BTS:曲語り『紫の風船とともに世界へたくさんの夢や希望を届ける曲』
2021年7月9日、BTSのファンであるARMYの誕生日に新曲『Permission to Dance』がリリースされましたっ😆💜
リリース5分前にもかかわらず、YouTube先生のお部屋には100万人以上の方々が待機しているの目の当たりにして期待の大きさを実感し、日付を超える前には4000万回もの動画再生数を目の当たりにして、期待以上の楽曲に世界中の方々が身体を揺らして、踊っている姿を想像しました✨
私も何回聴いて、何回観たかわかりません😊
先日公開したTeaserから大きな期待に胸を膨らませていましたが、BTSは本当に良い意味で期待を裏切ってくれると思います。
Teaserも素敵で、Music Videoとセットなところがあるので、良ければこちらの記事もご参照ください↓
紫の風船の意味など、Teaserが説明書のような存在に思えます。
今回の記事では、大切なメッセージがつまった歌詞とともにMusic Videoを観ていこうと思います😊
日本語訳はWeverseのMusic Videoの日本語訳が素敵だったので主に参考にさせていただきました。
英語に関しては日常会話レベルなのでそもそも違うところもあるかもしれませんが、自分の解釈を込めて、アレンジしております😌
激しく違うよ!という箇所がありましたらコメント欄にてご指摘いただけると嬉しいです。
『Permission to Dance』
舞台はどこかの街のカフェでしょうか。
『Butter』のモチーフでもあったホットケーキとバターの乗ったお皿を持った店員さん。
口元には当たり前のようにマスクがあり、現在の状況を象徴しているようです。
そんな彼女が空を見上げるところから始まります。
It’s the thought of being young
When your heart’s just like a drum
Beating louder with no way to guard it
若い頃に思いを巡らせれば
心臓がドラムみたいに大きく高鳴って
それを止める術は何もないでしょう
何も知らない頃に、新しいものや新しい世界に出会う胸の高鳴りってとても大きいですよね。
大空を見上げたJUNGKOOKさんは、大きな夢を抱えてソウルにやってきて、未知なる大きな世界を前に胸を躍らせる少年のようにも見えます。
高い空は遠い過去か、それとも過去に見上げた夢の世界でしょうか。
When it all seems like it’s wrong
Just sing along to Elton John
And to that feeling, we’re just getting started
すべてが間違っているような気がする時でも
ただエルトン・ジョンの歌を口ずさんで
ありのままの気持ちでいいんだ 僕らは始まったばかりなんだから
エルトン・ジョンの歌…。
すぐに思い浮かんだのは、こちら↓
絶対違いますね…😅
きっと『Your Song』とかBTSにもおなじみ『Circle of Life』などでしょうか。
こんな風に歌っているのかも??というのは、BTSも出演されたCarpool Karaokeにてどうぞ↓
サムネのクセがすごいですが、名曲ばかりの贅沢な回です♪
RMさんのワンショットかと思ったら、いきなり全メンバーが集合しているのは、胸を打ちます。
When the nights get colder
And the rhythms got you falling behind
冷え込んでいく夜に
自分が置いてけぼりになった気がしても
RMさんの歌詞からの流れが、今の状況などに悩んだり、悲しんだり、苦しんだりしている人たちに寄り添う歌詞ですよね。
日常が変わり、誰のせいでもないけれど、こんなはずじゃなかった、何かが間違っている、もがいてみても、自分ばかり遅れをとっている気がする…というような孤独や葛藤に優しく触れて、受け止めてくれるような感じがします。
Just dream about that moment
When you look yourself right in the eye, eye, eye
Than you say
ただあの瞬間を夢見てごらん
君の瞳に君自身を真っ直ぐうつす瞬間を
それから、君は言うんだ
「that moment」はJUNGKOOKさんのところで思い巡らせていた、目をキラキラ輝かせた瞬間のことかもしれないですね。
「自分自身を自分で観る」
まさに、ワールドワイドハンサムを自負するJINさんパートになるべくしてなったフレーズですね。
I wanna dance
The music’s got me going,
Ain’t nothing that can stop how we move yeah
ダンスがしたい!
音楽が僕を踊らせるんだ
僕らの動きを止められるものなんてありはしない
この辺りまで来ると、何となく気持ちが沈んでいた人も、音楽に合わせて一緒に体を動かしているんじゃないかな、と思います。
Let’s break our plans
And live just like we’re golden
And roll in like we’re dancing fools
計画なんてぶち壊そう!
そして、ただ黄金みたいに輝いて生きよう
そして、バカみたいに踊り明かそう
「ぶち壊す」は言い過ぎかもしれないですが、「plan」はもともとあった計画で、その計画が実行できないために今が辛いのであれば、思いっきり蹴り上げる勢いでなかったことにしてしまおう、ということかな、と。
「golden」はBTSには「Golden Maknae」=黄金の末っ子と呼ばれるJUNGKOOKさんがいらっしゃるので、「黄金」はどうしてもそのまま生かしたいと思いました。
「dancing fool」を調べていたら、「Dancing fool, watching fool: all fools, so let's all dance!」という表現に出会い、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」でした。
突然の阿波踊り感を出してしまうのも何なので、記載のようになりました。
We don’t need to worry
‘Cause when we fall we know how to land
不安になる必要なんてないさ
墜落したとしても着陸の仕方を知っているから
SUGAさんが、度々「墜落」と「着陸」のことを話されることを思い出します。
詳しくはこちらの記事をご参照いただければと思いますが、以前のインタビューで「観客が5万人から2000人に減ったとしても、ステージに上がるのが残ってくれた方々のための僕たちの“着陸”ではないかと思う」とおっしゃっていました。
私たち自身に置き換えてみることもできると思っていて、日常の中でも墜落が怖くて飛び立つことすらできなかったり、順調に飛んでいても急な乱気流に墜落が怖くて引き返したくなることもあるかもしれません。
器用に臨機応変に受け身でもとれたら良いですけど、そうはいかない時もある。
ただ、しっかり周りの状況や自分自身の状態、未来のことなどを考えておけば、不安というのは小さくできるものかもしれません。
Don’t need to talk the talk,
just walk the walk tonight
会話する必要なんてないよ
今夜は実行に移す良いだけでいいんだ
「talk the talk and walk the walk」で「有言実行」という意味になるそうですが、この曲の場合は「不言実行」になるでしょうか。
行動が制限される中で、なかなか自分を表現できなかったり、そもそも人と対面して会話ができない状況だったりします。
「talk the talk」は「話を話す」=「口先で話す」というようなマイナス面もあるそうなので、意訳したら「つべこべ言わず、YOUやっちゃいなよ」というところかもしれません。
‘Cause we don’t need permission to dance
僕たちが踊るのに許可なんていらないから
突然の大門サングラス🕶🤣
(不明な方、検索してみてください)
こういうところ、長男さんの魅力ですよね✨
そう、踊るのに許可なんて必要ありません!
There’s always something that’s standing in the way
But if you don’t let it faze ya
You’ll know just how to break
いつでも何かが行く手に立ちはだかる時がある
でも決して動じなければ
打ち砕く方法がわかるよ
何がすごいって、J-HOPEさん、歌がうまい!
そしてやっぱり声がいい😆
そう、J-HOPEさん声がすごくいいんですよね😆
大事なことなので二度言いました😅
IN THE SOOPだったでしょうか。
「歌がうまい人っでどんな気分なんだろう」とおっしゃっていましたが、いやいや、どの口が言ってる??と思いました。
とはいえ、英語の発音からしても相当の努力を積み上げたんだろうなというのは容易に推測されますね。
ソロパートの最後の方で突然J-HOPEさんが何かを引き寄せ始めます。
↑SUGAさんでした♬
そして、この場所は、紫の風船工場でしょうか。
詳しくはTeaserをご覧にただければと思いますが、紫の風船はコロナの終息を示し、希望の兆しでもあります。
それをBTSのメンバーが一生懸命作っている。
Vさんに至っては、フライングで空へ放っています。
そういった細かな演出も本当に素敵だと思います。
Just keep the right vibe yeah
‘Cause there’s no looking back
There ain’t no one to prove
We don’t got this on lock Yeah
ただ思いのままのバイブスに揺れて
振り返ることはないよ
誰にも決して解き明かせないことがあるし
どうにもならないことだってあるんだから
そして、SUGAさんも声が好きだし、歌も素敵です✨
これもIN THE SOOPだったでしょうか…この頃、いろいろ並行して観ているので、いつの何かまったくわからず…😅
「歌の練習してるんだ」とおっしゃっている場面があったことを思い出しました。
このリリックは翻訳が難しかったです😣
「right」が汎用的な幅広い言葉過ぎて、簡単な単語なのに難しい、という…🤔
「right vibe」は『Butter』のSUGAさんパートにも登場しましたので、重要なワードなのかなと思い、しっかり考えたくなりました。
「vibe」はヒップホップ用語として使われる「バイブス」(雰囲気や調子)をそのままに利用するとして、「right」が一般的な「正しい」という意味だとしたら、自分にとっての正しいこと=「ありのまま」とか「思いのまま」が当てはまるかな、というところで選んでみました。
「keep」も保つとかそのままにするというよりは、音楽を愛して止まない人って、音楽さえかかっていれば自然と体が振り子のように揺れ続けるので、「揺れる」としました。
こちらの記事でain'tがスラングになることもあると知り、たいへん勉強になりました。
「get it on lock」は ヒップホップに多い使い回しだそうで、支配やコントロールできないというような意味があるそう。
…なんだか英語教室になってきましたが、翻訳は難しいけれど面白いですね。
もっと面白いのがこちらの方々↓
洗濯機の中に、たくさん紫の風船が!
そして、お庭のボックスにもたくさんの風船が…↓
そして、SUGAさんが可愛い💜
そして、そして、可愛いSUGAさんの後ろから、またまた可愛い黄金の末っ子がひょっこり💜
なんでしょう、この可愛いでしかない世界観🥺
からの、美の破壊力へと続きます✨
The wait is over
The time is now so let’s do it right (right)
待ち時間は終了だ
今がその時だから、思いのままやろう
ここでも登場した「right」です。
この「right」と合わせたかったので、やっぱり「思いのまま」でいいかなーなんて思いました。
Vさんのまわりに、JIMINさん、JUNGKOOKさんが登場し、マンネラインになるのも、胸が熱い瞬間です。
さらには、ある意味貴重なツーショット↓
Yeah we’ll keep going
And stay up until we see the sunrise
And we’ll say
そうだ、僕らは進み続けよう
日の出を見るまで起きていよう
そして、僕らは言うんだ
それこそ若い頃に思いを巡らせてしまいますが、今は体力的に朝までお酒片手に音楽に揺れることなんてできなそうです😱
それでも、素敵な音楽だったり素敵な仲間と一緒だったら、日の出を見て、始発が動き出した白んだ朝に、富〇そばなどで麺をすすってたりできるかもしれません😂
やっぱり息がぴったりなニコイチなおふたり↓
I wanna dance
The music’s got me going,
Ain’t nothing that can stop how we move yeah
ダンスがしたい!
音楽が僕を踊らせるんだ
僕らの動きを止められるものなんてありはしない
風船を作り終えたのかわかりませんが、この辺りから工場内は若干カオスの雰囲気=通常運転に入ります。
メインで歌う方より、後ろのワチャワチャが気になりがちです。
「yeah!」の表情↓
本気を出して見つめてくるワールドワイドハンサムと本気を出して動き出すキム・テヒョン氏↓
Let’s break our plans
And live just like we’re golden
And roll in like we’re dancing fools
計画なんてぶち壊そう!
そして、ただ黄金みたいに輝いて生きよう
そして、バカみたいに踊り明かそう
さらに本気の本気を出してくる黄金の末っ子↓
We don’t need to worry
‘Cause when we fall we know how to land
心配する必要なんてないさ
落ちたとしても着陸の仕方を知っているから
靴にローラーかビー玉でもついているのかというほどの回転をする末っ子↓
このシーンを観た時、「JUNGKOOKって〇〇みたいにすごいよね」とかいう誰かの影を見るよりも、JUNGKOOKさんにしかできないスタイルが脈々と築き上げられてきていて、誰でもなく「BTSのJUNGKOOK」という唯一無二な黄金の煌めきを感じました。
私たちが今、そしてこれまでに観て、聴いてきたJUNGKOOKさんという人は、まだまだ氷山の一角な気がしています。
JUNGKOOKさんだけでなく、他のメンバーも含めですが、本当これからがますます楽しみに思いました。
俗にいう「ブルーモーメント」という瞬間でしょうか。美しい青です↓
Don’t need to talk the talk, just walk the
walk tonight
会話する必要なんてないよ
今夜は実行に移す良いだけでいいんだ
『Butter』の脇バージョンが頭をかすめたのは私だけではないはず↓
‘Cause we don’t need permission to dance
Da na na na na na na
Da na na na na na na
Da na na na na na na
No, we don’t need permission to dance
Da na na na na na na (hey)
Da na na na na na na
Da na na na na na na
SOWOZOOの時を思い出すJIMINさん↓
Well let me show ya
That we can keep the fire alive
ねぇ、僕が君たちに見せてあげるよ
その炎を絶やさず灯し続けることができるって
強い風が吹くこともあるでしょうし、雨が降ることだってあるでしょう。
炎を灯し続けること、それも人々を照らしたり温めたりすることができる炎を灯し続けることは容易なことではありません。
けれど、彼らにはできるような気がするのです💜
クオズのお二人が並び、紫の風船を持った子どもたちの前へ進みます↓
‘Cause it’s not over,
Till it’s over say it one more time
Say
まだ終わってないから
終わるまでにもう一回言おう
言おう
そして、紫の風船が解き放たれると、世界は変わります。
I wanna dance
The music’s got me going (the music’s got me going)
Ain’t nothing that can stop how we move yeah (hey)
Let’s break our plans
And live just like we’re golden (whoo)
And roll in like we’re dancing fools (like we’re dancing fools)
ダンスがしたい!
音楽が僕を踊らせるんだ
僕らの動きを止められるものなんてありはしない
計画なんてぶち壊そう!
そして、ただ黄金みたいに輝いて生きよう
そして、バカみたいに踊り明かそう
今回の記事では割愛していますが、Music Videoの中でお店の店員さんやオフィスの会社員、学校、子どもたち、恋人たちなど多くの人々が登場していますが、全員当たり前のようにマスクをしています。
そんな彼らが次々とマスクをとり、満面の笑顔を見せてくれるのです。
We don’t need to worry
‘Cause when we fall we know how to land
(we know how to land)
心配する必要なんてないさ
落ちたとしても着陸の仕方を知っているから
Don’t need to talk the talk, just walk the walk tonight (yeah)
会話する必要なんてないよ
今夜は実行に移す良いだけでいいんだ
最初に登場した店員さんも笑顔でマスクにさよならを告げます↓
‘Cause we don’t need permission to dance
そして、最後には国際手話を活用した「楽しい」「踊る」「平和」を意味する振付が加わっているそうです。
こちらの記事↓から抜粋してご紹介しますね😊
「楽しい」:親指を伸ばして、残りの指を半分曲げたまま体をかく
「踊る」:片方の手のひらを舞台にして、もう片方の指2本を左右に動かす
「平和」:両手でVを作る動作
世界に向けて、世界で最も利用され最も理解されやすい言語で、耳の不自由な全世界の方々にもわかる手話を取り入れること。
こんなにも多くの要素を一つ一つ丁寧に取り入れることって、やろうと思ってもできるものではないな、と感じています。
世界は昨年と変わらず、まだコロナ禍にあり、「ありのまま」や「思いのまま」であることが難しい状況な今、何も気にせず、音楽に合わせて揺れて、踊って、歌って、笑い合うこの曲が、世界中の多くの方々の心へ届き、新たな希望の火種となるでしょう。
一日でもはやく、紫色の風船を世界中で空へ飛ばせる日が来ることを願わずにはいられません。
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