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【まとめ記事】Recoの日本古代史逍遥

 最近、古代日本史に興味があります。
 沼にはまっているというか、迷路に迷い込んでいます。
 調べれば調べる程、いろんな資料が飛び出して、それらがどんどん繋がっていきます。それが面白いのですが、繋がりすぎです(苦笑)。私の頭の中はこうです。

  A  ┳B ┳ C  ┳D
 A2┿B2┿C2┿D2
 A3┻B3┻C3┻D3

 全てが繋がってモヤモヤしています。どこへも進めない沼ではなく、どこへも進める迷路、あみだくじです。
 真相(史実)は「A→B→C→D」なのですが、『浦島太郎』にしてもバリエーションが多すぎて(古代の話の基本は口伝なので、伝言ゲームの途中でおひれがついたり、肝心なことが省略されて)、「A→B2→C→D3」が史実であると考えてしまうこともあります。
 このブログは3年間やってますが、3年前の記事を読むと、「A→B3→C2→D2」と書いてあって、「違うだろ」と、こっそりと加除修正した記事もあります(笑)。(有料記事やメンバーシップ限定記事の加除修正については、noteから加除修正の連絡が行ってると思います。)

 よく「古代史の謎」と言いますが「謎」では無いです。物は揃ってます。必要以上に。問題はその物の解釈です。同じ物を使っても、解釈によってA説、B説、C説、・・・と分かれていますが、もう答えは出てると思いますよ。その多くの説の中の1つが史実です。

 さて、日本古代史上の超有名人と言えば、卑弥呼台与です。
 私は、
  卑弥呼は、伊勢神宮(内宮)に天照大神として祭られ、
  台与は、伊勢神宮(外宮)に豊受大神として祭られている。

と考えています。

──天照大神は九州の日向国の神で、豊受大神は豊国の神である。

だとすれば、九州の神々を調べる必要がありますが、九州独自の神々の体系は、大和政権が編纂した記紀に合わせて変わったようです。
 たとえば、

豊前国一宮・宇佐神宮の八幡神は、
・一之御殿:八幡大神 (誉田別尊、応神天皇)
・二之御殿:比売大神 (宗像三女神)
・三之御殿:神功皇后
と考えられていますし、

  高良玉垂命(筑後国一宮・高良大社のご祭神)
    ┣与止姫命(淀姫命。肥前国一宮・與止日女神社のご祭神)
  玉垂姫命(高良大社の横の豊比咩神社のご祭神・豊姫大神)

は、現在では、

  高良玉垂命=武内宿禰
    ┣武内宿禰の9人の子たち(九柱神社のご祭神・九体皇子)
  玉垂姫命=神功皇后

と考えられています。

 仕方ないといえば、仕方ないのですが。
(詳細は↓の記事に書いておきました。)

  伊勢神宮(内宮)の神は九州王国の神で、
  伊勢神宮(外宮)の神は旦波王国
(※)の神である。

※旦波(たには)王国=丹波+丹波+但馬(通称「三タン」)+若狭
とする説は遠く離れすぎているので、

  伊勢神宮(内宮)の神は旦波王国の天火明命で、
  伊勢神宮(外宮)の神は旦波王国の豊受大神である。

ならありかもしれません。
 伊勢神宮(内宮)に旦波王国の天火明命(天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊)を遷すのに尽力したのが物部一族の丹波日下部浦島太郎で、それから400年以上たって現れ、伊勢神宮(外宮)に旦波王国の豊受大神を遷すのにも尽力した。大和政権としては、伊勢神宮(内宮)の神が男神だとは知られたくないのでお伽噺仕立てにした(のだと私は考えています)。

<Recoの日本古代史逍遥>

    卑弥呼→邪馬台国
     ↑
安曇氏→神功皇后→仲哀天皇→応神天皇(八幡大神)
卜部氏→中臣氏→藤原氏     ↑
       熊襲→土蜘蛛→塵輪鬼→鬼
               ↑
  浦島太郎(日下部氏)→真名井御前→丹後王国


0.日本古代史逍遥の醍醐味


1.仲哀天皇と神功皇后

※『日本書紀』「仲哀天皇紀」

※『日本書紀』「神功皇后摂政紀」

※福永晋三『新説 日本書紀』「神功皇后」

※神功皇后を描く。

※神功皇后と住吉三神

※住吉大神(向匱男聞襲大歷五御魂速狹騰尊)の正体。

※土蜘蛛・田油津媛との戦い

※塵輪鬼(じんりんき)は八岐大蛇か?

※「鬼」とは何?

※神功皇后の三韓征伐

※神功皇后の故地巡り

2.応神天皇(八幡大神)

※宇佐神宮の本来の神は姫神=阿加流比売か?

※八幡大神出現の地

※八幡神はキリストか?

※応神天皇のご両親はどなたか?

※応神天皇から新王朝?(王朝交替説)

3.邪馬台国

※「邪馬台国」の読み方

※卑弥呼(日巫女)とは誰のことか?

※神功皇后は卑弥呼か?

※田油津媛は卑弥呼か?

※卑弥呼の鬼道

4.浦島太郎(日下部氏)

※「浦島太郎伝説」の紹介と真相を探る。

※世界の、中国の、日本各地の浦島太郎伝説の紹介

※中国の伝説(『本朝通鑑』)

※横浜市の「浦島太郎伝説」(神奈川県)の紹介

※知多半島の「浦島太郎伝説」(愛知県)の紹介

※本来の『浦島太郎』はハッピーエンド

※赤淵神社の日下部氏系図(日下部氏=孝徳天皇後裔説の検討)

※高良大社の大祝家に伝わる『草壁氏系図』から考える。

※浦島太郎は月読命の後裔!?

※「浦島太郎伝説」の真相。

5.真名井御前

※真名井御前とは?

※真名井御前の邪魔をした神々

※与毛星和『冥官小野篁 浦嶋子伝説と真井御前』

6.旦波王国(丹後王国)

─ 旦波(たには)王国=丹波+丹波+但馬(通称「三タン」)+若狭 ─

※『但馬故事記』の真偽

※丹波王国は投馬国か? 邪馬台国か?

※「旦波(たには)王国」の真髄


7.卜部氏→中臣氏→藤原氏

※卜部氏、中臣氏、藤原氏の系図など。

※「藤原氏」とは何者か?

※春日大社と大原野神社

8.安曇氏

※安曇氏系図

※春日若宮おん祭の細男(安曇磯良)と翁(金拆命)

※鹿島神は志賀島神・安曇磯良だぁ!

※玄界灘は神道発祥の地

9.古史古伝『秀真伝(ほつまつたゑ)』

※『秀真伝』とは?

※一糸恭良(いときょう)先生に『秀真伝』を学ぶ

※原田峰虎氏解説『秀真伝』

※『秀真伝』にみる安曇氏

10.阿波国

■まとめ

※内容のまとめ動画

※なぜ歴史を学ぶのか?


日本古代史界隈が阿波以外の地域でも盛り上がることを願ってやみません




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レコの館(やかた)
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