火曜日しばらく雑記帳・2023 CW31
今日は私の日ではないな、という日は誰にだってあるだろう。先週の金曜日はまさしくそんな日で、朝一番にラボに顔を出して、9時からの1時間は思うとおりに進んだものの、10時以降は、やることなすこと全てうまく行かず、オンライン、オンサイト、両方とも十分なサポートが得られず、同僚も頑張ってくれたものの、17時半にはもう追加でやることが見つからずギブアップ。
ちょっと落ち込んだ気分で川崎のラボから新横浜に戻ってきた18時半すぎ、近所のHUB (HUB新横浜店:スポーツもお酒も楽しめるHUB|82 (pub-hub.com)) でHUB エール 1 パイント、今夏のシーズンも好きな味。何年も前からいるぽっちゃり系の若手の女性の店員さんが、いつもどおりきびきびとくるくると、素敵な笑顔で明るく声をかけてくれて、席を案内してくれた。
いつものファミリーマートに寄って、冷えている安旨白ワインを購入。何年も前からいるレイヤー系のスレンダーな若手の女性の店員さんがレジでいつもどおりの明るい素敵な笑顔で応対してくれる。
そうなのだ。
みんな頑張っているのに、大の大人の私がこれくらいでヘコタレてちゃダメだ、と元気出して事務所に戻ってから深夜にかけてヨーロッパ相手にちょいと頑張る。
「何やってんの、これ?」「いったい全体どういうこと?」「アップデート今日中によろしくね」...
負けてられない。
■この土日は京都の自宅に帰っていた。上に書いたようなわけで金曜日は日付変更線を超えて仕事していたので、前回と同じく、土曜日朝いちばん6時3分発の最速達のぞみ491号を使った。京都駅からJR奈良線・京阪・叡電、と乗り替え、待ち時間のロスがまったくなく、京都市内の移動もスムースで8時半には自宅のリビングに入れる。
最近ヨーロッパとの絡みが多いので、日本時間の夜はゴールデンタイムとなり気が抜けない。さらには日本時間の日中は日本の関係部署やお客様とのやりとりで気が抜けない。
となると、朝いちばんの移動と昼食時の移動が最善だ。
だから月曜日は、いつもなら夜になってから京都の自宅を出て新幹線で新横浜の事務所に戻るのだが、今回は昼休みの時間とその前後1時間を使っての移動と相成った。
鶏の和風、出汁巻き、しば漬けに白ごはん、...... と書くと、いつものビストロしまむらの弁当に近いが、さすがに京料理・仕出しの大徳寺さいき家、上品な味で格が違う、とても美味い。(京料理・仕出し 大徳寺さいき家 | 京都 だし巻弁当を真心こめてお届け (saikiya.com))
とはいえ、駅弁でビーツの入った弁当はおそらく今だかつて無いに違いないと思って検索してみたら、サラダにビーツが入っているのが引っかかった。
チキン弁当|駅弁情報|株式会社JR東日本クロスステーション フーズカンパニー (jr-cross.co.jp)
まぁ、いいだろう。それでも、ビーツとツルムラサキと青のり入り出汁巻きの入った弁当を作ってオフィスに持っていく telecom industry の manager は世界広しといえど、私一人であろう。
食べる輸血とも言われるビーツ。もっと日本でポピュラーになったらいいと願うのは私だけではないだろう。そのうち、日本の弁当にはビーツが標準で入っている、そんな日が来るかもしれない。
夏になれば、冷やしのうどんにざるそば、冷やし中華、冷麦、素麺、そしてカッペリーニ。夏野菜と合わせるのが吉。
魚といえば、京都のスーパーで、カマスの一汐の綺麗なのが手頃な価格で売っていたので購入し、月曜日に新幹線で輸送してきた。
その日の晩は、カマスの焼いたの、レタスとキュウリとトマト、そして自家製ポテサラ。ポテサラはマスタードを効かせて、ディルで風味づけ北欧風、カマスの焼いたのにバッチリだ。小骨も気にせずバリバリ食べるのが吉。
もう一匹購入してあるので冷凍してある。来週のどこかで食べる予定。
7月30日の日曜日は土用の丑の日。土用だから鰻を食べよう、という動機はないものの、妻と、いい機会なのでほんと久しぶり鰻にしようと、ちょっと奮発して国産鰻の蒲焼を一本購入した。以前、鰻がもっと安く身近だったときにはもっと食べたものだ。家でのスタンダードは卵焼きを載せる「きんし丼」。
今回、京都で鱧を買ってこようと思ったのだが、鰻一色で、骨切りした生の鱧が入手できず。またの機会に。
■先週ひっかかった音楽を少し。
1.トニー・ベネット。多くを語ることはできないが、R.I.P ….
2.シネイド・オコナー
R. I. P. 多くのミュージシャンに惜しまれて、享年56歳、若くしてこの世を去って行った。
私はそれほど熱心なファンではなかったが、ボブ・ディランのデビュー30周年記念コンサートでの "War" が強烈に印象に残っていて、以来、よく聴いている。アルバムではカットされているしオフィシャルには残っていないが、YouTubeには上がっている。(そのうち閲覧できなくなるかもしれないが。。)
明るい青い衣装でにこやかにパフォーマンスを始めようとするが、観客のブーイングが止まらない。2-3度、演奏を始めようとするバンドのメンバーを制止し、次第に表情が硬くなっていく。
ついに首を手でカットするポーズをとったあと、マイクを握りこぶしを振り上げ、アカペラでボブ・マーリーの "War" を歌う。
どこであってもこの世界に人種による差別がある限り私達は闘うのだ、と歌う元歌に "Child Abuse" 幼児虐待を入れているのはカトリック教会の児童への性的虐待を問題にしていたからだ。
他にも、Wikipediaに書かれている背景があったと記憶している。
それらの問題の次第は私には不明だが、シネイド・オコナーのピンと張った背筋とまっすぐの目、強い歌声 "I Got Say WAR!"、そして歌い終わったあとに観客席をぐるりとひと睨みしてから踵を返してステージを後にし、直後に泣き崩れるその姿に心を強く動かされた。
後年イスラム教に改宗したらしい。
彼女の歌は、プリンスが提供した "Nothing Compares 2 U" がやはりいい。
3.デンマーク出身の女性ボーカル、メッテ・ジュールのシングル、"Beautiful Love"。
ジャズのスタンダードで多くの人が演奏していて、好きな一曲だ。ジョン・アバークロンビーがマーク・ジョンソン (b) にピーター・アースキン (ds)のトリオでライブ録音したのが、とても好きでよく聴く。
スリリングな演奏でありながら、「もっととんがってもっとアグレッシブに弾くこともできるけれど、このくらいにしておこうか」的な大人な演奏がジョン・アバの真骨頂で私の大好きな一曲だ。
小曽根真の1987年のアルバム "Spring Is Here" の演奏もストレートアヘッドな演奏でいい。
4.インドのプレイバックシンガー、Sunidhi Chauhan(スニディ・チョーハン)のシングル "Barkha"も、明るい伸び伸びとしたボーカルで、なかなか聴き惚れる。
■土曜日は午前中の早いうちから灼熱の京都でジョギングをしてきた。とはいえ、寝不足もあれば仕事のプレッシャーや、一週間の累積した疲れなどもあり、自重していつもより短めの 8.3 km。
この7月は世界的にも日本でも記録的に暑い7月だったそうだ。もし、さらに暑くなって、電気・ガスがひっ迫したらどうしたらいいのだろう。
答えは簡単だ。7月から8月は、皆、休めばいい。エアコンが普及する前はそうだったのではないだろうか。