【ハンドボール篇】奇跡のレッスン-世界の最強コーチと子どもたち
あらゆるスポーツに活用できる
おもしろい運動教材を紹介していきます。
今日は 『Tenパスゲーム』
■ ルールはシンプルに
・10回パスをつなぐこと
・ドリブルは禁止
たったこれだけ。
シンプルなルールが理解しやすい。
制限の少ないゲームは、自分で考えて動く状況をたくさん創り出します。大事なのは、ゲームの中で『何を意識するか?』指導者は、考える『問い』や提案をすることが重要です。
■ 課題の難易度とタイミング
デンマーク指導哲学
25 - 50 - 25 の法則
主体性のある学びの始まり...
それは『実践』です。
実践の過程で『他に、この技術が必要だ』と気づき始める。実践の過程で、学びの必要性に気づいていきます。そのときに『内発的動機』が湧いてくる。
したがって...
はじめに、『25%・挑戦的な課題』を経験することで、ほかにも学びが必要であることに気づく。実践から『自分にできること・できないこと』を把握していくことで、その後の『一つ一つの練習の意味』を見いだすことができるのではないでしょうか?
そして、スモールステップの考えた『簡単な課題』をクリアしていくことで成功体験を積み重ねる。
最後は、課題をまとめたゲームで
学びのアウトプット環境をつくること。
課題設定を
『はじめ → おわり:易しい → 難しい』とするパターンが多いです。学びの必要性を感じるタイミングを考え、発想を変えることも重要だと私は学びました。
課題の難易度の設定
課題を与えるタイミング・順序
■ 奇跡のレッスンから学ぶ
『奇跡のレッスン』ハンドボール前編
世界最強のコーチと子どもたち
デンマーク出身のコーチ
ソーレン・シモンセン氏
子どもたちを叱ることは一切しません。
彼が伝えていた言葉
スポーツは『コミュニケーション』
まずは『遊び感覚』で楽しむ
相手に『考える』機会を与える
相手にとって、全て『Yes or No』で答えられるような指導はせず、練習の意図は何か?失敗したら原因はどこにあったか?成功したらなぜうまくいったのか?
全て『なぜ?』というQ思考から始まります。
そうした思考の積み重ねによって、やがて自分のモノサシで物事を判断し、主体的に動くことができる人へと成長していくのだと感じました。
■ オリジナルルールで授業デザイン
オリジナルルールを加えることで...
行動がどう変化するのか?
変化する行動を予測し、逆算してルールを考える。優れた指導者は「相手の行動(つまずきなど)が予測でき、その具体的な手立ても考えた上で、運動メニュー作成や指導を行う」という研究結果もあるほど。
結果的に自分が意図する学びにつなげられたらいいですね。
■ 能力を覚醒せよ
□ 定位能力
▶︎ 周囲の人や物との位置関係を把握する力
□ 変換能力
▶︎ 動きを素早く切り替える力
□ 反応能力
▶︎ 合図や相手の動きに素早く反応する力
□ 分化能力
▶︎ ボールなどの道具を巧みに扱う力
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多種多様なご意見をお聞かせください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。