診察の日
専門の先生がいる日が、水曜日ということで
2日待ち、大きな病院で再びMRIをして、膵臓の腫瘍を調べる母。
15時の予約です。
妹と祖母も一緒に。
わたしたち兄弟は、知識がないもので、手術ができる状態で、
なおかつすぐにでもオペを希望していたのですが、
先生によると、
MRIの結果、
やはり初期の膵臓癌で、ステージ1か2。
手術ができる状況では有り、まず始めに抗癌剤をして
少しでも腫瘍を小さくしてから、手術、そしてその後また抗癌剤。
全て合わせて1年程かかるとのこと。
抗癌剤は入院ではなく、外来。と、飲み薬。
とても大きい手術なので、お腹開けてみて癌ではなかったときに大変なので、
細胞診をして確実に癌とわかれば
即手術の可能性もありとのことでした。
ただ膵臓はとても厄介で、手術して確実に腫瘍がとれるかと言ったら難しく、再発率も高い。
何もせずこのまま手術をすれば
5年生存率40%程。
手術前に抗癌剤をすることで、生存率を50%にあげていく様です。
とりあえず、膵臓あたりがチクチクする母は、
膵炎を治す薬をもらい、飲むことになりました。
そして膵臓癌ではない可能性も少しはあり、
それは細胞診(腫瘍に直接針を刺し、調べるもの)の結果次第で
またこれからの流れを決めましょう。ということになりました。
ただ、このMRIの結果を見る限り、
ほぼほぼ膵臓癌です。
と先生は言っていました。
そして、手術後再発したら、もう手術はできないと。
とにかく安心したことと言えば、
手術ができること。
膵炎が起こったことによってわかったこの膵臓癌。
急に世界が変わったように、意味がわからないくらい悲しいけれど、
とりあえず、私は、母が細胞診をして検査結果が出るまでは、
膵臓癌ではなく、膵炎だ!!!!
と思って過ごすことにしました。
そして、次の日、別の病院にて
PET検査をすることになりました。
PET検査とは、
CTやMRI等の体の構造をみる検査とは異なり、
一回の撮影で、細胞の活動状況を画像でみることができるので、
組織の活動や、良性・悪性の識別をすることができるものです。
妹とわたしが一緒に行くことになりました。