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柿の栽培記録|1月の振り返り
正月明けからは、来シーズンに向けての
管理・手入れの期間です。
こんにちは、鈴木農園です。
三重県伊勢市で柿栽培をしている農家です。
冬。
柿の木は葉を落として休眠期に入っています。
この休眠期に、一年間で伸びた枝の整理をして
来年も元気に実をつけてくれるように
剪定していきます。
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柿の木は、森に生えている樹々と同じように
自然のまま伸ばせば
どんどん縦に縦に高さをつけるように
伸びていきます。
しかし
木や枝が伸び放題になると
低いところに光や栄養が行き渡らずに
実をつけることができなかったり
弱って枯れてしまったり‥‥‥
高さが出てくると脚立を使っても手が届かなくなり、
管理もままならなくなってしまいます。
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現在の形だけでなく、春に枝や葉が
伸びてからは全体の密度や長さが変わるため
今後の手入れのしやすさも考えながら、
全体が同じように生長できるように
バランスを整えていきます。
元気な枝を残して、弱っているものを切り落とす。
新しい枝はどんどん生えてくるので
枝を更新させて全体のボリュームは維持するイメージです。
剪定した枝は結構な量があり、
邪魔になってしまうので集めて回収します。
剪定した枝や枯れ葉に病原菌がついていると
これから病気がでる可能性が高まるので
外に持ち出す、という目的もあります。
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地味だけど大変な作業のひとつです。
真冬ですが晴れの日には汗ばむぐらい動きます。
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休眠期の限られた時間の中なので
集中して進めていきます。