『初めての海外旅行は絶対パリ!』
ちょうど10年前の今日、小学生の時には既に決めていたその夢が叶ったのです。
そんな日のことを少し振り返ろうと思います。
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『初めての海外旅行は絶対パリ!』
10年前、良くも悪くもふと作り上げた逃避の時間に海外旅行に行くことに決めました。
しかし、同行者もわたしも初めての海外で、どうやって旅を手配したら良いものか分からず、代理店に相談。
思い付きを行動に移したがため、あまりに直前すぎて航空券が取れず、今からでも手配ができる場所に行き先を変更することを勧められたものの、珍しくわたしは「パリに行きたい」と我を通したのです。
普段は、どこに行くか、どこで食べるか、何をするか、など、自分の意見を言うことができず、周りに合わせがちだったわたしだけど、この時ばかりは絶対に譲ろうとはしませんでした。
結果、どうにかトランジットにてパリに行けることになりました。
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なぜフランスにこだわったのか
確か小学5年生の頃、授業の中で旅程を作成する時間があったんです。
海外でなければいけなかったのか、日本のどこかでも良かったのか、今となっては記憶は曖昧ですが、迷うことなく、行き先をフランスに決めたことを覚えています。
世界には196カ国もあるというのに、この時には既に強烈にフランスに、パリに、魅かれていたのです。
飛行機や電車やバス。
知らない国でどこからどこまでをどのように移動するのか、どこに観光に行くのか、今のようにインターネットが自由に使えない時代にどのように調べたのか。
しかし、壁新聞にわたしの熱を詰め込み、まとめた記憶があります。
(壁新聞って通じるだろうか?懐かしいな。)
この時には『初めての海外旅行は絶対パリ!』とわたしの中で決まっていたのでした。
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フランスといえば?
小学生の頃のわたしがなぜそんなにフランスに惹かれたのか。
朧げな記憶では、当時テレビで観た宝塚の『ベルサイユのばら』の影響かもしれません。
もしくは伯母に聞いた海外旅行の話に憧れたのかもしれません。
しかし、幼い頃も今も変わらないのは、フランスを感じられるものにとても心が惹きつけられるのです。
少し考えるだけでも、フランスを感じるわたしの好きなものがたくさん出てきます。
映画に本、人、スタイル、インテリア etc.
あらゆるものごとに影響を受けてきました。
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したいことをするの
そんなわたしが、10年前の今日、ずっと憧れていたフランスに旅立ちました。
今わたしはフランスにいる。
ただそれだけのことが嬉しくて嬉しくて、何をするでもなくパリの街の中を歩いたり、公園で一休みしたりなんでもないことすら特別でした。
ここはパリだけど、さながら気分は『ローマの休日』のアン王女。
アン王女が、ジョー・ブラッドレーとローマでの一日を楽しんだように、わたしは心の赴くままに、したいことを、したい時に、したいように過ごしたのです。
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旅の断片
そんなわたしの旅の断片を少しだけ並べておこうと思います。
他にも行った場所や食べたものたくさんあるけど力尽きたのでここまで。
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Bonjour
わたしのフランス旅は、天気にも人にもとても恵まれたと感じています。
しかし、特に印象的だったのは挨拶をすること。
日本ではお店に入る時、店員さんがお客さんへ挨拶するのが一般的で、お客さんは(店や関係にもよりますが)挨拶を返さないことの方が多いのではないかと思います。
しかしフランスでは、お客さんが店員さんへ挨拶をするのが普通なのだと感じました。
そしてその挨拶も「 Hello 」ではなく「 Bonjour 」が大事だということ。
初めての海外の上、ツアーなどではなく個人手配。
そもそも英語もそんなにできないし、ましてやフランス語なんててんでできないけれど、この挨拶のおかげで、拙くともたくさん人と関わって教えてもらったり、楽しんだりできたと思うのです。
次はどこへ行こうか
そして、この旅行をきっかけにわたしは旅をすることが一層大好きになりました。
一人でも海外にも旅行に行けるようになったのは、このフランスでの経験があったからです。
なかなか時間が作りづらいけれど、いつかまたフランスにもう一度暮らすように旅をしてみたいと思っています。
…
気がつけば、もう5年以上も海外に行ってないのです。
この5年の間に日本の良さを再認識もしたし、外に出ずともインターネットの中に広すぎる世界が存在して、何でもあるし、現地に赴かなくともいろんなものを知ることができます。
けれど、日常を離れて、新しい文化や景色に直接触れて体験、体感したり、考えることがすごく大きな財産となっていくのだとも思うのです。
シアワセなことに行きたい国や場所がたくさんあります。
じっくりと、わたしがしたいことを自分で叶えていきたいと思うのでした。
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