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駿河湾のサクラエビを食べてきました

歴史的不漁とニュースにもなった貴重なサクラエビを食べてきましたのでnoteに残します。

駿河湾限定

日本国内のサクラエビの水揚げ量の100%は駿河湾産だそうです。駿河湾でしか捕れないということは、駿河湾(由比漁港、大井川港)で漁をしなければ、国産のサクラエビは食べられないということです。

秋漁は歴史的不漁

サンプルで捕獲したエビの大きさや量が例年より小さく少ないことを理由に、2018年の10月から12月の秋漁は完全休漁になり「歴史的不漁」とニュースでも話題になっていました。

会社の同僚からグルメなお誘い

秋漁の前に静岡出身のグルメ部(通称ペゴパ部)同僚から「今度クルマでサクラエビを食べに連れて行って。あと本物の静岡おでんを食べさせてやろう!」と誘われていました。

「国産は駿河湾だけ」という限定感のある貴重なお誘いに根っからのインドア派で出不精な私が快諾したからなのか、上述の歴史的不漁のニュースが飛び込んできたのです。

誰よりも私たちはそのニュースに敏感で、解禁はまだかまだかと待って待って、首が伸び切って折れるくらい待っていたのです。

春漁解禁

2019年4月、ついに春漁が解禁されたようです。待ちに待った解禁ですから「もし捕れていないとしても静岡おでんを食べてくればいいじゃない」と、エビの有無に関わらず、静岡に向かうことが正義とばかりに愛車を飛ばして由比へ向かいます。

私の愛車はかれこれ5年も乗っているFIAT500のツインエアです。排気量875cc、2気筒のターボエンジンがブルブルブィーンと震えて走るかわいいクルマです。後部座席が狭くて天井に頭が当たるなどという同僚の物言いは「座高が高いから」と一蹴しました。運転も楽しく、あっという間に静岡に入ります。

由比の「ごはん屋さくら」へ

駅からすぐの「ごはん屋さくら」を目当てに由比駅に到着したのですが、とても田舎です。観光客で大賑わいもしていません。もしかしてサクラエビが獲れていないのでは……という予感すらします。

悪い予感は杞憂に終わり、無事にサクラエビ定食を食べるに至ったわけではありますが、11時過ぎにお店に着いたときには90分待ちの行列ができていましたし、これまでの不漁もあって、かき揚げのエビに駿河湾産を選ぶとアップチャージがありました(写真参照)。

おそらく台湾産でも大きな差はないとは思いますが、都内からせっかく食べにきたわけですし、やはり駿河湾産を食べたいですかね!

さて、駿河湾産サクラエビのお味は

同行の同僚ふたりと私は「サクラエビってこんなに美味いのーーーhjfkdkhwhplプゲラ!」と歓喜の声を発したあとは、ただひたすらモクモクと食べていました。

非常に満足度が高かったです。薄い塩の味がするのですが、控えめな味付けがサクラエビの素材の良さを引き立てていましたねぇ。

焼きそばに入ったカサカサのサクラエビの味とは違いました。春漁も不漁の日があるようなので、やや心配ですが、乱獲はせず計画的に出漁しているようなのできっと早いうちに回復するでしょう。また食べに行きたいと思わせる逸品でした。はぁ最高。

抹茶のソフトクリームを食べながら、三保の松原での絶景を堪能し、静岡おでんを食べてブイーンと帰宅しました。お茶、富士山、サクラエビ、おでん、静岡!

写真:ごはん屋さくらのホームページから引用

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Asaka Takayuki(カレー研究家)
愛犬のおやつを買います。

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