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サンリオのリブランディングから学ぶマーケターが持つべき【4つの社長の視点】②
今回も引き続き、サンリオさんの講演の内容からマーケティングにおいて大切にしたい視点のお話しをしていきます。
とても勉強になる部分が多く、今後私も生かしていきたいと強く感じましたのでとてもボリュームが増えてしまい、、、、
今回から数回にわたってこの公演から学んだ情報を発信していきます。
=========講演について=========
スピーカー:サンリオCMO 木村真琴さん
講演名:ブランドを再び輝かせる提供価値の再定義
~この難局をサイバイバルするために~
========================
こちらを拝聴し、具体的に
・マーケターが持つべき4つの社長の視点
・キティーちゃんのリブランディング
・ぜひ注目したい注目のユニット“はぴだんぶい”
・オンラインライブ
の情報をお届けします。
初回のテーマは
・マーケターが持つべき4つの社長の視点 2つ目
ついてご紹介します。※念のため、今回は全くサンリオの話が出てきません、、ご了承ください。
2つ目の視点は
顧客を理解するという意味合いの視点です。
マーケティングを行う上で大切なのは顧客を理解することですよね。
その顧客を理解するうえで、今回の社長の視点は一歩上を行くというか、
とても腹に落ちたというか。
当たり前のことなので皆様も改めてこういう視点を持っていただく
きっかけになれば幸いです。では、本題に入っていく前に。
皆様、最近のCMどんなものが多いかわかりますか?
答えはお分かりですかね、、、
コロナ関係ですよね。
なぜかというと、このコロナ関係のことが、
今多くの方にとって一番関心がある、今とても大切なことだからです。
今回のテーマである2つ目の社長視点とは、ずばり、
【世の中の人間を理解する】こと
マーケティング施策を考えるうえで、
顧客を理解する必要がありますが
ペルソナを考えるとか、近年は特に顧客に寄り添い
声を取り入れるなど、と徹底的な客満足度に焦点を当てた
カスタマーサクセスなどいろいろな視点があると思うのですが、
今回の視点、
【世の中の人間を理解する】こと
は、それよりもちょっと上の視点というか、
全体を俯瞰するような視点です。
自社の顧客や、商品とは一度離れ、今の人に何が必要なのかを、鳥のように俯瞰ような視点ですね。
今の世の中、人間に必要な物や、
今の人間の関心ごと、欲求、不満、それを一度自社の商品やサービスから切り離して考える。
先ほどのコロナ関連のCMで考えると、世の中には
コロナに感染したくない、(周囲の大切な人を)感染させたくない
という強い欲求がありますよね。
そこで多くの企業はこの欲求を満たすのは自社の商品ですとPRするわけですよね。新商品ももちろんあると思いますが、おそらく多くの商品が、既存の商品に“除菌”や”抗菌”の機能を加えたり、何ならすでに“除菌”や”抗菌”をもっていたもので、アピールする部分を“除菌”や”抗菌”に変え、
コロナに感染したくない、感染させたくない
という強い欲求にアプローチした、と考えられます。
もう一つ例を出して考えてみます。
今は春ですからイベント盛りだくさん。今後起こりそうな欲求だと
以下のようなことが考えられますよね。
・お花見ができない
・卒業旅行ができない
・新入社員が全員が集まれない
そんな欲求を満たすものを自社の商品やサービスでできないか考えるわけですね、さきほどのCMのように考えると、
・新商品 でもいいし、
・既存の商品 に追加 でもいいし、
・アピールする側面を変える でもいいわけですね。
私は今、動画をメインに扱っていますので、
・お花見ができない
・卒業旅行ができない
・入社で全員が集まれない なんていうニーズに、
【新入社員向けのお花見オンラインイベント】なんてパッケージを提供しつつ、研修動画とセットにしてみる、なんてサービスの設計ができました。
(↑もしいいなと思った、ご希望の企業の方、一緒に面白いイベントやりませんか!)
こんな感じです。
こちらのnoteをご覧の皆様も、
今の世の中の人に、何が必要とされているのか、
その欲求を満たす自社の商品やサービスはなんなのか、
この週末考えてみてはいかがでしょうか?
以上です、まだサンリオの事例がまたご紹介できず、、
恐れ入ります、、この視点に元図いて行ったリブランディングなので、
まず視点を先にご紹介させていただいております。
取り急ぎ次回は3つ目の視点をご紹介しますが、
その後、サンリオさんのリブランディングの事例をご紹介していきます。
ぜひお楽しみに!