火曜日しばらく雑記帳・2024 CW02
正月は2日の午後から娘一家が遊びに来た。孫娘は会うたびに知恵がついて成長しているのに驚く。そして、みな、よく喋りよく笑いよく食べる食べる。
3日は京都水族館に連れて行った。それほど大きな規模の水族館ではないが、オオサンショウウオの展示が目玉で、オットセイとアザラシ、ペンギン、若狭の海をテーマに巨大なエイや大小の魚たちが回遊する大水槽、怪しく光るクラゲ、チンアナゴや色彩鮮やかな熱帯の魚、イルカプログラムなど十分に楽しむことができる。
※いわゆるイルカショーではなくイルカプログラムだ。
いくらか写真を貼っておこう。
4日の昼イチの新幹線で北九州は小倉へ帰って行った。
3人を京都駅まで送ったついでに、京都駅ビルの8Fにある京都府旅券事務所でパスポートの更新の申請を済ませてきた。ここのところ数年、海外出張の機会を失っているし、今のところ近々の海外は予定がないのだが、いちおうまた10年のパスポートで更新することにした。
年始の午後はやはり混む。書類のチェックを終えて整理券を受け取ったら 33人待ち。それでも1時間半かからずに申請手続きは完了した。
現パスポートをパラパラとめくれば、浦東、北京、杭州、蛇口、金浦、ヘルシンキ、フランクフルト、アムステルダム、パリ、NYC、NEW、成田、羽田、関西、中部、福岡...それぞれがそれぞれにちょっと苦しくちょっと楽しい、そんなこれまでの仕事のあれこれを思い出す。
4日から京都の自宅リビングでフル稼働、早朝から午前中に必死のパッチで仕事をしていたこともあって、申請手続きが終わった14時半まで食事抜き。
遅い昼は京都駅の立ち食い蕎麦で、鶏天蕎麦。
出汁が効いて美味しいけれども蕎麦にはちょいと薄味すぎか、鶏天は予想外に大きくてボリュームは満足度高いものの、少々固くて食べにくい。かまぼこは Good。ま、良くも悪くも期待どおりの美味しさという感じだ。
5日も一日がっつりと仕事、6日は久しぶりに京都の木屋町四条にある馴染みのスナック Mick を訪ねて来た。
先客は若い女性が二人、幼馴染のソウルメイトだそうで、二人のおしゃべりが楽しい。横から私が老害コメント。次第にママさんと4人でカラオケを熱唱。
令和のカラオケはいかに、と思ったら、中島みゆきに globe、奥田民生、クイーンに、S&G, Bob Dylan ..... 20年くらい前の平成の西三荘を思いだす。私が歌ったのは、Queen "We Are the Champions," S&G "Bridge Over Troubled Water," 布袋寅泰「スリル」と喉をつぶす熱唱系。
「私は生まれつき人の顔をうまく区別できないんだよね」
「そもそも、島村さんって、人に興味ないだけでしょ」
・・・なかなか鋭い。ぐうの音も出ない...。
Jamesonのオン・ザ・ロックを楽しみ、最後に "Hey Jude"を皆で合唱してから22時前に切り上げて帰ってきた。
■ 先週にひっかかった音楽をいくらか。
1.先週、ベトナム出身の女性シンガー、フオン・タン (Hương Thanh)について書いたが、日本語表記ではフン・タンとなっていることもあるようだ。ươ の2重母音は ư (口を横に開いてウ) のあとに ơ (アとオの中間) を続けて発音する、頭の子音 H は日本語のフと同様、ng は鼻にかかるン、ということだから、合わせるとやはりフオンだと思うのだがどうなのだろう。ngが末尾でơ と結合する場合に ơ が無視されるほどに軽く発音され、むしろフンのほうが適切ということがあるのだろうか。
いくらか調べてみている中で、いずれの場合でも、日本語表記では同姓同名になる Phương Thanh というベトナムの女性歌手がいることも知った。頭の子音 Ph は英語のFと同じような発音のフだというから、ベトナム人には異なる発音の苗字なのだと思う。
XUÂN HẠ THU ĐÔNG (春夏秋冬 39)
こちらはベトナム地元の歌謡曲という感じで、ボーダーを超えたというより、ボーダーの内側、また違った感じでとても楽しめる。
やはりアジアの歌謡はいい。
2.アメリカのジャズ・ピアニスト、アラン・パスクァのシングル "Milagro"
この曲は 1994年のアラン・パスクァのデビューアルバム "Milagro" のタイトルソングだということで、このアルバムには、ベースにデイヴ・ホランド、 ドラムスにジャック・ディジョネット、テナーにマイケル・ブレッカーという豪華メンバーで好評だったらしい。
2000年リリースのピーター・アースキン (ds) のライブアルバム "Live at Rocco"でも聴くことができるし、度々演奏しているようだ。今回のシングルは一聴したところ、1994年のものと同じ演奏のように思えるが、どうだろうか。
ボブ・ディランのアルバムで私が大好きな2枚 1979年の「武道館」や1978年の「ストリート・リーガル」で、アラン・パスクァがキーボードを弾いているということは、今回、この記事を書きながら調べていて初めて知った。不思議といろいろつながりがあるものである。
バイオリンのスカーレット・リヴェラを全面的にフィーチャーした 1976年の "Desire"やエキセントリックなローリング・サンダー・レビューと、1979年の "Slow Train Coming" からキリスト教3部作の間の、キャリアの中である意味谷間のような時期と思うが、そのぶんリラックスした演奏で、ルーズで華やかなサウンドが魅力的な時期だ。
3.ポーランドの女性シンガーソングライターのカリ・サル。去年も雑記帳で2回ほど取り上げた。先週リリースされた新しいシングルはポーランドのバイオリン奏者・作曲家のAdan Baidych (アダム・バウディヒ)、スウェーデンのピアニスト・作曲家のヤコブ・カールソンの "Wolf."
バイオリンの絃を弾いて出す音だろうか、ちょっと新しい感覚の音だ。
アダム・バウディヒ、ヤコブ・カールソンとも、以前に紹介した Kari Sal の "If I Go Away” で共演している。
ムジカテーハ (musica-terra.com) に解説があった。
ヤコブ・カールソンも、まだそれほど聴けていないのだが、1970年生まれでスウェーデンの気鋭のジャズ・ピアニストということだ。
きっとアルバムがリリースされるだろう。楽しみだ。
4.たった今、ニュースが飛び込んできた。八代亜紀が昨年12月30日に逝去されたとのことだ。
取り急ぎ、2012年のジャズを歌ったアルバム、「夜のアルバム」をシェアしておこう。
R.I.P….
■ 今年のジョギングは、予定どおり6日の朝に 15.2 km 年末の最終と同じ京都のコースを走って来た。
年末にシェアした目標どおり、今年の目標は去年より 30km 落として 610km だ。また、長い旅の第一歩を踏み出した。
■ みなさん、年末年始はゆっくり過ごせただろうか。私は、27日からの約2週間の休暇の中で、ジョギングをはじめ、読書、掃除、墓参り、などなど、仕事もしっかりしたし、だいたい計画どおりの年末年始だった。
そういえば、年越しといえば、この人はやっぱりすごい。ドバイのブルジュ・ハリファ。
とはいえ、能登の地震に、JAL機と海上保安庁の飛行機の衝突事故、小倉の火災など、ショッキングな事件が続き、一向に心が晴れず、なんとなく不安な落ち着かない気持ちでいる。
パレスチナの戦争もいっこうにやめる気配もない。理由はいらない。即時停戦を求めるものである。