地銀でAI活用広がる
2020/12/8 日本経済新聞朝刊
各地の地銀で、人工知能(AI)を活用する動きが広がっている。顧客の返済能力を審査したり、振り込め詐欺などの疑いのある取引を洗い出したりする事務にAIを用いることで、行員は手作業が必要なより緻密な作業に集中できるようになる。利用者向けサービスの拡充と業務効率の改善の両立を目指す。
地銀はとても厳しい状況であることがわかる。菅政権で地銀再編という言葉も出てきたように改革が迫られている。
都市銀行と呼ばれる大きな銀行も支店を減らすなどの動きが強まっている。しかし規模が大きいため縮小はするものの、なくなるとは考えにくい。社会に合わせた対策をするだろう。
信用金庫・信用組合に関しては規模も小さく、地域に密着している。都市銀行、地方銀行とは違い顧客一人一人と対峙している部分が強みとなっている。細々とやっていくだろう。
最近ではネット銀行の利用者数が増えてきており、既存の銀行のポジションを脅かしている。
地方銀行は信用金庫・信用組合ほど顧客との距離が近くないし、都市銀行ほどの力をもっていない。地方銀行が厳しくなると言われている所以はこの部分にあるだろう。今回のAI導入も都市銀行は取り組み始めているだろう。地方銀行は今後ますます難しくなる。
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