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心で書いた言葉


「へえ、読んでみよう」と思ってもらえるかどうかは、それが「心」をつかって綴られた文章がどうか。


読んだ人が忘れられないのは、「心」で書かれた文章であり、上手い下手とは関係がないものだ。



『“自分らしさ”はいらない』
松浦弥太郎著


自分の中で松浦弥太郎ブーム再来。
言葉を噛みしめたくなる。

ちょっとズキっとする言葉。


だけど、(ですよね〜)と言わざるを得ない。

心が震える作品からはそれが伝わってくる。

いいなぁ。人の心を揺らしたいな。


私は「頭」でばかり考えている。誰かの言った「常識」をどこからか持ってきて。


他の人の、心に届く表現を見ては羨ましく思いながらも、「心」で考えるのがツラい。

「心」で考えることは、自分を見つめるとともに、それ以上に相手のことを考える超ストイックな作業に思える。



最近、私は受け取ってばかりだ。


今日知った作家さん。
職場の人が教えてくれた。

作者さんが、〜ぼくが葉っぱ切り絵を始めた理由〜で、こんな話をされていた。

ぼくは、もともとただのサラリーマンでした。物忘れは多いわ、不器用で要領が悪いわ……。自分のことが自分でキライになるくらいダメ社員だったんです。

これから普通の人の「フリ」をして働くか、ADHDとして配慮を受けながら働くのか。

…ぼくは正直どっちも嫌だった。
どうせなら、ぼくにしかできないことで周りから必要とされたい。でも、色んなことから逃げてきたぼくに何ができるのか。

アートのひとつとして始めた切り絵は、作品が多すぎてなかなか見てもらえない…。
貯金は残り2万円。
このままアートを続けるか、あきらめて仕事を探すか。

ぼくはアートを選んだ。
死ぬほど辛かった仕事に戻るくらいなら、死ぬほどアートをするほうが全然マシだ!


そうして、偶然「leaf art」に出会い、公園の葉っぱ探しから始める。

この優しい世界観は、作家さんが心で考えて死ぬ気で生み出したもの。

海外でも注目され、個展では出した作品が即完売するようになっている。

心で考えたものは、心を掴む。

心で考えてつくったものに、人は時間とお金を使う。

そんな時代がくる……。



と、まぁ、色々書いてみたけど


しっくりこない。


やっぱりテキトーにやろう。

誰の役にも立たないもの書こう。

超〜独りよがりなもの作ろう。




それで、たまに見てくれるめっちゃレアな人に感謝する様にしよーっと。


一瞬憧れたけど、やっぱ死ぬ気で頑張れないやー。




気まぐれでごめんなさい。
いつも、ありがとうございます😭

#松浦弥太郎 #読書録 #言葉 #繊細さん #HSP

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