「順境」と「逆境」どちらが...?
(写真は南カリフォルニアのヘルモサビーチ:2022年1月撮影)
ハイパフォーマンス・コンサルタントの髙澤健(たかざわたけし)です。
これをお読みいただいているあなた様も含めて、一人ひとりが「最高の自分」に向って成長し続けることに役立ちたいと願って書いています。
記事を読んで成長のための刺激やヒントが少しでも得られれば幸いです。
「あれか、これか」 それとも 「あれも、これも」?
このように対義語を並べてみた時に最初に思い浮かぶのは何でしょう?
ちょっと意地悪みたいになってしまいました。この見出しでは、どちらを選んでも「あれかこれか」を使って選ぶわけですから。
もちろん、何についてなの?と注意深く答えを出す前に何について問われているのか確かめる人もいるでしょう。
客観視して質問に答えずに続きを淡々と読み進めるタイプの人もいるのではないかと想像します。
特にこの記事のタイトルのように、「『順境』と『逆境』どちら?」などど、「どちら」と二者択一を前提にしたような言葉が添えられていれば、自然と「あれか、これか」の選択へと思考が向かうでしょう。
私の思考パターンは、「あれか、これか」のように思われる対比を見ると、よく考えもせずに「あれも、これも」に違いない。いや、「あれも、これも」を前提にするれば、きっと正解に違いない、などと思ってしまいます。
何についての事なのか、よく考える前に直感的に結論づけようとする性格や、一つだけ選ばない欲張りな性格も手伝っているかもしれません。
そんな私でも「順境」と「逆境」どちらが良いですか?と聞かれたら、「順境」が良いです、と「順境」を選びます。
「これまで」と「これから」
あなたの「これまで」は、どのような境遇にあったでしょうか?
そして、「これから」どのような境遇を望んでいるでしょうか?
「順境」:物事が全てうまくいっている境遇
「逆境」:物事がうまく行かず苦労している境遇
ほぼ間違いなくあなたの「これまで」は二つの境遇の中にあったと思います。
そして、逆境の中に生まれてから今までずーっと同じように生きてきた人もいないと思いますし、全てが順風満帆でうまく行き続けている人も稀でしょう。
そして、だれでも「これから」は全てうまく行くように願うでしょう。
うまく行かずに苦労するのではないだろうか?と心配になったとしても、順境を望むはずです。
もしかすると中には、初詣に出かけて「2022年逆境の一年になりますように」と祈願してきたという人もいらっしゃるかもしれませんが...
私も含め多くの人は「これから」について「順境」であって欲しいと願うのではないでしょうか。
「順境」と「逆境」
誰でも「順境」を望むのですが、自分自身の過去をふり返っても、先人達の人生を観察しても、望まなかったとしても「逆境」におかれるようなことが、「これから」もあるのです。
それでは、どうすれば良いのでしょう。
「順境」を望むのをあきらめるべきでしょうか?
それとも、
自分からは何もせずに境遇が変わるのを待つべきなのでしょうか?
私は「逆境」に直面したら少なくとも次の二つの対処をしたいと願っています。
逆境を必ず乗り越える事ができると信じて、乗り越える決意する。
逆境は必ず自分を成長させてくれると自分に言い聞かせて、何かを学び取る。
決して「自分に耐えることのできない試練は来ない」と言われるように、必ずどんな逆境でも乗り越える事ができるんだと腹を決めるのです。
そして、必ずこの逆境を通して、自分が学び取ることがあるはずだと、全てがうまくいかなくても、ここから何か学び取れないかを探すのです。
沖縄出身の元ゴルファー宮里藍さんは「逆境」についてこんなコメントを残しています。
「逆境」のただ中では、往々にして「孤独」になることがあります。そんな時に叱咤激励してくれる仲間がいる人は幸いだと思います。
そんな仲間がいなければ、宮里藍さんのように激励してくれている人を仲間につけましょう。