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BTS:Art work_花様年華〜解放〜


タイトル



『花様年華〜解放〜』





作品




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モノクロVer.



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解説




花様年華は、同タイトルのBTSのアルバムから始まり現在も続いている…まだ完結していないという表現の方が良いでしょうか、たいへん美しく悲しく深い一連のストーリー群です。


花様年華についての記事はマガジンにまとめていますので、もしご興味ありましたらこちらものぞいてみてください↓



今回の作品は、スケッチブックをパラパラめくっていて、記憶のない😅下描きを見つけて、描き始めました。


もともとは『Black Swan』を描こうとしたような記憶がうっすらありますが、描き足しているうちに花様年華のVさんが演じた「テヒョン」が浮かんで今回の作品となりました。


特に何か観ながら、聴きながらというわけではなかったのですが、最初に観た時からずっと頭から離れない「テヒョン」の複数イメージがもとになっています。



実際のイメージをソースとともに掲載していきますね😊



WINGSツアーのTrailer↓のシーン。

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  눈물(Blood Sweat & Tears)』のMusic Videoのシーン。

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『Run』のMusic Videoのシーン。

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リリース順で言うと『Run』が一番最初ですね。

これらのイメージが全部重なって、作品になったものと思われます🤔



花様年華は辛く悲しい場面が多いです。


その悲劇を防ぐためにJINさん演じるソクジンがタイムループを重ねている、という説が濃厚なようですが、終焉を迎えていないため、その真意や真実、そして、結末は謎のままです。


物語の点と点が多くの伏線でつながっており、哲学や心理学、芸術作品や神話なども織り込まれていたり、掘り下げて考察していくとたいへん面白くはあります。

その一方で、メンバーの演技も迫真のため、その辛さや悲しみはダイレクトに感じられて、花様年華を考えること自体が苦しくなることをもあります。


私の場合は前者と後者の間にいて、しっかりと紐解いていきたいという思いと、この時のこの場面、このメンバーがこの後幸せになりますようにとただひたすら願う時があります。


今回の絵は後者の「願い」です。

以前に描いた花様年華シリーズに関する二つの絵も同様です。


こちらの記事↓ではテヒョンが真っ暗な水の中に飲まれてしまう前に、羽が生えて飛び立ってほしくて描きました。


こちらの記事↓ではテヒョンが鉄塔から海へ飛び下りた先の未来で、何事もなかったように7人が並んで同じ場所で笑っていてほしいと思って描きました。


花様年華に関する場合、何か描こうとすると「その先」にあってほしい明るい未来を願い描いてしまうのです。


今回の絵は、特に何かテーマに沿って描き始めたものではなかったのですが、もがき、悪、闇、苦しみ、悲しみのような暗い要素を盛り込んでいくつもりでした。


あまりに辛いことがあった時、底辺に落ちたり、悪魔のような存在と契約してすべてを委ねてしまった方が楽なことがありますね。

正気を保てない、壊れそうな精神を救うのが、正気を失くすことだったり、精神を壊すことだったり、そのようないわゆる「闇落ち」の選択が「解放」になる場合があるのだと思います。



※ テヒョンにとってのここまでの物語は個人的な創作部分も含まれていますが、こちらの二つの記事↓からご確認いただけます。



WINGSツアーのTrailerがまさしく闇への解放のように思えます。

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では『피 땀 눈물(Blood Sweat & Tears)』の羽をもぎ取られたようなシーンは何でしょう。

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痛々しい背中のテヒョンは静かに振り返ります。

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その眼光は鋭く、しかし不意に不適な笑みを浮かべます。

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なんだか「悪」に完全に支配されたような笑みですよね。

というよりも、「悪」そのものになって契約した悪魔から「解放」された自由の笑みにも思えます。


しかし、テヒョンはもとはとてもとても良い子です。(実際のテヒョンもとてもとても良い子です)


どんなに闇で精神が覆われても、闇の世界すら支配して身体は自由になったとしても、本当のテヒョンは最初に苦しみから解放され精神が分裂してからずっと暗い水の中で美しい心のままもがいているような、そんな気がするのです。



完全な後付けですが、『Run』の冒頭、暗闇の中で、水面に映るふたりのテヒョンが分裂を意味する気がしてきました。

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この後ずっと話は続いていっても、暗い水の底で苦しんでいるのが本当のテヒョンな気がするのです。

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そして、解放されるのをずっと待っているのではないかな、と。

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今回描いた瞬間は、ほんの少しの痛みがあるかもしれないけれど、背中に生えた黒い羽根がパラパラと零れ落ち、傷一つなくぽろっと消え去ってほしいと思い描きました。

本当の「解放」へ向かう瞬間です。


水の底にいる本来のテヒョンを取り戻し、本来あるべき身体と心になり、この冷たい水から出た先に向かうのは、6人のもとであってほしいです。


「そして、ずっと末長くともに過ごし、たくさん笑いながら幸せに暮らしました」

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そんな結末であることを心から深く願います😌💜✨

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