宮崎市 旧BonBeltaからくり時計¿
2023.08/15
宮崎市にて非常に興味深い時計塔を見てきました。
発見は時を遡ること2023.06、グループのメンバーであるギルカ氏と会う用事があり鹿児島から宮崎に出向いた事がありまして、その際にこの時計の近くを通り、「やたら派手な時計があるなあ…」と思っておりました。
そして、時を戻しまして快活で食べる晩飯を買うついでに「そういえば」と言う事で行ってまいりました。
後になって分かりましたが、この時計塔も設備時計専門の写真集「時の表情」にて掲載されており。
当時は外周のポールが六芒星をイメージしたデザインだったらしく、現在は見ての通り、折れたように思えましたが、フィレット加工された頭が見えているので、どちらかというと押し込まれた感じなのですかね...?
また、時計も当時は太くてもう少し長い針が使われていたようですが、コチラも交換済みのようです。
そしてこの4ヶ所のポッチが気になりますが…
どうやらフラッシュライトのようですね。9時位置だけ残っており、それ以外は無くなっておりました。
当時の写真と比較すると、かなり満身創痍な状態ですね…
スピーカー
細かく見ていると、スピーカーのような穴を見つけました、当時衝撃を受けた記憶です。
本体の根本を見てみると、時計専用のようなケーブルを見つけ辿ってみた所、右後方にある柱にあるボックスに繋がっておりました。
制御装置
下から「催事・時計盤」中央「親時計盤」最上部「BGM」と書かれたテープが貼られていました。
催事・時計盤
催事と言う事は、おそらくイベント向けの演出が可能だと思われますが、これが定期的なからくり時計のようなものなのか、人が企画したお祭りに使う為のものなのか、コレだけでは不明ですね。
後に書いてある時計盤は下の親時計と被ると思いますが、この時計盤と言うのは恐らく「プログラムタイマー」のことを指しているのではないかと思います。
となると、催事というのは前者のからくり時計的な扱いではないかと、個人的には考察しております。
フラッシュライトの制御もおそらくここですかね。
親時計
その名の通り、時刻表示である時計の根幹部分です。30秒毎にこの親時計から信号が送られ、子時計の針を歩進しています。
BGM
そのままの通り、演出用の音楽が流れると思いますが、実際何が流れるのか気になりますね。
そして反対側の柱には「パウジンガー盤」「オレンジテント下スポットライトブレーカー」と書かれております。
オレンジテント下スポットライトブレーカー
オレンジテントってどういうこと?と思って調べていたところ、昔は時計周辺にテントがあったらしいですね。
これの照明だったようですね。
パウジンガーについては調べても分かりませんでした…
もしかして「バウシンガー」のこと?とも思いましたが…
やっぱりからくり時計?
記事書いてる最中に分かったことですが、この建物は以前BonBelltaという百貨店だったらしく、なんとなく検索掛けてみたら、上尾市の同じ百貨店でからくり時計が設置されてた事例があるらしく、尚更からくり時計説が濃厚になってきました。
BonBellta閉店後にこのポケットパークもリニューアル工事が加わったようです。破損部分も百貨店の頃の時点で既に起きていたようです。ざっくり10年以上前ですか。
偶然見かけたものですが、調べれば調べるほど気になる物件で実に面白い時計だと思いました。
今後、情報が入ればまた追記していきたいと思います。
では。