時代になってきています。コンピューターもエンジニアもハードからソフトへとシフトチェンジしているのと同様に、材料もソフトの存在は極めて重要になっているんですよね。
ソフトマターってのは液晶やゲル、ミセルや二分子膜等の界面活性集合体、超分子、生体分子…いろいろありますが、多くは高分子に代表される有機分子からなる物質を指します。siliconとかありますけど、あれどっちに分類されるんだろ。まぁ無機材料ですね。セラミクスの一種ですし。
さて、そんなソフトマターの話をした理由は特にありませんが(ないんかい)、その中にゲルとエラストマーといったネットワークポリマーも入っているんですよ。かつて先輩に「それらの違いって何?」と訊かれたことあったんですよね。分散媒が入っているか否かって答えた気がしますが、これが果たして正しい定義なのかはわかりません。
(あくまで僕の考えや学んだことに過ぎませんが)簡潔に申しますと、ネットワーク(三次元網目構造)ポリマーはゲルやエラストマー、光硬化性樹脂などの架橋高分子全般を指します。ゲルは溶媒含んでるもの、エラストマーはゴム弾性を示す粘弾性体といった感じで。
ちなみにゴムとエラストマーの違いは研究所や製造業等、職や分野によって意味合いは異なってきますが一般的には同義です。ゴムは原料で、配合剤を添加し、加硫させたものをエラストマーと言うことが多いです。なのでゴムという単語であるにもかかわらずゴム弾性を有さないケースもあります。あと、エラストマーにもプラスチックと同様、熱硬化性と熱可塑性があります。硬化性の方は古き良き加硫ゴムや過酸化物ゴムとかですね。そういう違いがあったりします。
急に書く意欲なくなったので今日はここまでにします。めっちゃ表面的なところしか触れていませんけど、たまにこういうこと日記に書けるといいですね。前から高分子系や有機系、生化学系のいずれかを語りたいなって思ってまして、最初は高分子かな、でも高分子の基本を語ったところでなって思っていたので、一般的には少しニッチなところから語るのもいいかもしれませんね。(需要はたぶん)ないです。
日付跨ぎそうなのでこれで終わります。病んでたりマインド的に感じたこと、話したいことがなかったら、こういう専門(とまではいかないけど)や教養程度の話ができたらなと思います(語りたいだけ)。
あ、昨日より始めたルーティン忘れてましたね。
それではおやすみなさい。明日も良い1日を。