【JD3アポ負け】恋活の目的が無くなった話

俺の恋活の目的ってなんだろうか。

タップルアポ

19時 駅で待ち合わせ 21歳 JD3年 

LINEの文面を見る限り、無茶苦茶にいい子だった。

今日のアポの課題は緊張をほぐすことと、どれだけ雰囲気がつまらないものになっても諦めずに相手を楽しませること。俺はちょっとでも脈がないって思ったら諦める癖があるから。

いつもの居酒屋に入店。もう8回目くらい女の子と行っている。

女の子は電話の時に感じた「自信がない」って感じはあんまりせず、結構しっかりと話す子だった。相手の価値観とか、昔の話は埋められたような気がする。食い付きの度合いは悪くない。

居酒屋を90分で退出。家にはのーぐだでついてきた。手繋ぎも難なくクリア。

ただ雰囲気がそのものにならない。ついさっき母親から連絡が来たみたいで30分後の電車に乗らないといけないと言っていた。

正直無謀かと思ったが、ここまできて返すわけにはいかない。 いったん「嫌ならもう帰っていいよ。」と突き放した。 彼女は意地を張ったように「じゃあ帰るわ。」と言って無言で帰っていった。

負けた。

見送りをしないというのはすごい楽だな。布団も洗わなくていい。まあ、セックスなんかしても面倒くさいだけか。

今回は時間がなかったせいだ。俺のせいではない。食いつきは結構あった。負け惜しみなんかとは思いたくない。セックスをしたかったというより、負けたくはなかった。自分の実力のなさを認めたくなかった。ただそれだけのことだ。

好きになんてなれない

今日の子、ルックスはまあまあ。ファッションセンスはよかった。性格も良き。 でも、俺はやりたいという感情しか浮かばなかった。普通だったら今日は一緒に帰って、後日もう一回ちゃんと話しをしたら絶対最後までいけた。でも俺はそれさえ面倒だと思ってしまう。そもそも人と話したくないのだから。

俺が本当に女の子そのものを好きになる日は来るのか?

目的がぶれていて行動ができない。みんなは「彼女を作りたい。やりたい。」その気持ちが大きくてナンパやアプリをしている。

俺は何をしたいんだろう?みんなからすごいと言われたい?自分を認めたい?

じゃあ、すごいと言われて認められたその先に何がある?

こんな事のために女子から無視されたり、否定されたり睨まれたりし続けないといけないのか? 本当にこれは必要なことか?

なんかよくわからなくなってしまった。

鬱であってほしい

最近、気持ちが重すぎる。

歩くのもだるい。外に出たくない。人と話したくない。うまく笑えない。

鬱だと思いたい。病気だと思いたい。自分が鬱であるとわかったら、自分が言葉に詰まるのもリアクションが薄いのも仕事ができないのも全部病気のせいにできる。自分の才能ではないとわかる。そしたら気持ちが軽くなる。

希望を持ちたい

生きる上で1番大切なのは希望を持てるということだろう。希望があれば、頑張ることができる。希望がなくなれば頑張ることはできない。生きる意味を見出すことできない。

今の俺から恋活を取ってしまったら、もう俺の生きる希望がなくなってしまう。よく言えば、俺はもう全部揃ってしまった。お金もある。ちゃんと暖かく住む場所がある。正直欲しいものはない。全部クリアしたゲームが面白くないのとよく似ている。

「まだ上手くいかないけれど、絶対にうまくいく気がする。」

そういうゲームは面白いし夢中になれる。

俺は夢中になれるものをずっとずっと探していた。勉強?就活?恋活?どれもしっくりこない。

恋愛のゴールって何?

恋活のゴールって、そもそもなんなんだ?Sexしまくること?

もう心のもないセックスには飽きた。 経験人数が少ない頃は、セックスに対して大きな期待をしていたし、実際に楽しいものだった。でも、もうそこまでのセックスに対する執着心はない。セックスのために何かを頑張ろうという気持ちが起きなくなってしまった。

いったん休憩します。

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