【ハンドボール篇】戦術的思考を重視した環境を創り出す!
あらゆるスポーツに活用できる
おもしろい運動教材を紹介していきます。
今日は 『クロスシュートゲーム』
OF側がノーマークになりやすいように
アウトナンバー制を採用
■ ルールはシンプルに
・DFの行動範囲・
ゴールエリア - フリースローラインの間
・OFの行動範囲・
フリースローラインの外側
ゴールキーパーはいません。
コーンの上にあるマーカーを落とせば2点
■ 思考する『問い』を与える
OFチーム
どのようにノーマーク状態を作るか?
どうやってシュートコースを作り出すか?
フェイント動作やバックパス等
必要な場面が出てくるでしょう
このクロスシュートゲームは...
DFの行動範囲が決まっています。
そのため...
フリーゾーン外側にいればボールを取られることはありません!
DFのプレッシャーがないため、前述のような戦術的問いに集中することができます。
これまでの運動教材で紹介してきた例でいうと、戦術的アプローチの一部を誇張したゲーム「タスクゲーム」を採用しているわけです。
初心者にも集中しやすい環境だといえます。
■ どうやって相手を抜く?
参考動画をご紹介します。
NTS委員会日本ハンドボール協会
ハンドボール個人スキル篇
上記の動画の『4:45〜』
3つのフェイントをかけた
ジャンプシュートの練習が始まります。
Lev.1 / DFなしシュート練習
Lev.2 / DFあり3種類のフェイント
対象に応じて、シュート位置とゴールとの距離を調節することをオススメします。はじめは、ゴールエリア等は無視
フェイントをかけてDFを抜く爽快感
ジャンプシュートが決まる喜び
ハンドボールの醍醐味を引き出す状況を意図的に創出し、体感する。それによってモチベーション向上にも繋がります。
細かな技術はそれから。
■ オリジナルルールで授業デザイン
オリジナルルールを加えることで
行動がどう変化するのか?
変化する行動を予測し、逆算してルールを考える。優れた指導者は「相手の行動(つまずきなど)が予測でき、その具体的な手立ても考えた上で、運動メニュー作成や指導を行う」という研究結果もあるほど。
結果的に自分が意図する学びにつなげられたらいいですね。
■ 能力を覚醒せよ
□ 定位能力
▶︎ 周囲の人や物との位置関係を把握する力
□ 変換能力
▶︎ 動きを素早く切り替える力
□ 反応能力
▶︎ 合図や相手の動きに素早く反応する力
□ 分化能力
▶︎ ボールなどの道具を巧みに扱う力
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多種多様なご意見をお聞かせください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。