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火曜日しばらく雑記帳・2023 CW37
この何か月かかかって取り組んでいた問題がどうやら解決したようだ。あっけないといえばあっけない、なんだそんなことか、早く言ってよー、という原因だったし、先週まで膠着状態だったのが急展開で一気に解決へ向かったのだけれど、そこに至る過程は困難を極めた。
じゃ何がよかったんだろうか、と振り返ってみると、たまたま最初にコンタクトしていた人が優秀だったから、とか、たまたまこの人とあの人がこの部分を担当してくれたから、とか、たまたま一見関係のないような別の話を聞いてピンと来たから、とか、欲しい実験結果がそのときたまたま出ていたから(今から思えば確率は低かったのに)、など、そのような沢山のことがあれこれ思い起こされ、やはり、運が良かったというのが大部分だとしか言いようがないように思う。
運がいい、運がいい、と書くとせっかくの運が逃げていきそうな一抹の不安はあるものの、まぁそれならそれでいいだろう。きっと、この文章を読んだ人は私から逃げていく運を受け取って運が向上することだろう。
・・・・しないかもしれないが、そこは笑って許してほしい。
運がよくても悪くても、なんだか先がわからなくても、空回り気味で気分が落ち込んでも、何かしら頑張っていると、どこからか、ふと手が差し伸べられてくるものだといつも思う。
とはいえ、たとえ何かがうまく行っても、いつになっても、何かがうまく行くことには慣れてない。
「愛してる」と決して言わない人がいる
ハードボイルドなわけじゃない
「愛してる」と決して言わない人がいる
子どものように
その言葉を言ってほしいと願ってる
■スダチが出回り始めた。青柚子やカボスなども楽しみな季節だ。
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空心菜と豚の炒め物中華風、ツルムラサキ、出汁巻き、しば漬けに雑穀入りご飯。すだち。
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茄子と万願寺と鶏の地中海風、オクラ、ミニトマト、出汁巻き、しば漬けに雑穀入りご飯にふりかけ。 スダチ、ぎゅっと絞って夏の終わり。
出社しない日の昼も弁当を作って一日を整えよう、とだいぶん前に書いたような気もするが、ほとんど実行できていない。やはり、リモートワークの日は、朝から気が急くし、必要がない単なるルーチンをいれようとしても結局定着しない。
そういえば、今年は、例年より木耳をよく使っているような気がする。以前に木須肉の弁当の写真をシェアしたように思うが、簡単にして美味しく、食感もプリプリ・コリコリと普段の料理とちがう独特のものとなるので楽しいものだ。
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きくらげと豚と卵を炒めて作る木須肉
私は、最近、万願寺唐辛子も入れるがこれがまた美味い。
夏の野菜というと冬瓜。夏に収穫して冬までもつので冬瓜というらしい。関西ではポピュラーで手頃なカットで手頃な価格で売られている。
先週は、冬瓜とスペアリブの炊いたの、を作った。
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骨からするっと外れてホロホロに柔らかい豚肉と淡い冬瓜の風味が生きて美味い。
おおざっぱなつくり方は次のとおりだ。
冬瓜は皮をむいて大きめの一口大に切っておく。スペアリブは一度茹でこぼしてから、一時間ほどじっくりと弱火で茹でて、それにカツオ出汁と昆布出汁(私は顆粒のを使ってます)を投入し、冬瓜を投入してさらに1時間ほどふたをして炊く。最後に薄口醤油で軽く味付けして、火を落としてしばらくおいて味シミさせれば出来上がり。
スペアリブを茹でる前半の1時間は、ショウガやネギを加えて風味を加えるとなおよし、泡盛を加えて茹でれば沖縄風。
そしてカリー。チキンカリーを2種...というかほぼ同じものを違うアレンジメントで。
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茄子と万願寺の焼いたの、そして青唐辛子を付け合わせて柔い自分の心に喝!雑穀入りご飯とともに
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プーリーを揚げて食べるのがまたよし
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スターターは、クミンシードにコリアンダーシードとマスタードシード、メインのスパイスは今回も自分では挽かず MDH のチキンカリーマサラとガランマサラ、ヨーグルトで煮込んで少し酸味のある私流。
プーリーは強力粉と薄力粉を 1:1 塩少々を混ぜて、水 1 弱 を回しながらこねていく。まとまったら休ませて、さらにこねてからもう一度休ませ、分割して丸くのばして高めの温度の油で揚げればOK。ぷくっと膨れて爆発しそうでいつも緊張するが大丈夫のはずだ。
3週間前に鱧(はも)を食べたときはフライにしたが、今回は天ぷらにした。やはり、私が自分で作る場合は、どちらかというと断然、フライのほうが好みだ。
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■先週からひっかかった音楽を少し。
1.サルヴァドール・ソブラル (Salvador Sobral) とシルヴァナ・エストラーダ (Silvana Estrada) との共演、"De la mano de tu voz" が聴かせる。
この動画は導入が長いが、歌を聴きたい方は、1'15"あたりから聴くとよいだろう。
サルヴァドール・ソブラルは時々紹介したことのあるポルトガルのシンガー・ソングライター、ルイーザ・ソブラルの実弟だ。
そして、この曲で初めて知ったのだが、シルヴァナ・エストラーダは2022年にデビュー・アルバム "Marchita"をリリースしたばかり、ブラジルの新進女性シンガーソングライターということだ。
Webでざっと調べてみると、いつも参考にさせていただいているムジカ・テーハに紹介記事があった。
2.先週も紹介したドロタ・ミシキェヴィチ (Dorota Miśkiewicz)、トニーニョ・オルタのデュオ、先週リリースのシングルは、ブラジルのベーシストミシェル・ピポキーニャが共演している。
新しく知った人の曲に、自分がひいきにしているミュージシャンが共演していると、妙に嬉しいものだ。
そういえば、この記事「ベーシストあれこれ1」でとりあげたインドのモヒーニ・デイ、待望のファーストアルバムが出た。元気のいいアルバムだ。
3.ブラジルの女性ボーカル、ヴァネッサ・モレーノ (Vanessa Moreno) とピアノのサロマォン・ソアーレス (Salomão Soares) の新しいシングル‘Lança Perfume’ が素晴らしい。軽く楽しい演奏だ。是非、聴いてみてほしい。
4.上原ひろみが NPR の Tiny Desk Concert に出演した。センセーショナルなデビューの新しいバンド Sonicwonder でニューアルバム "Sonicwonderland"からの演奏を聴かせる。
トランペットを加え、エレクトリックの効果も上品に楽しく加えて不思議なアンサンブル、新しい音楽が提示されていて好感だ。上原ひろみはこれからもさらに進化していくだろう。
本当に楽しみだ。
5.マレーシアの歌姫、シティ・ヌールハリザ。今年のニューアルバム "SITISM" から。
のびのある優しい力強い声で癒される。
Cinta (チンタ)は日本語で「愛」。愛があふれるマレーシアの歌姫。
6.ジェイク・シマブクロの新しいアルバム "Grateful" がリリースされた。2枚組で全23曲、全体的にボーカルを迎えてゆったりとした曲ばかりで、彼ならではの超絶技巧を聴かせる場面はほとんどない。
まだ全部をちゃんと聴けていないのだが、心の余裕があるときにぜいたくに時間を使ってゆっくりと聴きたいものだ。
■先週末は台風が襲来した。金曜日は川崎のラボに顔を出そうとおもっていたが中止にした。幸い、新横浜の事務所近辺では、8日の午前中こそ強い雨が降っていたが、午後には緩くなり、風もたいしたことはなかった。
明けて9日の土曜日の朝はまだ霧雨のような雨が残っていたが、10時には止んだので、恒例のジョギング、13.8km 走ってきた。気温が低くて太陽の強烈な照射もなく、快調。楽に走ることができた。とはいえ、体感の湿度は120%、汗はたっぷり 3 L ほどかいた。
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Y.T.D. 438.6km 計画比 99.4% 今年のゴールは640km 順調だ
■台風が来て何が怖いといって、事務所(単身赴任で滞在しているマンションのこと、念のため)のエレベータを止められてしまうことだ。エレベータのドアが外にむき出しになっている建物の構造なので、年に 1- 3 回、台風のシーズンと雪のシーズンに止められてしまう。
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事務所は7Fなので少々きつい。予想されるときには、一日事務所に籠る覚悟で、ビールを買いだめしておく。
幸い、今回はたいしたことなく、エレベータを止められることもなかった。