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「ICT担当でラッキー」と思った話とミッドライフクライシス

僕は私立高校で教員をやっています。かなり楽しく教員生活をおくっています。

まあ楽しく教員をしているのですが、悩みが無いと言えばウソになるわけで・・・・

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教員人生このままで良いのかな?
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ちょっと前から「俺の教員人生このままで良いのかな?」とか、「今後、教員として何をしたら良いんだろう?」とか迷うことが出てきました。

「中年になっても人生迷うことあるんだな・・・」と思ってネットで検索していると、『ミッドライフクライシス』という現象があることを見つけました。

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ミッドライフクライシスとは?
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心や身体、環境などの変化を経験することで、自身のアイデンティティが揺れて心の葛藤が起きることを、ミッドライフクライシスと呼びます。この英語を直訳すると、中年の危機です。「自分の人生は本当にこれで良いのだろうか?」などと考え、これまでの生き方や自分自身に自信がなくなったり、悩んだりする期間が続きます。

https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/244

40代にはよくあることだと知れてちょっとホッとしました。令和の40代には悲しいことに「不惑」の概念は馴染まないようです。

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自分は何をしたいのか?
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とは言え、いつまでも悩んでいると、『ミッドライフ』が『レイトライフ』になってしまいそうなので、「自分は何をしたいのか」を考えました。

「何が僕の幸せ?」、「何をして喜ぶ?♪♪」、「わからないまま終わる・・・・・♪♪♪」、「そんなのは嫌だ!!!!!!!♪♪♪♪♪」

途中から気分は完全にアンパンマンです。

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学校システムの合理化を行いたい
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教師としての幸せは、「生徒の成長を見守る」とか「楽しい授業をする」とか「関わってる部活を強くする」とか色々あります。

もちろんそれらも魅力的ではあるのですが、「中年になったからこそ出来る何かは無いか?」と思ったんです。年齢を重ねることを肯定的に受け止めたいと思いました。

そしたら、「学校の様々なシステムの合理化をしたい」という希望が出てきたんですね。

「何故、この手順なんだ?」とか、「このプロセス・制度は本当に必要なのか?」と言った疑問はどんな学校でもあると思います。

ただ文句を言うだけなら誰でも出来ますが、「こういう風にやっていきましょう」と具体的な提案をして、実現まで持っていくのはかなり難易度が高いわけです。

ただ私も中年になり、若いころに比べれば説得力(?)的なものも増えてきたような気がします。

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説得力を得るために大事なことは
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ただ、「学校のオペレーションをこういう風に変えて行きましょう」と提案しても年齢を重ねるだけでは説得力は生まれないような気がします。

大事なのは「当事者である」と言うことだと思います。

例えば、教務部長の先生が、「進路をもっとこういう風に変えていこう」と言っても、「何であなたがそんなこと言うんですか?」って周りの先生は言うと思うんですよね。

教務の先生が進路に口を出すのは越権行為になるからです。提案者としての正当性が無いので説得力が減ってしまうんですよね。

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ICT責任者って良くないか?
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そう考えた時に「ICT責任者っておいしいな」って思ったんです。

ICTって多くの学校の業務に関わっています。教務にも、進路にも、生徒指導にも、広報にも関わっています。

ということは、「ICT」というワードを絡ませれば、学校の多くのシステムに関して当事者として発言権を得ることが出来るわけです。

「教務のあのシステムなんですけど、ICTを絡めるとこういう風にオペレーションが合理的になると思います。」とか言っても別に変に思われることはない。自分が今後やりたいことと、今の自分の学校内ポジションとの親和性が高いことに気づきテンションが上がるわけです。ラッキー!!!

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今後自分が関与できる領域を広げる戦略
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「ICT」というワードを使えば関与できる領域はかなり確保できそうです。とは言え、校則とか、カリキュラムとか「ICT」というワードでもリーチできない領域はあるわけです。

なので、もし関与可能な領域を広げるならば、自分のポジションに別のワードを付加することで関与領域を広げることは可能かもしれません。

そのワードは「学校ブランディング」だと思っています。

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学校ブランディングという最終ワード
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もし自分のポジションに「学校ブランディング」というワードを追加することが出来れば、おそらくほぼ全ての学校業務の領域に対して発言することが正当化されるはずなんです。

「学校ブランディングに関わるので校則を変えましょう」とか、「学校ブランディング的にこっちのカリキュラムの方が受験生から好感度が高そうです」とか言うのはそんなに変に聞こえないと思うんです。

とは言え、これをどう達成するのかってのが難しいわけですね。

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ブランディング≒広報と定義する
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ここから少しこじつけな感じもしますが聞いてくださいね笑。

僕は学校ブランディングに関わる領域は、コンセプトメイキングと広報活動だと思っています。

コンセプトメイキングは、「どういう風な学校にしたいか」ということですが、これは管理職のみが手を付けられる領域なので、このアプローチは厳しいわけです。

では広報活動で考えてみると、広報って「自分たちのイメージコントロール」だと思うんですね。周囲からどのように自分たちが見られるかコントロールするってことは、ブランディングだと思うんです。

だから広報活動領域の仕事量を増やしたら、学校ブランディングに隣接する領域を抑えることが出来る気がします。

ラッキーなことに、僕は学校の広報活動も携わらせてもらっています。だからこの領域の仕事を少しずつ拡大することで可能性は上がっていくわけです。

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学校版のBIチームを作りたい
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最近勉強していたら「BI」って言葉が出てきて、「あっ、こういうことやってみたい」って思ったんですね。

ビジネスインテリジェンス (BI) とは、ビジネス分析やデータマイニング、データビジュアライゼーション、データツールやインフラストラクチャ、またベストプラクティスなどを組み合わせて、組織がよりデータに基づいた意思決定を行えるように支援することです。実際には、自分の組織のデータを総合的に把握し、そのデータを使って非効率な部分を変更あるいは除去し、市場やサプライの変化に適応している場合、それは モダン BI であることは周知の事実です。

https://www.tableau.com/ja-jp/learn/articles/business-intelligence

もし「学校ブランディング」というワードを得て、何かを進めていく際に、根拠やデータを基にして色んな提案が出来ると説得力があがるわけです。

そう考えると、ICT担当者って、学校に関わるシステムの管理画面を見てデータを得ることが出来るので、BIチームも作りやすいわけです。

ICT担当者ってやっぱり良いじゃんと再確認しました。

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教育用データの確保が重要
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とは言え現時点ではBIツールも上手く使いこなせないですし、システムの管理画面を見ても何か提案をするにあたっての有意義なデータを抽出することはまだ難しい状態です。

僕がやるべきことは

①教育用データの標準化
②システム管理に関する知識を高める
③統計に関する知識を高める
④データの取得ポイントを増やす
 ※自動採点の導入は④の観点から重要

この4点になるかなと思います。

以上、長々と書いてきましたが、色々書いてる内にまたやる気が出てきました。頑張ります。


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