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ユーザーを巻き込んだインスタグラムの「キャンペーン活用法」

こんにちは久保ハルキです。
本日は企業が行うインスタグラムの「ユーザーを巻き込むキャンペーン」について、その考え方や活用法をまとめていこうと思います。

キャンペーンの目的

キャンペーンを行う上で「なぜやる必要があるのか」。これをチームで共有することで進むべき方向がはっきりし、意思決定も下しやすくなります。

➀フォロワーにキャンペーンに参加してもらい、自社の商品を知ってもらう「認知効果」
②ユーザーに写真を撮ってもらい心理的距離を縮める
③企業アカウントのフォロワーのフォロワーへの認知
④UGC(User Generata Contents)による寄りそいやすいコンテンツ発信

キャンペーンの内容「投稿したい」×「撮りやすい」

キャンペーンの内容を考えます。投稿したい写真とは、自身のアカウントのテイストに合いかつ話題として利用できるものです。商品と季節的なシチュエーション/イベント/行動と合わせると生まれます。

ここで注意。ターゲットから考えると結局よくあるオリジナリティのないキャンペーンにおちいってしまいます。なのでターゲットではなく、自社の商品を「何と掛け合わせるか」をアイデアとしてたくさん出しましょう。そうすれば独自性も生まれ、どれだけの人の投稿が生まれ、ターゲットも定まりそこから肉付けできます。


そして撮りやすいとはシチュエーション/行動のハードルの高さです。またあまりにきれいな写真ばかりだと参加しづらいので、キャンペーンの広告で例を示して参加しやすい環境を整えることが必要です。

イベント会場で行われる体験型キャンペーンなどがいい例ですね。「会場に来た」というイベント性と、ロゴが入った写真スペースを用意して、フォロワーに発信してもらうことができます。またこの時のポイントとしてはハッシュタグが写真に写るような工夫を凝らすことで、投稿する際にハッシュタグの打ち間違いなどが起こりにくくなります。

Suntory「ヨーグリーナ Japan Tour’16」
2016年に行われたSUNTORYさんのヨーグリーナキャンペーンではイベント会場にワゴンが出張し、ハッシュタグで投稿した中から抽選でヨーグリーナ1年分が当たるという内容でした。イベントを主催するのではなく、人が集まるところに出張することで人/お金/時間を節約し簡単に広めることができますね。ただ個人的に1年分はいらないかなぁ(笑)
その他にも自社の工場見学とかもいいかもしれません。準備が少なくて、コンテンツの独自性もありますね。ちょっと参加のハードル高いかもですが。

Lipton japan「思いやリプトンキャンペーン」
2020年11月に開催されたリプトンのキャンペーンです。リプトンの写真を投稿するとともに大切な人をメンションして投稿するという内容でした。
「コロナ渦」で人とのつながりを再認識するようになり、また参加もしやすいキャンペーンです。またメンションすることで確実に2倍の投稿が期待でき、数を稼ぎながら心温まるキャンペーンを実施しブランドに血を通わせることに成功しています。


キャンペーンの規模を広げるための方法

キャンペーンの規模を広げるためには「広告」を活用することです。

キャンペーン自体が広告なので変な話かもしれませんが、「キャンペーンに参加してください」という広告を打ち出すことで、キャンペーンが広く行き渡り広告を受けて参加しやすくなります。
インスタグラムはツイッターと違い、フォロワー以外に配信されることはありません。なのでテレビCMやイベント、SNS広告などを利用してキャンペーン自体の認知を稼ぐ必要があります。

効果の測定方法

KPI指標としては投稿の数(ハッシュタグの数で計測)が最も大切になり、続いてエンゲージメント(いいねの数)、一投稿あたりにかかった単価、キャンペーン後の売り上げなどになります。

まとめ

インスタグラムは他SNS(twitter/facebook/tictok)に「世界観」「投稿のしやすさ」「参加のしやすさ」がバランスよく取れた媒体です。
ブランドが「ユーザーにどのように思われたいか」ということで成り立つためには、ユーザーの活動が思った通りに働かせる必要があります。「きっといい効果が得られるだろう」「いい経験ができるだろう」「このブランドを手にしたらこんな風にみられるだろう」という肯定的で行動を後押しする印象を持ってもらうキャンペーンを目指しましょう。

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