2024夏 越後湯沢電車の旅
今年は実家で新盆なので、珍しく夏休みをお盆真っ只中の期間に取っている。夏休み初日は電車で日帰りの旅をしてきたので、久しぶりのnoteは旅日記。
今回の旅の最終地点は新潟県越後湯沢。新潟の美味しいお米を食べに行こうということになった。青春18切符の旅を買って妻と二男と3人で電車の旅。
記事のトップ画像は、群馬県水上駅のバス待合所からの写真。山が近くて真夏の青空がとても印象的だった1枚。
旅程は、まずは自宅最寄り駅から湘南新宿ラインで高崎まで。実家が埼玉県熊谷市なので、高崎線に乗るたびに懐かしさを感じる。そして熊谷駅を超えてさらに下る電車に乗るのは、かなり久しぶり。高崎駅まで約2時間乗りっぱなし。さすがに長い。
高崎駅では、少なめに摂っていた朝食の足しにパン屋さんでひと休み。タイミングよく焼き上がりが出てきた黒チーズカレーパンを食べた。カレーパングランプリで金賞を取っているらしい。
高崎からは上越線に乗って水上駅へ。これにも約1時間の乗車。水上では、あらかじめ調べていた駅前の蕎麦屋「そば処くぼ田」に行こうとしていたけれど、行ったときには開いていなかった。定休日ではなかったのだけれど、なくなったら営業終了とあったので、もう終わってしまってたのかなと思っていた。あとからお店のインスタを見たら、なんと予定休だった。残念。そして、トップ画像にもしたこの写真を1枚。
水上駅からはバスに乗って土合駅まで。土合駅は「日本一のモグラ駅」と呼ばれる、地下深くのホームまで長い階段を降りていく必要があることで有名。地下のホームまで約10分、地上の駅舎から486段の階段を降りていくと、途中で急に空気が冷たくなりヒンヤリとした感じになった。
そして土合からは最終目的地の越後湯沢まで。この電車は混んでいて全く座れなかった。
越後湯沢に着いて、まずは水上駅でそばを食べられなかった代わりのお昼を食べた。リベンジで小嶋屋さんというお蕎麦屋さんに入った。天ぷらそばが美味しかった。
越後湯沢駅は、駅構内に広い駅ナカ施設があって、さまざまな飲食店があったりお土産が買えるようになっていたり。ここだけで十分に楽しめる。
食事の後は、駅の外に出て雪国館に。川端康成が書いた小説『雪国』に関する展示もある歴史民俗資料館となっている。実は自分は雪国を読んだことがないことに気が付いた。おそらく国語の授業で学んだ文学史の中で触れたことがあるだけだったのだろう。
小説『雪国』の世界を知らないから、登場人物のこともわからないのだけれど、雪国にまつわる展示がたくさんあったのと、作品をテーマに描かれた日本画、そして湯沢の歴史の民俗資料が展示されていた。あまり混んでない時期なのか、とても静かに見学できたので良かった。
雪国館を出たあとは、また駅に戻って駅ナカ施設を楽しむ。ぽんしゅ館というエリアには日本酒を混ぜた酒風呂があったり、500円で利き酒を楽しめる利酒番所があって、どちらも利用してきた。そして最後には、南魚沼産コシヒカリを使った爆弾おにぎりのお店に行き、ついに本場のコシヒカリを食してきた。
これで今回の旅は最後。帰りは高崎駅まで新幹線に乗り、そこからは湘南新宿ラインで最寄り駅までの帰路に着いた。
夏休みの初日、日帰りでの電車の旅は長距離の移動で足が疲れたけれど、とても充実した1日だった。