強みを活かして...でも弱みもあるけど?
(写真は2021年8月カリフォルニア州モロ・ベイにあるのモロロックに沈む夕日)
あなたの強みを活かしてビジネスを!
副業や個人事業を営む個人に限った事ではなく、企業でも強みを活すことはよく言われます。マネジメントの父として知られるピーター・ドラッカーは、「強みに集中して、卓越した成果をあげよ。」とその著書「マネジメント」の中で勧めています。
随分前の話ですが、ドラッカーの講義をクレアモント大学院で聴講させて頂いたことがあります。そこでも「強み」を知ることが強調されていました。
「強み」そして「弱み」について考えて見ませんか。
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。
この記事を読んでくださっているあなたが、「最高の自分」に向かって成長するために、少しでもお役に立ちたいと願って書いています。
あなたの強みは何ですか?
「あなたの強みはなんですか?」と聞かれてすぐに答えられる人は、洋の東西を問わずあまりいません。アメリカ人などは、すぐに言えるのかと思っていたのですが、聞いて見るとはっきり言えない人が多いんですね、これが。
特に「謙譲の美徳」を大切にする日本人は「強みですかぁ?凡人ですから。」ともしかすると思い浮かんでいるのかもしれない(?)のですが、お茶を濁されます。
どうでしょう。強みを3つあげてみてください。結構これが難しいんですよ。考え込んでしまうんです。
2つだけ助けになるのではないかと思われることを紹介します。
●ひとつめ:成し遂げたことを考えてみよう
「人が何かを成し遂げるのは、強みによってのみである。」これもドラッカーのことばです。これを逆手にとって、自分や組織が今までに成し遂げたことをふり返って見ることで強みについてのヒントが得られます。
自分はその成果が生み出されるために、どんな役割を果たしただろうか。
そのことを成し遂げるにあたって、自分はどのような関わり方をしただろうか。
そんなことを考えると、自分の「強み」がぼんやりと見えてはきませんか?
●ふたつめ:人に聞いてみよう
一人で悩んでいても解決しないときは、人に聞くのが一番ですよね。思い切って聞いて見ましょう。
「私の強みって何だと思う?」
怪訝な顔をされて「どうしたの?」って聞かれるかもしれないのですが、多くの場合「そうだね、会議の時のノートまとめるの上手だよね」とか「どんなことあっても動揺しないのは強みじゃないでしょうか」なんてヒントをくれるはずです。
すぐに「強み」が分からなくても大丈夫。そんなに簡単に強みをことばで表現できないのですから。じっくり取り組んでみましょう。
「弱み」はどうする?
年の瀬が迫ると一年を振り返って「新年の抱負」や「今年の目標」などを考える人は少なくないでしょう。新年の抱負が「今年こそ体重○○Kg」とか「終活で断捨離」など、なかなかこれまでできなかったことを何とか新年をきっかけに抱負や目標として掲げることが多いように思います。
その背後には、もしかすると自分の「弱み」を克服したいという思いが隠れているのかもしれません。
「強み」と同じように、あなたの弱みを3つあげてみてください。どうしたかことか、3つばかりか、4つ、5つと頭に浮かんではきませんか?
私たちはどうやら弱みについては自分でよく知っているんですね。
じゃあこの「弱み」についてはどうすればよいのでしょう。「弱み」は人に聞く必要はありませんよ。
ひとつだけお勧めします。
それはあなたの「弱み」が「強み」である人に助けてもらうってことです。
あなたの「弱み」がカバーされるだけでなくて、その人の「強み」が活かされるんです。
やっぱり人ってひとりで生きる生き物ではないんですよね。もちろん、一人でしなければならないこともあるでしょう。
私もこの文章を一人で書いているのですが、あなたが読んでくれて、スキとか、フォローしてくれることで、励まされて何とかお役に立ちたいなって次の投稿を考えるんです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
それでは、また。